『リボーン』は『エルドライブ』と同じ世界かも……? 声優・村瀬歩さん、早見沙織さん、鈴木達央さんの三人がアニメ『エルドラ』を熱く語る!

1月8日(日)12時0分 アニメイトタイムズ

 『家庭教師ヒットマンREBORN!』の天野明先生が描く大人気漫画『エルドライブ【ēlDLIVE】』(以下、エルドライブ)が、2017年1月よりTVアニメとして放送開始! 本作は、『少年ジャンプ+』に掲載され、最新刊として7巻まで発売されています。宇宙警察「エルドライブ」にスカウトされてしまった少年・九ノ瀬宙太(ここのせちゅうた)が、未知なる世界に挑む姿を描いた宇宙警察活劇です。次々に現れる宇宙人犯罪者たちと宇宙警察エルドライブの笑いあり、涙ありの戦いが人気を博しています。

 個性豊かなキャラクターが魅力の『エルドライブ』。今回はメインキャラクターたちを演じる村瀬歩さん(九ノ瀬宙太役)、早見沙織さん(其方美鈴役)、鈴木達央さん(レイン・ブリック役)の3名の声優陣にインタビューをお届けします。作品の見どころ、キャラクターの特徴など、様々なことを伺っていきました。また、使ってみたい超能力の話題ではみなさんの個性が垣間見える瞬間となりました。すべての世代の心に響く王道のジャンプ漫画!
──まずは作品の印象をお聞かせください。

村瀬歩さん(以下、村瀬):王道のジャンプ漫画作品ですよね。その中に、今の時代だから描けることも含まれているんです。辛いことがあっても周りに助けられながらなんとか立ち向かっていく、ナイーブさに溢れた温かい作品だなって感じました。

早見沙織さん(以下、早見):凄い、全部言われちゃった(笑)。

村瀬:ええ!?(笑)

早見:(笑)。そうですね。今読んでも十分楽しめる作品ですが、きっと私が学生時代に読んでいたら凄く影響を受けちゃったんだろうなって思います。宙太は男の子ですけど、性別を問わずみんなが共感できる部分を持っているんですよ。伝えたいことはあるんだけど、それを上手く表現できなかったり、自分の中でモヤモヤしていたことがふとしたきっかけで少しずつ変わることが出来たり。そんな成長する様子は、中学生らしいなって思っています。

鈴木達央さん(以下、鈴木):全年齢で、それこそ、小さな子供からお爺ちゃんお婆ちゃんまで、どの年代の人が見ても楽しめるんですよ。個性的なキャラクターの活躍に小さい子は楽しんでくれると思うし、、キャラクターたちと同世代であれば歩(村瀬さん)が言ったみたいに共感できる部分が出てくる。それでいて小難しい話でもないから、あまりアニメを観ない人でも楽しめるんです。バランスが良いんですよね。いろんな世代の人が楽しんで見られるから、家族みんなで観てね、と薦めたい作品だと思っています。──温かい世界観が生まれているのは、個性豊かなキャラクターたちも一因していると思います。みなさんの演じているキャラクターはどんな印象がありましたか?

村瀬:僕が演じた九ノ瀬宙太は、どこにでもいるような中学生なんですけど、ある出来事のトラウマで内向的になっていて、何にでもあと一歩を踏み出す勇気が持てなくなってしまっているんです。恵まれた環境にいることもあって、「そのままで良いや」と思ってるんですけど、でも「やっぱりどうにかしなくちゃ」とも感じていて。いろんな人と出会って段々と成長していく、とても主人公らしいキャラクターです。早見:美鈴(其方美鈴)はエルドライブの一員で、宙太と同じ中学校で学生生活をしています。クールな性格で、興味のない子には全然積極的じゃない女の子ですね。宙太のことを凄くライバル視していて、「なんでこんな少年がエルドライブに……」って思ってるんですよ。

鈴木:同じ歳なのになね(笑)。

一同:(笑)。

早見:多分、一人前の気持ちが強いんですよね。宙太の成長が著しいので、「自分ももっと頑張らなきゃ」と思ってる。でも頑張ってる姿をあまり人に見られたくないんですよ。表立って必死にならず、さっとやっていきたいんです。だから、外側の第一印象と、よく知った後の内面ではギャップを感じるかもしれないですね。

鈴木:美鈴は、一番じゃないと気が済まないタイプだよね。

村瀬:誇り高くて負けず嫌いの頑張り屋さん、というイメージかな。でも、彼女は、他人を蹴落としたりはしたくないタイプなんですよね。

早見:きっと、人情に弱いタイプなんですよ(笑)。

鈴木:スタートラインから一緒じゃないと満足できないって感じだよね。それで一番じゃないと気がすまない優等生タイプみたいな。

早見:きっと自分に負けるのが一番イヤなんだと思います。──なるほど。鈴木さん演じるレイン・ブリックはいかがですか?

