陰謀論研究、トランプ当選の背後にフリーメイソン?

1月10日(火)7時0分 NEWSポストセブン

秘密結社の後押しも?(トランプ氏Facebookより)

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 陰謀論界で、米国のドナルド・トランプ次期大統領の人気が急上昇しているが、一部ではトランプ氏当選の背後に「秘密結社フリーメイソン」の存在が指摘されているのだという。


 フリーメイソンは、中世ヨーロッパの石工組合が起源とされる組織で、現在、全世界に約600万人の会員がいるとされる。その実態は外から見えにくく、古くから「世界を牛耳る秘密結社」「世界史の真の支配者」などと噂されてきた。


 先の大戦時にはナチスが「フリーメイソンが世界征服を企てている」と陰謀論を主張し、日本のオウム真理教も「闇の世界政府」の中心にフリーメイソンがいると喧伝していた。


 陰謀論や不思議科学などを扱うオカルトニュースサイト『TOCANA』編集長の角由紀子氏が「トランプ=フリーメイソン説」の根拠を解説する。


「トランプ氏の長女、イヴァンカ氏は実業家のクシュナー氏と結婚しています。このクシュナー氏がフリーメイソンと密接な関係にあるというのが説の根拠です。フリーメイソンよりさらに秘密度が高く、メンバーが選抜されている秘密組織『イルミナティ』の一員という説も根強くあります」


 前述の通り、フリーメイソンは古くから陰謀論の文脈で語られてきた。時代が変われどもその都度、復権したり形を変えたりして語られ続ける陰謀論の典型だ。


 昨年7月、神奈川県相模原市の障害者施設「やまゆり園」で起こった殺傷事件で逮捕された植松聖容疑者は、大島埋森・衆院議長に宛てた手紙にこう記した。


〈フリーメイソンからなるイルミナティが作られたイルミナティカードを勉強させて頂きました〉


 イルミナティカードとは、陰謀論をもとに作られたカードゲーム。戦後最悪の凶悪事件の犯人も、少なからず陰謀論の影響を受けていたと考えられる一文だ。


 以前は謎のベールに包まれていたフリーメイソンだが、最近は広報活動なども進み、組織の実態が見えつつある。それでも現在も「フリーメイソンが世界を支配する」という説は根強く囁かれている。


 安倍晋三首相がケネディ駐日米大使と握手を交わした際、「握手の方法がフリーメイソン式だった」として、安倍首相がフリーメイソンの一員だと言われたこともある。日米両大統領は、本人たちは一切言明していないにもかかわらず、一部ではどちらも「フリーメイソン」と根拠なく見なされているのだ。


※週刊ポスト2017年1月13・20日号

NEWSポストセブン

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