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ハロコンからつんく♂楽曲が激減! アップフロントによる「つんく♂切り捨て」の動きはやはり事実だったのか

LITERA1月8日(日)21時0分
画像:『だから、生きる。』(新潮社)
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『だから、生きる。』(新潮社)

 毎年、年始と初夏に行われているハロー!プロジェクトメンバー総出演のコンサートツアー、通称「ハロコン」。今年も、1月2日に中野サンプラザで行われた「Hello! Project 2017 WINTER 〜Crystal Clear〜」を皮切りにスタートした。


 嗣永桃子にとってハロプロ卒業&芸能界引退前最後、そして、ハロプロリーダーに和田彩花(アンジュルム)が就任してから初めてのハロコンであり、モーニング娘。'17は13期生が入っての新体制でパフォーマンスしたりと話題には事欠かない幕開けとなった。しかし、その一方で、このハロコンに関し、ひとつ残念なニュースが駆け巡っている。


 セットリストからつんく♂が関わった曲が急激に減っているというのだ。


 例年通り、今回のハロコンも公演内容は2パターン用意されている。ひとつは初日公演に選ばれた「Hello! Project 2017 WINTER 〜Crystal Clear〜」、そしてもうひとつがメドレーを中心に構成された「Hello! Project 2017 WINTER 〜Kaleidoscope〜」だ。


 現在、このうち「Hello! Project 2017 WINTER 〜Crystal Clear〜」のセットリストをめぐってファンからブーイングが起きている。この公演では全部で26曲歌われるのだが、そのうちつんく♂曲はたった8曲なのである。その情報を受けてネットにはこのような言葉が次々に書き込まれた。


〈これはもはやハロプロではない〉
〈そのうちつんく曲は1曲もなくなるんだろなぁ〉
〈俺はもう情けなくて涙も出てこんわ どいつもこいつもつんくの恩を忘れやがって〉


 実はこの動き、今年になっていきなり始まったものではない。その前から着々とその傾向は進んでいた。1年前の冬ハロコン「Hello! Project 2016 WINTER 〜DANCING!SINGING!EXCITING!〜」(この年は例外的に公演内容は1つしか用意されていない)では、回によって替わるシャッフル曲やダンス曲などを除いた27曲中、つんく♂が関わった曲はわずか14曲だった。


 つんく♂がハロプロの総合プロデューサーを退いたのは2014年の10月だが、それからまだ何年も経っていないにも関わらず、この激減っぷりにはなにか裏の思惑があるのではと思わずにはいられない。


 確かに、彼が総合プロデューサーを退いてからは外部の作詞家や作曲家の起用が盛んに行われ、現在のハロプロはつんく♂だけが楽曲提供を行うといった環境ではない。新曲中心にセットリストを組もうとするとつんく♂楽曲の割合が減るのは当然のことではあるが、それでも昨年だけでも彼はJuice=Juice(NEXT YOU)、モーニング娘。'16、アンジュルム、℃-uteにそれぞれ楽曲を提供している。ここまで急激に曲数が減るのは不可解だ。


 では、なぜ、このようなことが起こったのか?


 当サイトでは以前から「体調不良(喉頭がん)による総合プロデューサー卒業」という公式の発表は表向きのもので、実は、つんく♂はアップフロントグループ会長の山崎直樹氏により「切られた」のではないかという可能性を指摘し続けてきた。


 それを証明するかのように、一昨年前に出版された闘病エッセイ『だから、生きる。』(新潮社)には、こんな告白が綴られていた。


〈では、「つんく♂は癌になって考え方が変わったから、ハロー!プロジェクトのプロデュースをやめたのか」と聞かれれば、答えはNOだ。
 実は、2013年の秋くらいからシャ乱Qの育ての親でもあり、ハロー!プロジェクトのメンバーたちが所属するアップフロントグループの会長から、そろそろハロー!プロジェクトの総合プロデューサーを降りたらどうか、と提案されていたのがきっかけである。
 僕としてはまだまだ続ける気も、展望も大アリだったし、モーニング娘。も方向転換したばかりだったので、もっと形にしたかったけど、会長曰く「ここらへんでちょっと休養を取ったほうがいいだろう。喉の調子も良くなさそうだし」と。
 その時は驚いて、僕なりの今後の展望や今後のハロプロ論を伝えたし、いろいろ話し合ったが、結果ハロー!プロジェクトの総合プロデューサーを退き、作詞・作曲に関しては一作家として参加し、ことモーニング娘。に関してはサウンドプロデューサーとしては携わることとなった〉


 この「13年の秋」という時期は、確かに喉の不調をファンの間でも噂されてはいたものの、自身はシャ乱Q25周年記念ライブツアーを成功させ、プロデュースワークでもモーニング娘。は両A面シングル「わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団」でEDM路線を確立、℃-uteは初の日本武道館公演を成功させるなど、「ハロプロ復権」の狼煙が上がっている時期であった。


 つんく♂のがんが発見されるのは14年2月のことで、この時点で体調不良を理由に総合プロデューサー卒業を進言するというのは、話として違和感が残る。実際、彼は前掲書のなかでも〈僕から総合プロデューサーの役目を投げ出したわけでも、曲が書けないほど弱っているわけでも、ハロー!プロジェクトが嫌になったわけでもないことはわかってもらいたい。今でもハロプロを心から愛してる〉と綴っている。


 では、なぜこの時期に山崎会長はつんく♂にそんなことを言い出したのだろうか? 音楽業界関係者はこのように証言する。


「今回の"つんく♂ハロプロ卒業"は、彼の健康が理由ではありません。本当の理由は、つんく♂が代表取締役を務めるアップフロントのグループ会社・TNX株式会社の赤字問題です。この会社は音楽制作以外にも、お好み焼き屋や靴下、化粧品のブランド立ち上げ、アイドルカフェといった多角経営をしており、それらの垂れ流す赤字に山崎会長が腹を立てたのではないかといわれています」


 そんな確執を裏付けるような記述も、前掲『だから、生きる。』には綴られている。彼が声帯の摘出手術を受けたのは、ハロプロの総合プロデューサーを降りたのと同時期である14年10月のことだったのだが、なんとその病床で彼にこんな重荷を背負わせていたのである。


〈総合プロデューサーを降りるにあたって、それまでハロー!プロジェクトの制作工房として機能していた会社を縮小せざるを得なくなった。(中略)会社の業務を縮小するにあたっては、入院中に判断しなきゃいけないこともたくさんあった。身体中にまだチューブが何本も装着され、体力的にもかなりへばった状態でスマホやPCを使ってスタッフと会話したりして、大変な面もたくさんあった〉


 言うまでもなく、ハロプロが世間を席巻し、そして15年以上の長きにわたり続いてきたのは、ひとえに、つんく♂の楽曲やプロデュースがあったからこそである。


 にも関わらず、こういう目にあわされるとは、つんく♂に対して同情の念を抱かずにはいられない。しかも、前述した不可解な、ハロコンにおけるつんく♂曲の大幅カットである。


 つんく♂曲はいまでもファンから絶大な支持を集めている。実際、「Crystal Clear」の公演内容がネット上に流れ出すやいなや、「最悪のセトリ」との声が多く書き込まれた。公演内容を見てチケットを転売サイトにあげた人も少なからずいたようだ。


 ファンはこのような不義理を敏感に察知している。昨年はチケットの高さなどからハロコンに空席が目立っていると話題になった。特に、地方での公演は客入りに苦戦していたようだが、このままではアップフロントの方がファンから「切り捨て」られることになってもおかしくない。
(新田 樹)


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