「もみ冬」山田涼介のユーモアある演技が鍵に?『記憶屋』平川監督が明かす

2020年1月8日(水)7時45分 シネマカフェ

『記憶屋 あなたを忘れない』(C)2020「記憶屋」製作委員会

写真を拡大

山田涼介(「Hey! Say! JUMP」)、芳根京子濱田龍臣蓮佛美沙子佐々木蔵之介らが出演する、人の<記憶>を巡る感動のヒューマンラブストーリー『記憶屋 あなたを忘れない』が1月17日(金)より公開。魅力的な俳優陣が集結し、公開前から話題となっている本作。中でも監督の平川雄一朗は、山田さんのコミカルな演技に惹かれ、本作でもコミカル要素を取り入れたという。



シリーズ累計50万部を突破した織守きょうやの「記憶屋」を映画化した本作で山田さんが演じているのは、恋人の記憶を取り戻すため記憶屋探しに奔走する大学生・遼一。年上の恋人・杏子にプロポーズするものの、数日後に再会した杏子は遼一の記憶だけを失っており、彼女の記憶を取り戻そうと、都市伝説だと思われていた記憶屋の足取りをたどるが…というストーリー。

彼女の記憶を取り戻そうと奮闘する中、どんな困難があろうとも正面からぶつかっていく真っ直ぐな好青年という役どころの今回。監督は「映画はやっぱりパッと出てきた時、“あ、楽しそうだな”とか“なんか面白そうだな”と思えるキャラクターがいい。『もみ消して冬〜』の山田くんの役を見ていると面白くて和むんですよ。だから肩の力が抜けて入っていきやすくなるんですね」と、ドラマ「もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜」で魅せたコミカルなキャラクターに魅了されたと明かす。

そして、『一週間フレンズ。』などを手掛ける本作のプロデューサー・石塚慶生も「監督はもみ消して冬の山田くんをすごく絶賛していて、あのふり幅こそやっぱり山田くんは天才的で素晴らしいと一視聴者としてずっと言っていました。山田くんが決まった時すごく喜んでいました」と裏付ける。

今作は“記憶”や“絆”を描く感動作だが、本作の中にも山田さんのコミカルな演技を加えたという。コメディ要素を求められた山田さんは「監督に遼一は明るい男の子であってほしいと言われて、一瞬驚きましたね。(笑)」と最初は戸惑いもあったそう。

そんな演出について平川監督は「物語は彼女に記憶をなくされた男の子という一番落ちている所からスタートしますが、それで負けてしまう子じゃないという所に少しでも希望が見えていればいいなと思いました」と狙いを明かす。

そして山田さんも「この物語をまじめに演じてしまうと、きっと凄く重いものになってしまうから、随所にお客さんがほっこりと笑えるような要素を入れていこうと思いました」と監督の意図を汲み、役柄に明るさを加えたと語っている。

山田さんのユーモアを散りばめた演技によって、愛する人に忘れ去られるという悲しい状況に陥った遼一に温かみと希望が生まれ、切ないながらもどこか温もりを感じる感動的な映画に仕上がったのだ。

『記憶屋 あなたを忘れない』は1月17日(金)より全国にて公開。

シネマカフェ

「記憶」をもっと詳しく

「記憶」のニュース

「記憶」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