鈴木:レインは、凄く食わせ者だな、という雰囲気の男ですね。エルドライブの太陽系方面署・署長なので司令を出したり、部下を焚き付けたりしてるんですけど、自分の本心は隠してる。署員のことをよく見ていて、宙太や美鈴にも意外とキツイことを言ったりするんですよ。そうすることで成長していくように促したりして、実は一番知略を巡らせている、いろんなところに気を配っているキャラクターかな、と思っています。


──宙太や美鈴への無茶ぶりな指令をちょっと楽しんでいる雰囲気もありますよね。

鈴木:署員が元気に仲良くのびのびとできることを一番に考えてるんですよね。だから自分の本心は後回しにしている感じ。全てが終わってから始めて自分のことに手を付ける、なによりも署員を大事にしている男です。チップスが大人気! さらにあの作品ともつながりが……?
──ご自身が演じているキャラクター以外で気になっているキャラクターはいますか?

早見:たくさんいます!

鈴木:実は俺、まだ署員の顔と名前が全員一致してないんだよねえ……。

村瀬:ちょっと署長っ!!

一同:(笑)。

村瀬:(笑)。じゃあ僕から。僕はやっぱり美鈴ですね。宙太的には、ああいう冷たい対応されるとムカッと感じると思うんですよ。中学生ですからね。でも可愛いし良い匂いはするしで、なんだかんだ気になっちゃうんですよ。第二次成長期という女子を異性として意識し始める年代ですから。嫌なやつほど気になっちゃうんです。まあ、僕なんかはあんな風にされたら相当凹みそうです。実際アフレコしながら、僕もちょっと傷ついてます(笑)。──美鈴、最初はちょっと怖いくらいですからね(笑)。早見さんはいかがですか?

早見:いっぱいいるんですけど、とくに上げるならドルー(※1)とチップス(※2)かなあ。なんか、触りたい。というか揉みたい。

※1:物心ついたときから宙太にだけ聞こえる不思議な“声”の主。実は「グリフィス星人」という宇宙人が送り込んだ「共生体(モニタリアン)」。宙太とイメージを共有して強力な攻撃を使う。CVは釘宮理恵さんが担当。
※2:エルドライブ・太陽系方面署の警部補。小さな三つ目の宇宙人で、宙太をエルドライブに連れてきた張本人。緑茶を飲むと酔う。CVは小林大紀さんが担当。

鈴木:わかるわ。あいつらズルいよね。

早見:ズルいですよね! なんかモチモチしてそうで、凄く感触良さそうですし。可愛いし、寝るときとか抱っこしたい。

村瀬:良いですねそれ。落ち着きそうです。──言っておけばそのうちグッズ化とかされるかもしれませんよ?(笑)

早見:欲しい! 絶対買います私!

鈴木:抱えられるサイズだから人形とかヌイグルミにしやすそうですよね。

村瀬:美鈴もずっと抱きかかえていますしね。

早見:羨ましい……。なんか良いですよねえ。わらび餅みたいで。

鈴木:その感じわかる気がする。

早見:きな粉とか黒蜜をかけたりして……。

鈴木:え、食べるの!? 確かに美味しそうだけど(笑)。

一同:(笑)。──それだと、コンビニのコラボフードとかですかね。

早見:うわあ、出して欲しい!

村瀬:いや無理無理無理無理! 僕、絶対食べられないですって(笑)!

早見:でも、作中でエルドラ団子というのも出てくるし、あれとかは本当に発売できそうですよね。

鈴木:意外と甘味に溢れている作品だよね。

村瀬:あ、それだったら食べてみたい。「J-WORLD TOKYO」とかでコラボフード出して貰えないかなあ。──楽しみにしていましょう(笑)。鈴木さんは気になるキャラクターはいますか?

