「優勝候補という期待に応える戦いを」関東B・渡辺明監督、全員タイトル経験者の超強力布陣で頂点へ!自身は無念の欠場も必勝の熱き想い託す/将棋・ABEMA地域対抗戦

2025年1月12日(日)8時30分 ABEMA TIMES

 熱い思いは仲間へ託した!全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の監督会議の模様が1月11日に放送された。東京・神奈川を束ねるチーム関東Bの渡辺明監督(40)は、伊藤匠叡王(22)ら全員がタイトル経験者と層の厚さを活かす布陣に。「優勝候補という期待に応える戦いをしなくてはいけない」と、強い言葉で地域棋士たちを鼓舞した。

【映像】全員タイトル経験者!注目の関東Bの布陣

 全8チームで最多の43人の地域棋士を束ねるチーム関東B。前回準優勝のチームは、今期も東京都葛飾区出身の渡辺明九段(40)が監督を務める予定だったものの、膝の怪我の治療に専念するため無念の欠場を決断することとなった。

 そんな渡辺監督が出場登録棋士に選んだのは、東京都出身で現役タイトルホルダーの伊藤匠叡王(22)と指揮官を託すこととなった横浜市出身の永瀬拓矢九段(32)。両名は「外せない二人」ということでチーム作りの支柱となったようだ。さらに、東京都出身でタイトル戦を戦った経験もある郷田真隆九段(53)、現役A級棋士の中村太地八段(36)を選出。「前回も迷った末に選べなかった2人。今回は是非と思い、お願いしました」と公式戦とこのフィッシャールールの実績から2期メンバーを選んだという。

 全員がタイトル経験者という、超強力布陣。渡辺監督は、去年果たせなかった優勝を強く意識している。「ルールが若干変わり全員が出場するっていうところになってくると、やっぱりチームの総合力っていうのは結構問われることになります。そうなれば、所属棋士も多く層の厚い関東Bは優勝候補に挙がりやすいと思うんです。そういう意味では、期待に応える戦いはしなくてはいけないのかなっていう気持ちはあります」と大きくうなずいた。

 また渡辺監督は、自身の欠場により叡王のタイトル経験者で横浜市出身の高見泰地七段(31)を追加招集。監督の重責を永瀬九段に託すこととなったが、超強力メンバーに不安はない様子だった。

 渡辺監督が仲間たちに託した思いは、「前回大会以上の優勝」ただひとつだ。出場は叶わなくとも、戦う気持ちは常に仲間の元に。新生・関東Bは、渡辺監督の元に必ず栄冠を持ち帰ってくれることだろう。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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