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吉田豪が紗倉まなの本質に迫る2万字インタビュー。あぶり出される“愛想笑いの深い闇”

messy1月10日(火)18時0分
画像: 吉田豪さん、さすがでした
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吉田豪さん、さすがでした

 トップAV女優として第一線を走りつつ、映画にラジオ、執筆活動と、多方面にて才能を遺憾なく発揮している紗倉まな。“AV女優”という男性をターゲットにした職業でありながら、女性ファンも多いという稀有な存在です。一体、紗倉まなの何か多くの女性を魅了するのでしょうか。

 その答えを探るべく、紗倉まなの素顔を紐解いたスタイルブック『MANA』(小社刊)。紗倉まなの私服&下着スナップ&ヘアメイク解説や、ファンの間で話題を呼んだ直筆絵画、芸人・ケンドーコバヤシとの「僕たちのめんどくささを確かめ合う」対談や、プロインタビュアー吉田豪が“紗倉まな”の本質に迫るロングインタビューなど盛りだくさんの構成に、カメラマン・米原康正&佐野方美が本書のために録り下ろした全47ページにも及ぶグラビアなど……まだ知られていない、新しい紗倉まなの魅力が詰まった一冊です。

 その中から、吉田豪によるインタビューをほんの少しだけご紹介します。本人いわく「ここまで心をほじくり出したのも初めて」「あまりにも取り繕っていないので、心して読んでもらえたらありがたいです^ - ^」とのこと。

■ケンドーコバヤシ対談はこちら
【ケンドーコバヤシ×紗倉まな・気持ち悪さの共鳴対談!「まなちゃんが男に生まれてたら、高円寺あたりに住む売れないバンドマン」】

——デビュー直後くらいから、ずっと追わせてもらってますけど、最初に写真で見たイメージだとか高専出身だとかの情報で抱いたイメージと、あとからインタビューとか読んで見えてくる中身が全然違ったことに驚いたんですよ。

紗倉 それは、私の“のんべえ説”とかそういうグダグダなところが垣間見えちゃって?

——そっち?(笑) いや、もっと明るい人だと思ったってことですね。

紗倉 ああ……(溜息)。わりと、初めて会う人に「……こういう感じなんですね」って言われることがあって、それがいい意味なのか悪い意味なのかすごい気になって。

——答え合わせしたくなりますね。

紗倉 そうそう、それで「どういう意味ですか!?」って食い気味に聞くとみんなドン引きして帰っちゃうんで、なるべく聞かないようにしてます。

——そういうところがネガティブだと思われるんだ、ってことで?

紗倉 そうですそうです。なんかちょっと……この子って……(引)みたいな。

——「気にする人」ですよね?

紗倉 「気にする人」。いやでも、昔はすごい、他人にどう見られるか気にしてたんですけど、最近はどうでも良くなってきて。なんか飽きちゃって。

——気にすることに飽きちゃった?

紗倉 気にすることに。デビューしてすぐくらいの時期は、すごく陽の気を持ってる女性マネージャー(Oさん)がずっとついてくれてて。彼女がラテン系っていうかパリピみたいな人なので、だんだん影響されてきました。

——「悩んでてもしょうがないよ〜」みたいな?

紗倉 そうです。だから根暗要素が薄くなってたんですよ、一時期。けど、その後、マネージャーがいろいろ入れ替わったりとかしてて、Oさんと一緒にいる時間が少なくなって……そうするとまたちょっと暗くなって、性格が。で、また最近、Oさんが現場に来てくれて一緒にいる時間が増えて、心持ちが明るくなってきたというか。

——周囲から受ける影響がめちゃくちゃ大きい人なんですね。

紗倉 いや、すごい影響されます。

——そのマネージャーさんの名前よく出してますけど、それだけ紗倉さんにとって存在が大きいんだろうなって。

紗倉 そうですね。何かと言えばOさん、みたいな。

——紗倉さん自身は、基本は暗い人なんですか?

紗倉 私、基本的にはそうですね。特に数年前まではめちゃ暗かったなと思います。



——それはもう、こういう仕事を始める前から?