鈴木:ハリー(※3)ですかね。天野先生の作品をご存知の方なら、きっと聞いたことのある声をしていると思いますよ。どこぞのマフィアの話題とかも出てくるし……(※4)。細かいところで作品が繋がっているのを感じられて、そういうの好きなんですよね。

※3:エルドライブ・太陽系方面署の署員。同じ姿の宇宙人が数人所属しており、全員ハリーと呼ばれている。
※4:同じ天野明先生の『家庭教師ヒットマンREBORN!』では、主人公・沢田綱吉がイタリアンマフィア・ボンゴレファミリーの10代目ボスになる物語を描いている。

村瀬:そうなんですよ。作中のニュースでイタリアンマフィアを日本人が継承することを話していたりとか。──なるほど! 知っている人にはたまらないでしょうね。

鈴木:スタッフさんが凄くこだわってくれているんですよ。それも間違い探しのような分かり辛い仕掛けでなく、普通に観ていて気がつけるところに用意してくれてるんです。天野先生ファンの方は、そういうところに注目してみるのも面白いと思いますね。

まるで子ども向け番組のような温かい現場
──アフレコ現場の様子はいかがでしょうか?

村瀬:個人的には、「ボヨンボヨンだな宙太!」という釘宮さん演じるドルーの台詞が印象的でしたね。ずっと宙太と一緒に生きてきた距離の近さを感じられて、好きな台詞です。語感も良いですよね(笑)。

早見:ドルーって宙太が自信をなくしちゃうと存在が薄くなっちゃうんですよね。宙太が苦しむと自分も苦しくなっちゃうんですけど、その姿がなんか愛らしくて。

鈴木:宙太がドルーの首を締めるときに、自分も苦しくなっちゃってね。

早見:あと署長の掛け声ですね! 署長が掛け声を出して、署員のみんなが「ヨーヨーサ!」と応えるのがお決まりなんですけど、署長の掛け声と署員の「ヨーヨーサ!」を別々に収録するので、アフレコ現場では署長が声を上げても誰も返事しないんですよ(笑)。

一同:(笑)。

村瀬:シュールですよね。もし本当なら絶対に指揮が下がる(笑)。

早見:でもそういうことが、物語の中で実際にありそうな雰囲気がするのでなんとも……。

鈴木:それが作中であれば、署長が一人でひっそりと凹んでるんでしょうね。「誰も返事してくれないなあ……」って。──その状況は……(笑)。では、アフレコを通して感じたことはありましたか?

早見:宙太の台詞が毎回多いので、いろんな表情を見ることができて楽しいですね。

村瀬:中学生だから表情がコロコロ変わるんですよ。浮かれてるときもあれば、沈んでるときもあって、演じていてとても楽しいです。周りのキャスト陣が地盤をしっかりと作ってくれるので、僕は宙太として全力になれるんですよ。だからすぐに時間が過ぎていくようで、気がついたらAパートが終わってた、なんてこともありました。

鈴木:昨今は短いアフレコ時間の中で作品作りを求められますから、全員の気持ちを集約させるのって凄く大事なんです。俺は現場を俯瞰してみるタイプなので、ちょっとした小ネタを挟んだり、少し遊んでみたり、どうしたら楽しい現場になるかを考えながらアフレコをしてる感じですね。

そういう視点で見ると、みんなキャラクターに対する集中の仕方が様々で面白いですよ。周りとコミュニケーションをとりながら気持ちを高める人もいれば、一人でずっと集中して作り上げる人もいるし。そんな感じでいろんなタイプがいるのに、誰かが失敗すると中学生みたいに全員で揚げ足をとって「やーい!」と騒いだりして(笑)。『エルドライブ』の現場は、3話にしてキャストどうしの繋がりが出来上がってますね。

村瀬:この前それやられた気がする!

鈴木:その辺り、先輩組は手慣れたもんですよ(笑)。他人のミスは蜜の味ですからねえ……。

早見:全然ミスしないですからね。先輩たちって。

村瀬:悔しくてしょうがない……!──鈴木さん、なんだか、先輩らしい楽しみ方をしてらっしゃいますね(笑)。

鈴木:最近は若い世代で現場がまとまっちゃうこともあるんですけど、『エルドライブ』はキャストの世代が上から下までズラッと揃ってるんですよね。ベテランの方も参加していらっしゃいます。

村瀬:バラエティ豊かな現場ですよね。

早見:先日、キャストどうしでご飯にも行ったんですよ。凄く楽しかったです。

鈴木:そうそう、ゲストの方も混じえて。知ってる方や馴染みのある方もいらっしゃって、凄くウェルカムな雰囲気でやりました。なんか、子ども向け番組の空気でしたよね。

村瀬&早見:ああ〜! 分かる!

