TVアニメ『宇宙よりも遠い場所』井口裕香×早見沙織、演じるキャラの〇〇かわいいところ!/インタビュー

1月13日(土)18時30分 アニメイトタイムズ

2018年1月からスタートしたオリジナルTVアニメ『宇宙(そら)よりも遠い場所』(よりもい)。いしづかあつこさん[監督]×花田十輝さん[シリーズ構成・脚本]×MADHOUSE[アニメーション制作]という『ノーゲーム・ノーライフ』チームによる完全オリジナル作品として注目される本作。繊細な描写とワクワクするストーリー、そしてイキイキとしたキャラクターの軽快なやり取りなど、1話から見どころだらけでしたが、2話も井口裕香さんが演じる三宅日向が大活躍したり、早見沙織さんが演じる白石結月が気になる登場の仕方をするなど、次回も観たくなるような展開に。今回は、本編2話までの振り返りと、今後の見どころについて井口裕香さんと早見沙織さんに話していただきました。□https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1515144460 (水瀬いのり×花澤香菜 対談)


女子高校生たちがどのように南極に立ち向かいのかワクワク!
——南極に行くことがテーマになっているアニメですが、関わる前に持っていた南極のイメージと、関わってからの印象で、変化などはありましたか?

三宅日向 役・井口裕香さん(以下、井口):正直な話、北極との違いもよくわからないくらい無知で、何も知らずに「女の子たちが南極に向かうって、夢があるけど大変そうだな」って思っていました。オーディションのときに資料はもらったんですけど、南極というより、女の子たちのドタバタと成長っていうのを感じ取っていたんです。白石結月 役・早見沙織さん(以下、早見):シロクマがいそうだな、くらいしか……。井口:いるのって北極じゃない?

早見:そうか。ホッキョクグマって言いますよね。

井口:あと、北極のほうが南極より氷が多くてってことですよね? 南極は大陸だけど、北極は氷っていう。

——そうですね、南極大陸って言うくらいですからね。あと、ホッキョクグマは北極で、南極にはペンギンなどが住んでいるみたいです。

早見:私、堺雅人さんが出演されていた『南極料理人』(2009年)からの知識しかないんですよ(笑)。外に出たら極寒っていう印象がやっぱりありますね。

——自分たちが女子高生だとしたら、南極に行ってみたいって思います?

井口:いやぁ、立ち向かおうなんて思わないですね(笑)。題材になる作品も過酷なものが多い気がするので、彼女たちがどう立ち向かっていくのか、ワクワクもしますね。

——わりとキマリ(玉木マリ/CV:水瀬いのり)は、ライトな感覚で「行きたい」と言っているような気もしますよね。

早見:それくらい知識がないから、チャレンジできる気もしますよね。

井口:物語では、報瀬(小淵沢報瀬/CV:花澤香菜)が詳しいし南極の厳しさも知っているから、いろいろ説明してくれているんだけど、それを日向とかキマリは聞いてるようで、ふぁ〜って右から左に抜けている気がしないでもないです(笑)。——でも、過酷で怖いっていう印象はやっぱりありますよね?

井口:実際に報瀬のお母さんは行方不明になっているし、女子高生たちはライトに立ち向かおうとしているけれど、重いものもちゃんとあるんですよ。

早見:結構シリアスな感じのシーンも多いですよね。

——2話の段階だと、面白いやり取りが多めではありますけどね。

早見:でも、基本軸はコミカルだと思います。テーマ自体はシリアスな感じですけど。

井口:少女たちものほほんと生きているようで、いろいろなことを考えながら進んでいる感じがします。

——今作はオリジナル作品ですが、台本を読んだときどういう印象でしたか?

井口:キャラクターたちもかわいいし、お話もテンポよく進んでいくなぁって……。

早見:テンポはすごくいいですね!

