BIGLOBEトップBIGLOBEニュース

百田尚樹氏 地上波テレビは左翼だらけという印象

NEWSポストセブン1月11日(水)7時0分
画像:作家・百田尚樹氏
写真を拡大
作家・百田尚樹氏
画像:ジャーナリスト・櫻井よしこ氏
写真を拡大
ジャーナリスト・櫻井よしこ氏

 中国の脅威は日に日に増し、2017年中にも尖閣諸島が奪われる懸念がある。今年は、国を守るために重要な憲法改正論議も山場を迎える可能性がある。が、いざ憲法改正となると“内なる敵”がいるという。櫻井よしこ氏と百田尚樹氏が、90分にわたって論じ合った。


 * * *

百田尚樹:尖閣有事の際、米軍が出てくるために、絶対条件がひとつあります。


櫻井よしこ:何でしょう?


百田:自衛隊が出て戦うことです。


櫻井:それは間違いありませんね。


百田:自衛隊が後ろに隠れて「米軍さん、なんとかお願いします」と言ったって、米軍は戦いません。まずは自衛隊が出動しなければ話になりません。総理大臣が自衛隊に防衛出動命令を下せるかどうかは、世論の後押しにかかっています。


櫻井:しかし、朝日新聞をはじめとする左翼メディアが猛反対することは、容易に想像がつきますね。


百田:朝日新聞は「たかが島のために自衛隊員の命が失われていいのか」「尖閣を奪い返そうとしたら大きな戦争に発展して、市民に犠牲が出る」などと、一大キャンペーンを張るでしょう。


櫻井:百田さんの著書『カエルの楽園』では、「1、カエルを信じろ。2、カエルと争うな。3、争うための力を持つな」という「カエルの三戒」を守っていれば平和は保たれると信じていたツチガエルたちが、“隣の国”のウシガエルに目をくりぬかれ、腕をちぎられて食べられてしまいますね。


百田:はい。「カエルを信じろ」は「諸国民の公正と信義に信頼して」と謳う憲法前文、「カエルと争うな」「争うための力を持つな」はそれぞれ憲法9条を指しています。三戒を守ることが絶対と信じることで国が滅び、虐殺されるという寓話です。


櫻井:「三戒があるから平和が保たれている」と主張するカエルがいて、ウシガエルが侵入してきても「話し合えばわかる」「刺激するな」と。


百田:朝日新聞みたいですよね(笑)。私が懸念しているのは、戦後70年たって、多くの国民が自虐史観に根ざした戦後教育を受けてきたことです。「洗脳」が100%完了したわけです。


櫻井:私も、現行憲法の精神が日本人のすみずみまで行き渡ってしまったように感じます。


百田:最近では、最も影響力の大きい地上波テレビが、おぞましいくらいに左翼的な考え方に偏っていることも問題だと思っています。安保法制の議論でも、賛成と反対の両論を半分ずつ取り上げるべきです。ところが調べてみると、反対意見を流している時間のほうが圧倒的に長い。


櫻井:とても公正とは言えませんね。


百田:私も、地上波テレビからはすっかりお呼びがかからなくなりました。私がテレビで「憲法は改正すべき」などと言うと面倒だと思っているのでしょう。


 地上波テレビは左翼だらけという印象です。しかも怖いのは、日本は「テレビの言うことを信じる」という人の割合が先進国の中で最も多いこと。さらに、朝から晩までテレビばっかり見ていて、他のメディアは全然見ないという人が一定数いることです。


櫻井:現在の憲法を大事に持ち続けると、逆に日本という国が滅んでしまうという「正しい情報」を広く国民に伝えていくことは難しいですね。


百田:トランプが本当に「在日米軍を引き揚げる」という段になったら、それがメディアや国民にとって踏み絵になるんじゃないでしょうか。共産党は「どうぞ出て行ってください」というでしょう。民進党は、「在日米軍にいてもらいたい」ということは軍の必要性を認めることになって自分らの主張と矛盾しちゃうから、右往左往するのでしょうね(笑)。


 トランプは日本にとってまさに「黒船」です。約160年前の黒船は日本に開国を迫ったけれど、トランプの黒船は逆に「俺たちは引き揚げるぞ」「後は自分で守れや」と。


櫻井:その通りです。日本は憲法9条を戦後約70年も守ってきましたが、黒船・トランプ政権の誕生が日本を大きく変えるかもしれません。


【PROFILE】さくらい・よしこ/新潟県長岡市出身。ハワイ州立大学卒業。元日本テレビ「きょうの出来事」キャスター。1995年、『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』で大宅賞受賞。執筆・講演活動を続ける一方、インターネット放送「言論テレビ」を運営中。