鈴木:長いスパンでやる番組って、キャストどうしの距離がどんどん縮まっていくんですけど、今回は3話の時点でもう半年くらい一緒にいた雰囲気になってますからね。誰もが憧れちゃう!? 使ってみたい特殊能力は?
──最後に変わった質問を。『エルドライブ』では各キャラクターが超能力「スペース・フェロモン(SPH)」を使っての戦いが繰り広げられますが、みなさんならどんなSPHを修得したいですか?

村瀬:僕はですね、雷に憧れていた時期があったんですよ……。

鈴木:(笑)。

早見:ええ! なんでですか?

村瀬:『NARUTO-ナルト-』のうちはサスケが好きで、千鳥(※5)を教えてもらうのを見て、雷を手に宿すのってカッコいいな、と思ったんです。だから中学生のとき、なんかこうやって(手をコネコネする村瀬さん)雷が出ないかな、なんて思ったりして。まあ中二病の時期ですよね(笑)。その世代って雷系の能力が多かったんですよ。『HUNTER×HUNTER』のキルアも雷の念能力(※6)でしたし。

※5:うちわサスケの技のひとつ。チャクラを手に溜めることによって電気を帯び、相手に高速の突きを叩きつける。
※6:キルアはスタンガンなどの電気を体に蓄えて、自由に操る能力を使える。

村瀬:……実は試したこともあるんですよ。防犯用のスタンガンってあるじゃないですか。あれが家にあったので、こう、自分の手に押し付けて、バチンと(笑)。

早見:うわあ、痛そう!

村瀬:残念ながら目覚めませんでしたね……。鈴木:わかるわかる! そういう時期あるよね。俺も『ドラゴンボール』読んだ影響で、舞空術(空を飛ぶ能力)とか絶対にできると思ってたもん。だって、終盤ではついに一般人まで空を飛んで、これはいける! と思った(笑)。だから俺は飛ぶ系の能力かなあ。空飛んでみたいですよね。飛行機じゃなく身一つでね。なんならそのまま宇宙まで行ってみたい。SFが好きなので、『エルドライブ』って俺にとって夢の詰まった話なんですよ。そういう憧れってあるじゃないですか。最近も人が住めそうな環境の星が意外と近くで見つかって聞いて、凄くテンションが上がりました。誰も共感してくれないんですけどね……。

村瀬:そんなことないですよ!

鈴木:そういうの調べるの好きなので、宇宙とか飛び回れたら楽しそうですよね。ワープで違う星に行ったり、そこで人間とは形状のまったく違うチップスみたいな宇宙人に逢えたりしたら最高じゃないですか! だから、飛んだりワープしたりって能力を想像しちゃいますね。──夢がありますよね。悩んでいる早見さんはどうでしょう?

早見:宙太がなみ縫い(※7)してるの見て思ったんですけど、縫い物がありなら、家事つながりで、料理を作る能力もありかなって思ってて。そう……、みんなで食事を……したい?

※7:宙太は家事が得意なこともあり、裁縫をイメージした“なみ縫い”という技をドル—と協力して使う。

村瀬:あの、それは今の早見さんの感情ではなく?(笑)

早見:ご飯を共にするとみんな仲良くなれるじゃないですか! だから強敵来たときも、まず、好物を出してあげれば平和に解決できるかなって。オムライスとか出してあげたい!

鈴木:戦う前に、強敵とオムライスで卓を囲んじゃうんだ(笑)。

早見:それでお互いの苦労話を聞いたりして……。

鈴木:それで、オムライスを食べながら、強敵を諭すと……。うん、大事大事。

早見:だから『好物を出せる能力がように』なりたいです。オムライスの他にも、鍋とか最高だと思うんですよねえ。

村瀬:ああ、たしかにみんなで食べられますもんね。

鈴木:美味しいもの食べてるときって、なんも考えないしね。

早見:集団のときは鍋で、個別のときは一緒に食べられるものを出したいなって思ってるんですよ。あ、なんかこういう話してたらお腹が空いてきました。

村瀬:凄く早見さんらしくて良いですね。そういえば、戦う系の能力を望んでる野蛮な戦闘民族は僕だけですね……。

早見:それじやあ、雷を使って、みんながご飯食べてるところに落としちゃえば良いじゃないですか。

鈴木:待って、それ団欒が台無し(笑)。

一同:(笑)。[インタビュー/石橋悠 文・写真/原直輝]

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