紗倉 そうですね。このお仕事を始める前が一番暗かったと思います。やっぱりいろんな人と出会う機会が増えたので、悩みを共有できたりだとか、あと意外と気にすることでもないんだなとわかってきて、ちょっとずつ、多分ですけど、変わってきた部分もあるのかなって。

——子供の頃から、他人にどう思われるか常に気にしてたんですか?

紗倉 子供の時は何も考えてなかった。親から「火事があってもあんたはひとり逃げ遅れそう」と言われたことがありますね。トロいし、のんびりしすぎてて。今よりもっと喋り方もペース遅かったし、人の話を聞くときも言われたことを口ポカンとあけて「そうなんだ〜そうなんだ〜」って聞くだけみたいな感じで。悩むっていうよりは本当に何も考えてない感じでした。

「何言ってるかわかんないし、なんかもう人と話したくないっていうか」

——「会話が苦手だ」って、前にどこかのインタビューで言ってたじゃないですか。耳が悪いのと、相手が何を言ってるのか理解するのが不得意だとか。

紗倉 あ、そうなんですよ。未だにそうで、複数人で集まって話してると言葉の意図を汲みとれなかったり。大勢いる場所ではいつも、何の話なのかよくわからなくなってますね。で、一緒に会話に打ち解けられればきっとすごい楽しいことなのに、打ち解けられないから楽しくなくなっちゃって、話すの嫌だなと思って。あと、実際すごい耳が悪くて。

——それは病のレベルくらいの?

紗倉 うーん、診断されたことないんですよ。今、豪さんと話してるくらいの、これくらいの至近距離で会話するなら大丈夫なんですけど、ちょっと離れた距離から声をかけられるとほんとに2〜3回は『えっ?』って聞き返さないと何を言われたかわからない。でも、何度も聞き直すのは相手に失礼じゃないですか。それで、つい『あ、うんうん』みたいな生返事をしちゃう。だからなんかもう、人と話すこと自体めんどくさいのでコミュ障ということでやりすごしています。

——聞き返したら多分、気を悪くする人もいるでしょうからね。

紗倉 いますよね。

——なんとなく理解したふりして、やり過ごす?

紗倉 そうなんです。あと、正確に聞き取れないから、冗談を寒くしちゃうんですよね。誰かがその場の流れで「〜〜なーんちゃって」って冗談で話したことを、私は聞こえなくて「えっ?」って聞き直しちゃうから、「……いや、今のはこういう意味だよ」と説明させちゃってみんな興ざめ……みたいな。

——最悪ですよね、それ(笑)。

紗倉 そうなんですよ、必殺ギャグ潰し。ちょっと“空気崩し”をしすぎちゃってて。でも最近は、みんなが楽しそうだったらよくわかんなくても一緒に笑っちゃうみたいな。それでいて「まなちゃん言ってることわかる?」とツッコまれたら「わかんないです(笑)」って言えるようになったんですけどね。

——それがわかってくれてる人たちの中なら、なんとかなります?

紗倉 なりますね。それに、なんか自分が中心になって話したりとかは、別にしなくていいや。

——それだと学生生活は、大変じゃなかったですか?

紗倉 大変でしたね。でも、高専の時はまだ一個一個の試験や課題があって勉強しなきゃいけなかったんで、ひとりで作業する時間があったから良かった。別に勉強してればいいやみたいな感じで。ただ、チームで実験とかしないといけない時間はすごく嫌いで、話せないし、みんなが冗談を言っててもよくわかんなくて、なんとなくやりすごしてきた感じでした。

——よく高専を進学先に選びましたよね。それこそチームで色々やらなきゃいけない世界じゃないですか。

紗倉 ほんとですよね。何も考えてなかったんですよ。コンクリートを作るの楽しそうだなぁとか、寮に住めるから親元から離れられるし、いいなぁ、息抜きできそう! ってだけで入っちゃって。入ったらみんな個性的でしたよ。パソコンを組み立ててる子もいるし、ゲームを作ってる子もいるし、すげーヤンキーもいるし。まあ全然打ち解けられる人はいないんですけど(笑)。

——高専出身っていうと、まずヤンキーってイメージありますよ。

紗倉 そうなんですか。ヤンキーの子って、でもやっぱり留年していきますね。1年生の時はヤンキーがクラスを荒らしてたけど、そのまま留年しちゃうから2年、3年になるとクラスが平和になっていった(笑)。

「実際その収録現場にいた私は、全然笑うところとかわかんなかったんですよ」

——こういう仕事をしていると、耳が聞こえにくいとか、人の話してることを理解しにくいとかがマイナスになることも多々あったんじゃないですか?