【PROFILE】ひゃくた・なおき/1956年、大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」などの番組構成を手がける。2006年、『永遠の0』で作家デビュー。近著に『カエルの楽園』『幻庵』などがある。


※SAPIO2017年2月号

NEWSポストセブン

はてなブックマークに保存

NEWSポストセブン

最新トピックス

芸能トピックス

芸能写真ニュース

旬なニュースを配信中 フォローしてね!

注目ワード

話題の投稿画像

ページ設定

関連ワード
百田尚樹のまとめ写真 地上波のまとめ写真 テレビのまとめ写真 憲法改正のまとめ写真

「百田尚樹」をもっと詳しく

注目ニュース
TOKIOの2人、バク転成功 「40代で出来んのは素直に尊敬」 J-CASTニュース9月25日(月)19時44分
かつて「ジャニーズ」といえば、「バク転」のイメージが強くあった。少年隊や光GENJI、V6などメンバー全員ができるグループある一方、最近で…[ 記事全文 ]
後藤久美子の娘・エレナさんが日本デビュー&メディア初登場 10・1オスカー所属へ オリコン9月26日(火)4時0分
元F1レーサーのジャン・アレジ氏(53)と女優・後藤久美子(43)の長女・エレナアレジ後藤さん(20)が、10月1日より母・久美子をはじめ…[ 記事全文 ]
沙也加の夫 村田充が活動休止を発表「休養と次なる夢への準備」 スポーツニッポン9月26日(火)7時38分
5月に女優の神田沙也加(30)と結婚した俳優の村田充(40)が、27日から主演する舞台「囚人」の終了後に活動を休止すると発表した。[ 記事全文 ]
小泉今日子の10月ドラマ予告動画が「あの爆死ドラマに激似」の不穏! アサ芸プラス9月25日(月)9時59分
10月17日スタートの新ドラマ「監獄のお姫さま」(TBS系)。主演は小泉今日子で脚本は宮藤官九郎。[ 記事全文 ]
香取慎吾、今後は「芸術活動」が主軸?高く評価される実力とは! アサ芸プラス9月25日(月)9時58分
晴れて、新たに所属事務所が決まった香取慎吾。SMAPのCDデビュー日(91年9月9日)の前日に、およそ30年も所属したジャニーズ事務所を退…[ 記事全文 ]
アクセスランキング
1 TOKIOの2人、バク転成功 「40代で出来んのは素直に尊敬」J-CASTニュース9月25日(月)19時44分
2 小泉今日子の10月ドラマ予告動画が「あの爆死ドラマに激似」の不穏!アサ芸プラス9月25日(月)9時59分
3 後藤久美子の娘・エレナさんが日本デビュー&メディア初登場 10・1オスカー所属へオリコン9月26日(火)4時0分
4 沙也加の夫 村田充が活動休止を発表「休養と次なる夢への準備」スポーツニッポン9月26日(火)7時38分
5 香取慎吾、今後は「芸術活動」が主軸?高く評価される実力とは!アサ芸プラス9月25日(月)9時58分
6 松本潤が「イッテQ」で体を張る裏事情まいじつ9月24日(日)19時0分
7 でんぱ組卒業の最上もが、久々の姿にファン喜び日刊スポーツ9月25日(月)17時6分
8 ナゾの「女性ヒーロー隊員」にネットざわつく もしかしてアノ声優? ダイドーに聞くと...J-CASTニュース9月25日(月)16時25分
9 「ええ歳こいてアニメ観てるような人間は障害者」 アニメ監督・山本寛氏の主張がまたも炎上J-CASTニュース9月24日(日)16時41分
10 山下智久『コード・ブルー』映画化にジャニーズ事務所が簡単にOKを出さなかった理由週刊女性PRIME9月26日(火)4時0分

本サイトのニュースの見出しおよび記事内容、およびリンク先の記事内容は、各記事提供社からの情報に基づくものでビッグローブの見解を表すものではありません。

ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容についてその正確性を含め一切保証するものではありません。本サイトのデータおよび記載内容のご利用は、全てお客様の責任において行ってください。

ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容によってお客様やその他の第三者に生じた損害その他不利益については一切責任を負いません。

データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア