亀梨和也「FINAL CUT」で新境地開拓の予感

1月9日(火)12時48分 日刊スポーツ

ドラマ「FINAL CUT」制作発表会見に登壇した、前列左から橋本環奈、栗山千明、藤木直人、杉本哲太、後列左から、やついいちろう、林遣都、水野美紀(撮影・村上幸将)

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 KAT−TUN亀梨和也(31)主演のフジテレビ系ドラマ「FINAL CUT」(火曜午後9時)が9日、スタートする。亀梨にとって初めて挑む復讐(ふくしゅう)劇で、「新たなイメージが確実に出てくる」と口にするように、俳優・亀梨の新たな境地が見られる作品となりそうだ。
 「FINAL CUT」の主人公・中村慶介(亀梨)は、保育園の園長だった母恭子(裕木奈江)をテレビ局のワイドショー「ザ・プレミアムワイド」の報道で犯人扱いされ、自殺に追い込まれた過去を持つ。12年後、慶介は幼なじみの野田大地(高木雄也)とメディア被害者の相談サイトを開設し、母を追い詰めた者への復讐(ふくしゅう)に動く。亀梨は6日に行われた制作発表会見後の囲み取材で「僕自身、メディアの中にいる人間。メディアのすごさも描かれていますし、慶介が復讐(ふくしゅう)して悪者を退治していくだけのドラマではないと思っています」と語った。
 関西テレビの豊福陽子プロデューサーは、「たくさんのメディアを、皆さんが使いこなす時代。流れている情報に、もしも間違いがあったら、悪意が混じっていたら、誰かに人生を狂わされることが起こるかも知れない、危うい時代。テレビという世界を舞台に、自ら切り込むような挑戦的な企画」と説明した。
 亀梨は、それを踏まえて「メディアをはじめ、いろいろなツールは、使い方によって便利になる一方、使い方次第で、いろいろな角度を持ってしまうんだよという、これからの時代に対する強烈なメッセージがあると思う」と語った。
 その上で「これまでは、一方的な大きいところの流れが、すごく圧倒的に強かった時代だったのかも知れないけれど、今は1つの出来事に対して、これだけみんなの声が届く世の中。だからこそ、友達同士、身近なコミュニティーの中でも、しっかりと意見も分かれる時代。受け取る皆さんの角度によって、このドラマは色が分かれるのかなと思う。その辺の面白みを含めて、楽しんでもらえたらと思います」と期待した。
 復讐(ふくしゅう)劇の中に、現代社会への警鐘が込められており、亀梨自身「単純な悪者を成敗していくだけのドラマではない」と考えているからこそ、役作りにもこだわりがある。「復讐(ふくしゅう)する時に起こしている出来事は、実際に演じていて、うわぁ…怖っ、嫌だなと思うようなことを、やっているわけで…。でも、怖っ、ゾッとする、というようなところを、あまり突き詰めていない。作り込み過ぎないようにしようという中で、しっかり、憎しみ以外の感情というものを、いかに持てるかというのも、僕の中でテーマにしています。憎しみに並ぶところで、悲しみとか切なさはあるんですけど…」と力を込める。
 亀梨が、もう1つ、強くこだわるのが放送枠だ。「僕自身、何本も連続ドラマに参加させていただく中で、枠というものを非常に大事にしているんですね。割と週末に楽しんでいただくドラマ(への出演)が多くて、週末に楽しんでいただく角度を持ってキャラクターをどう育てていくかというの(狙い)があった。今回、火曜夜9時という中で、いかにその時間に楽しんでいただけることを大事にしていて。新たなイメージが確実に出てくると思うし」と自らの新境地が生まれる可能性を示唆した。
 その上で「皆さんのタイミングで見てもらうというのも、すごくあるんだけど…僕は、ドラマにこれだけ参加させていただいて、育ててもらった人間。火曜の夜9時に見ていただき、楽しんでもらう作品を全力で作っている。皆さんも、そこを正面から楽しんでもらえると、作品としても育てていただけると思う」と、放送時にリアルタイムで視聴者がドラマを見ることに期待を寄せた。
 9日放送の第1話では、慶介のメディア被害者の相談サイトに、「ザ・プレミアムワイド」に事実と異なる報道をされた上、プロデューサー井出正弥(杉本哲太)の傲慢(ごうまん)な対応に困惑する母親からの相談が寄せられる。慶介は、同じ過ちを繰り返す井出を陥れるために動きだす。
 亀梨は「連ドラって(放送を)やりながら撮る機会が多い。ましてや、この作品はそうなので、皆さんのリアクションを見て、僕ら作品も育っていくと思うので、一緒に9日からスタートが切れたらいいなと感じております」と視聴者との“共闘”による作品の成長を誓った。【村上幸将】

日刊スポーツ

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