井口:あと、1話の段階で画が完璧に出来上がっていて、現段階でもすごくいい状態でアフレコをさせていただいているんです。南極をわかってない私からしたら、報瀬ちゃんが南極への夢を語っていても、「はて?」ってなるかもしれないところ、画をしっかりと描いてくださっているので、すごくつかみやすかったです。キャラクターの表情が細かく変わっていくので。それだけスタッフさんの気合いも十分な作品だと思うと、我々も1話からすごくワクワクしたし、気合いも入りました。

早見:気合い入りましたね! 私は、結構細やかな日常の小ネタが多いなって思いました。地名も知っているところが多かったですし。あと部屋も、この人はこういう部屋に住んでそうだなっていう個性が出ていたりして。

井口:キマリのお部屋は実にキマリらしいよね。早見:そうなんです。あと小ネタだったら、日向の名言コーナーとかもそうですね。そういうのがたくさんあるなって、台本や映像を見て思いました。

——掛け合い、いちいち面白いですよね。

井口:1話の「しゃくまん」のやり取りは面白かったなぁ(笑)。早見:高校生のときって、大きな波が起こるというより、小さな波はいっぱいあった感じがするので、そういうところが、リアルな高校生活って感じがしました。

井口:あと映像で言ったら、1話から涙が印象的で。ぽろぽろ溢れる涙がきれいで、純粋な思いで泣いているからこその、キラキラした涙なんだろうなって思いました。


明るくて天真爛漫な日向、大人びたなか時折みせる子どもな姿が魅力の結月——お二人の演じているキャラクターは、どんな子ですか?

井口:日向はキャラクターの絵からも感じ取れるように、明るくて天真爛漫で人懐っこくて、常に笑っているような子なんですけど、実は高校には行っていないんです。多くは語ってないけど団体行動が苦手で、学校でもいい思い出がなかったんですね。でも進学するのを諦めてはいないし、勉強が嫌いではないので、大学入試に向けてお金をためながら頑張っている頑張り屋さんです。あと無邪気に見えて、俯瞰でものを見られるところがあります。

早見:一番大人な感じがしますね。——名言も何故か説得力がありますよね。

井口:1話に1個出てくるんですけど、「それ誰の言葉?」「私〜」って言うお決まりがあって。

早見:それがすごくかわいい!

——頭がいいのがわかりますよね。

井口:名言を出せるくらい、自分の中でいろんな物事を整理して考えている子なんでしょうね。でも、ただ明るいのではなく、明るく努めているところはあると思います。ただ、頑張って明るくしているんだっていう押し付けがましさは出さないように、気をつけて演じていますね。

早見:根は明るそう! いろいろあるけど明るく生きています感はある女の子ですね。

——その絶妙のラインが出ていたのは、2話の「中にはいるんだよ。高校行ってない十六歳だって」というセリフですよね。

井口:ありがとうございます。そこは何度も録り直しました(笑)。最初、努めて明るくしようとしていたんです。でも、「ちょっと淡々と」っていう演出があって。そこをどうしても、でも元気なんだよって繕っている感じでやってしまったんですね。でもここは、本音をちょっと出してっていうところで。——基本的に明るいんだけど、そこのセリフだけは「何かあるのかな?」って思わせてくれたというか。

井口:どのキャラクターも何かありそうっていうのは、どこかのひと言で感じるんですよね。そこで視聴者のみなさんにドキッとさせるというか。それは報瀬も結月もそうだと思います。

早見:私は、裕香さんの声が乗ることで、日向の輪郭がすごくはっきりした感じがします。明るくて太陽みたいな感じ。声の持つプラス成分と日向との融合がすごいなって思いました。

——結月ちゃんに関してはどうですか?

早見:結月は大人ぶっているというか。私は大人なんですっていう風に意識しているところが、かえって子供っぽく見えるし、実際子供っぽいところがある子なんだなって思います。その塩梅は探って探ってという感じでしたね。——結月も、実はいろいろあってというのは、これから描かれるんですけど。

早見:3話でわかりやすく描かれるんですけどね。でも最初のほうは、3人に対しての距離感が難しかったというか。3人に対して大人ぶってるところもあるんだけど、子供っぽさも垣間見られて。それがだんだんほぐれていく感じをこの1話の中で考えていかないといけないので、わりと苦戦したところがありますね。どうしようかなって感じで、「ちょっと大人っぽいです」って言われたり。

——2話だと、「誰ですか?」のひと言だけなんですけど、そこは大人に混じっているけど子供みたいな感じがしました。あまり聞いたことないような早見さんだったかなと。

早見:あそこは子供っぽさをすごく意識していたんです。

井口:ここでしか聞けないはやみんの声だった!