紗倉 ありますね。バラエティとかイベントのお仕事だと特に……やっちまったなって思う失敗は今までいっぱいあって。でも、「あの時、全然聞き取れなかったし理解できなかった」って私が落ち込んでた仕事でも、周りのスタッフに聞くと「え、何で? 上手く話せてたよ」って言われたりして。気を遣ってくれてるのかもしれないけど、どうやら自分で認識してた自分と周りが見ている自分って全然違うんだなってだんだん思うようになって、少しずつ安心できるようになりましたね。ただ、ラジオとかバラエティ番組とかで自分にトークを振られた時に、ちゃんと上手く機転をきかせてコメントする能力は未だになさすぎる。昔からテレビを全然見なかったしラジオも聞かなかったんで、笑いのお約束みたいな知識もなかったし、雑学も全然知らない。何も言えることがないみたいな。そういうのはすごくコンプレックスっていうか、どうにかしなきゃと……。

——オンエアでみんなが盛り上がって笑いが起こってるシーンを見ても、意味がわかんないことが多々あるわけですか?

紗倉 それが不思議なんですけど、テレビって普通に画面で見ると面白い部分だけ編集されてて、絶対誰が見てもわかるようになってるし、ちゃんとコメントがワイプ越しに出てたりとか……。

——親切に説明してくれますもんね、テレビは。

紗倉 説明もしてくれたり、文字とかもちゃんとテロップとして起こされてるじゃないですか! だから、後から見ると理解できるんですよ。編集ってすごい。だって同じ内容なのに、実際その収録現場にいた私は、全然笑うところとかわかんなかったんですよ。何が面白いんだろみたいな。でも、後から編集された番組をオンエアで見ると、うわ〜こんな面白かったんだ、ってわかる。説明されて、あ、超面白いみたいな。あの時くそつまんねーって思ってたのにやばいな、ってことはありました。

——いや、紗倉さん……この仕事、超大変じゃないですか!

紗倉 ほんと嫌ですね。出たばかりの頃は愛想笑いで生きてく感じでした。みんな笑ってるから笑う、でもワンテンポ遅れてる、みたいな。

——空気を読む能力は高まりそうですけどね。

紗倉 どうなんですかね。AV出るだけじゃなくていろんな仕事をやらせてもらってるんですよね、イベントでずっとトークしてたりとか。あれもいつも思うんですけど、私は表に立って何か表現するの、ほんっと苦手だなと。楽しいんですけど、イベントが始まる直前には無茶苦茶「あああ〜↓↓↓」ってなるんですよ。

——プレッシャー?

紗倉 プレッシャーていうか、「はー、絶対に面白いこと話せる気しない」みたいな。実際にイベントが始まったら楽しくて言葉も湧き出てくるんですけど、始まる前のあの絶望感がいつもすごくて。一言も喋れないかも、みたいな。

——なんか異常に自分に自信ない人ですね。

紗倉 そうなんです。自信……。

——この仕事を始めたのもコンプレックス由来で……みたいな発言も読んだことがあって。

紗倉 そうですね。コンプレックスだけで生きてきたようなところが……。

 自身のコンプレックスやmessy連載でもたびたび話題となる「激しい嫉妬心」の根源、両親との関係、AV女優という女の世界ゆえの戦いなど、紗倉まながもがき続けている苦悩や葛藤があぶり出されていきます。数多の“奇妙な人”をインタビューしてきた吉田豪に「わかりやすく病んでるじゃないですか」と言わせた紗倉まなの心情とは……。ぜひ『MANA』にてお楽しみください。

■『MANA』の詳細はこちら☆
【AV女優・紗倉まなのサイン会開催決定! 彼女はなぜ女性人気が高くて、どうしてそんなに頑張れるのか】

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