北村弁護士、「白鵬張り手」批判にブチ切れ 「禁じ手じゃないでしょ」「ルールの中で戦うのがスポーツ」

1月9日(火)19時43分 J-CASTニュース

横綱・白鵬

写真を拡大

大相撲界では元横綱・日馬富士の暴行事件に続いて、行司・式守伊之助によるセクハラ行為が明るみに出るなど物議を醸す事態が起きている。こうした問題について、北村晴男弁護士は「協会がきちんと機能していない」と語気を強めて批判した。

北村氏は2018年1月9日放送の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)に出演。貴乃花部屋の3力士の服装問題や、賛否ある白鵬の張り手についても、声を荒らげて共演者と激論した。



「これまで放置してきた協会の姿勢が問題」




大相撲界では17年11月に発覚した元横綱・日馬富士の暴行事件に続き問題が続発。18年1月5日には、行司の式守伊之助が12月の巡業中に10代の若手行司にセクハラ行為をはたらいていたことを協会が発表した。「グッディ」では、元十両・維新力浩司氏が伊之助について、「今まで数えきれないくらいお酒のトラブルがあった」と証言した。



北村弁護士は番組で「維新力さんの仰っていることが本当だとすれば」と前置きし、協会の責任を追及。



「これまで(伊之助が)数々のお酒の問題を起こしていながら、協会がきちんと手を下さずに『横綱の品格』だとか『力士の服装』がどうだとか、くだらないことばっかりずっと言ってきて、協会がきちんと機能していないことを示しているんじゃないですか。今回の10代の子が被害にあったのが本当だとすれば、これまで放置してきた協会の姿勢が問題なんじゃないですか」

「力士の服装」とは、貴乃花部屋の3力士をめぐる問題のこと。17年末、東京都内の繁華街をカジュアルな格好で歩いている姿が確認された。大相撲力士は外出時に浴衣や着物を着ることとされており、初場所前の1月5日の稽古総見後、鏡山危機管理部長と春日野広報部長が口頭注意していた。



北村氏はこれにも不満爆発。安藤優子キャスターが「ついそこら辺の近所だったら(服装は注意されない)?」と口にしたところ、「ついそこら辺って何ですか?」と反応し、「10キロなんですか30キロなんですか5キロなんですか。そんな曖昧なことで人を注意するのはどうかしていますよ」と呆れたように述べた。さらに



「合理性のないルールは誰も守らないんですよ。守らない人がいっぱいいる中で、たまにものすごく注意するって何じゃそりゃという話」


と協会側の対応に疑問を示した。


「スポーツじゃないんですか?相撲ってのは」




北村氏は「和装で外出する」と決めること自体は「公式の場はいい」とする一方、「プライベートの場でそんなルールをつくるから誰も守らない。中学校のくだらない生徒手帳に書いてあるルールと一緒ですよ」と語気を強めた。



番組では白鵬の「張り手」も議題にあがった。17年12月20日には横綱審議委員会(横審)の北村正任委員長が「横綱相撲にはあり得ない」「美しくない」といった批判の投書が複数届いていると釘を刺していたが、その横審の前で行われた1月5日の稽古総見で白鵬が張り手を見舞う一番があり、インターネット上でも物議を醸した。



だが、北村氏はこの「張り手批判」にも反論。「ルール」の範囲内であることを強調した。



「張り手は禁じ手じゃないでしょう。張り差しもルール違反ではない。スポーツじゃないんですか?相撲ってのは。頭おかしいんじゃないですか」


これに東京相撲記者クラブ会友の大隅潔氏が「横綱の美学とか」と述べようとしたが、北村氏が遮り、「美学はそれぞれが自分で考えるものじゃないんですか。横審の年配の方が60年70年培ってきたものを人に押し付けているだけじゃないんですか」と横審に矛先を向けた。大振りのジェスチャーとともに「ルールはきちんとしましょうよ。ルールの中で戦うのがスポーツでしょうよ。これはスポーツじゃないんですか。何ですかこれは一体」と矢継ぎ早に発言した。



安藤キャスターは「でも客観的に美しいと思える相撲ってありますよね」と意見。だが、「美しいか美しくないか、それは見ている人が判断すればいいのであって、やっている人はルールの中で全力を尽くすんじゃないんですか、スポーツってのは」と北村氏はどこか腹立ったように口元に手を当てた。



「品格がどうとか、取り口がどうとか」



なおも安藤キャスターは「見ている人が、白鵬の取り組みへの批判を横審の北村委員長に多数寄せた」と指摘したが、北村氏はすぐに応じ、



「横審は今まで言い続けてきました確かに。わけのわからない曖昧なことを。品格がどうとか、取り口がどうとか。それを言ってきたから、一般の方も『そんなものかな』と思って(白鵬への批判を)言っているだけじゃないですか」


と、「横綱の品格」の曖昧さに不快感を示した。



インターネット上では北村氏の主張に賛否が噴出。「熱すぎるけどド正論 あやふやな伝統」「良いこと言う。本当に張り手が禁じ手なら解るけど、横綱になったら張り手するなとかおかしいだろ...」と賛成意見がある一方、「相撲はスポーツじゃねーのよ。格闘技でありもっと言えば神事なのだよ。だから神様に奉納相撲とか、あるわけですよ。そんな事も知らないんですかね?」「ルールは大切だけど、それより大切な事がたくさんあるんだけどね」と反対する声もあった。また、「多分相撲協会への不信感からくるのかなぁ 北村弁護士のキレっぷりは」と胸中を推察する声も出ていた。

J-CASTニュース

「弁護士」をもっと詳しく

「弁護士」のニュース

BIGLOBE
トップへ