早見:最近やってないなって。こういう妹的な立場ってあまりやらないので、オーディションで役が決まったときも、この役なんですねってマネージャーさんとも話をしていたくらい、妹的なポジションはあまりなかったので、新鮮かつ試行錯誤をしています。——子供の頃から仕事をしているから友達がいないという悩みも、ある意味子供っぽいんですけど、それを子供っぽく演じるのが難しそうですね。

井口:大人に囲まれて育ってきた子供なんだなっていうのは感じますね。

早見:確かにそれはあるかも。だからみんなと仲良くなってからのほうがわりと自然に演じられていると思います。


日向と結月の〇〇かわいいところ!——1〜2話を見てみていかがでしたか?

井口:どのキャラも個性が強くて、キマリと報瀬のやり取りが1話はすごく印象的で、この対称的な2人が出会ってどうなっていくんだろうと思っていたら、2話で日向が出てきて、3話で結月もやってくるっていう。見ていけば見ていくほど、最初の印象からみんな深まっていくんですよね。報瀬はどんどん残念なところが愛おしくなってくるし。

早見:私は2話でひと言しか話してないですし、1話は出ていなかったので、2話のアフレコに行ったときに、俯瞰的な目線でわりと見ていたところがあるんです。結月は3人が昔から仲がいい友達だと思っているんですけど、そう勘違いするのがわかるような2話だったなって思いました。2話なんですけど、関係性もできているし、会話のテンポ感がすごくいいので、すごく仲良く見えるんですよね。もちろんもっと深いところでの理解がこのあとあるんですけど、多分フィーリングでの意気投合みたいな。高校生によくある、会って当日で結構仲良くなる、みたいなのがあるんだろうなっていうのは2話を見ていて思いました。井口:いきなり群馬から新宿に飛び出すからね。

早見:日向ちゃんとキマリちゃんが特になんですけど、こういう高校生いるな〜って感じなんですよね。日向ちゃんはすごくいる感じがして、リアルな高校生感があるんですよ。ハッピーなときはハッピーなんだけど、実は深く考えていて、それを垣間見せてくれるところが、高校生ってそうだよな!って。わりと私は日向ちゃんに一番共感しました。

——コンビニでキマリと報瀬の会話を聞いて、この子たちだったら仲良くなれるって思ったんでしょうね。しかもいきなり報瀬に「面倒臭いタイプ?」って言っちゃったりするところも、さっきのフィーリングが合うってところなのかなって。

早見:3人が和気あいあいとしていて、見ていて楽しかったですね。

——あとは日向のTシャツが変。

井口:そうなんですよ。Tシャツは今後もコロコロ変わっていくので、ぜひご注目ください(笑)。グッズにしてほしいし、グッズになったら着たいです。——2話だと、授業中のキマリの「はうわっ」のところが、めっちゃ面白かったです。

井口:あ〜! かわいい! あと1話のめぐっちゃん(高橋めぐみ/CV: 金元寿子)への「尊敬〜」もすっごくかわいいです!——ひと言ひと言へのこだわりがすごいですよね。

早見:言葉の選び方がすごく可愛いですよね! 監督と脚本の花田(十輝)さんのワードセンスというか。

——名言を言うときの日向もいいですよね。

早見:ドヤッ!って感じでいいんですよ! 私、キャラクターの中で日向ちゃんがすごく好きで、かわいいんですよね!

——それにちゃんと話を進めてくれますからね。

早見:報瀬ちゃんとキマリちゃんも、わかりやすいかわいさがあるんですよ。報瀬ちゃんはダメダメだけど、意志が強い頑固さがかわいいなって思ったり、キマリちゃんは言葉の感じやリアクションがめちゃめちゃかわいい。そういうのとは違うひまわり感? 等身大感が日向にはあって、それがすごくかわいいんですよね。

井口:うれしい〜。

早見:それも声ありきで、具体性が出たんですよね。

——じゃあ、この2人に「○○かわいい」と付けるとしたら何ですかね?

井口:「ひまわりかわいい」?

早見:難しいなぁ。日向なら「ひまわりかわいい」もありだろうし…。結月だとちょっと憎たらしいところがあるんですよね。「にくらしかわいい」みたいな感じなのかな。言葉のチョイスが結構キツいんですよ。

井口:うん、もっと言われたい(笑)。「軽く死ねますね」とか言ってるよね。

早見:激しいワードに敬語を付けるというところが、ギャップですよね。でも日向ちゃんはひまわり感がやっぱりあるんですよ。太陽のほうに向いて咲くぞ!っていう感じがすごく日向ちゃんっぽくて。暗いところだと萎れちゃうから、頑張って太陽を向いていくんだ!みたいな感じをすごく感じるんですよね。

井口:日向が太陽だとしたら、結月は月みたいなところはあるけど、ひと言では難しいね。「○○かわいい」は、監督に聞いてみてください(笑)。

——あとは、細かい演出がされいて、電車に乗る時の電子マネーの残金が日向がわりと入ってて、キマリはギリギリみたいなところも性格とか経済力が出てるなぁって思いました。

早見:人間性が出ますね。日向ちゃんはやっぱりしっかりしてる。

井口:確かに。キマリとか3回に1回「チャージしなきゃ!」とか言いそうだもんね。

早見:1,000円ずつチャージしてそう(笑)。

井口:でも、本当にそういうところが細かくて、お芝居で乗せすぎなくても、キャラクターの絵だったり状況で説明してくれてるから「そこは遠くに(声を)掛けようとしないでください」とか、そういう演出も音響監督さんに言っていただいてますね。

——表情もあるから、より絵の芝居に合った声を当てられますよね。だから、何度も見ても楽しめるんだなと思います。

早見:何度も見て、小ネタを探していただきたいですね。


本編だけでなく、WEBの次回予告、EDテーマなどなど注目ポイント満載!——予告も見どころでしたね。

井口:次回予告も勢いがあって面白いですね! はやみんのが面白かったぁ。どこの方言だかわからないっていう。

早見:2話がひと言だったので、全然キャラが作れてない中でやったんですよ。





井口:そこで1話の予告で全然違うキャラクターが出てきて(笑)。

早見:謎のキャラクターになっていましたよね(笑)。シュールな感じだったと思います。

井口:現場で笑いを堪えるのに必死だった。

早見:私もこれはいったい誰だ?と思いながらやっていました。

井口:マイクの前に立った瞬間のはやみんの迷いのなさは、結月に通じるものがありましたね。ステージに立ったらやり切る結月!みたいな。

早見:結月は切り替え力がすごいので、台本も面白いです。

——それと4人でエンディングテーマを歌っていますね。

早見:曲は、すごくいいですよね!

井口:素敵だし、青春っぽさ、キラキラが詰まっている曲でした。

——今後の見どころは。

早見:結月としては3話以降どんどん出てきて、みんなとの距離感も近づいていく感じです。みんなと心の距離が近くて、結月嬉しそうだなっていうのも感じていただけると思います。お話としては、南極にどうやってみんなが行くのかとか。

女子高生と南極という普通だったら交わらない2つの要素が掛け合わさったっときにどんなストーリーが生まれてくるのかというところは、これまでにない作品だと思うので、ぜひ楽しんでもらいたいです。

井口:本当に素敵なキャストが発表されて、はやみんファンは1話から「あれ?」、2話「あれ?」って感じだったと思うんですけど(笑)、3話からガッツリと4人が交わっていくので楽しみにしていただきたいです。でも4人だけではなくて、いろいろなキャラクターがいて、特にキマリの親友のめぐっちゃん!

早見:めぐっちゃん! いろいろあるし、めぐっちゃん回があるんですよ!——結構めぐっちゃんは、1〜2話を見てても辛くて。胸が締め付けられる感じがしますよね。

井口:大好きな、ずっと一緒にいたキマリちゃんが新たな夢を持って、みたいなところでの、女子校生ならではの心の動きというか。そこもしっかり描かれていきますから、南極に向かうだけではなくて、彼女たちが夢に向かって一歩一歩前に進んで行く中で、ぶつかりながらも成長していく心の動きを1話も見逃さずに見届けていただきたいなって思います。めぐみちゃん回はイチオシです! アフレコでも鳥肌が立ちました。

[取材・文/塚越淳一]

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