元極楽とんぼ・山本圭壱がテレビに復帰すべきでない理由

1月13日(火)17時0分 messy

『極楽とんぼのテレビ不適合者上巻~民放各局に拒否され実現できなかった企画集編!~』ポニーキャニオン

写真を拡大

 1月19日、東京下北沢でお笑いライブを開催予定の元極楽とんぼ・山本圭壱(46)。2006年7月、北海道函館市で未成年の少女と酒を飲んだうえ性的暴行を加えたとして山本が警察から事情聴取を受け、所属していた吉本興業との契約を解除されてから8年が経過した。この間、週刊誌やスポーツ新聞・ネットニュース等のメディアでは繰り返し「山本復帰説」が飛び交い、彼の芸能界返り咲きを後押ししようとする後輩芸人たちの動きが取り沙汰されてきた。そして今回、ついにその日が来ることになる。

 山本を慕い、事件以後も支援し続けてきたのは、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(41)やココリコ遠藤章造(43)、庄司智春(39)ら後輩芸人たち。特に淳は、19日のライブ情報解禁に伴って「極楽とんぼの山本さんが遂に動き出した! この日を待ってました!」とTwitter上で祝福の意を表明した。また、誰よりも山本の芸能活動再開を心待ちにしていたのは元相方の加藤浩次(45)だったそうで、複数の週刊誌が「加藤は19日のライブに飛び入り参加して、極楽とんぼを復活させたいと切望している」と伝えている。

 内輪では大いに盛り上がっている様子だが、山本復帰の動きに対して世論は真っ二つ。「芸能界じゃなきゃ働けないの?」「戻ってくる必要がない」といった嫌悪感も露わな声もあれば、「山本がいないと『めちゃイケ』がつまらない」と復帰を歓迎する声もある。ただ忘れてならないのは、山本が芸能界という“表舞台”を離れる原因となった事件が、被害者の存在する性犯罪だということだ。

 06年7月、山本は萩本欽一が設立した社会人野球チーム・茨城ゴールデンゴールズの遠征試合で北海道函館市を訪れていた。その晩、夏祭り会場で同チームの他選手に数人の少女がナンパされ、山本のいるホテルの部屋へ行ったという。その部屋で、彼女らが未成年女性たちであることを知りながら山本らは酒を飲ませ、性行為に及ぶ。被害少女は「強姦された」との被害届を警察に提出。山本は事情聴取を受け、8月末に性犯罪容疑で書類送検されている。同年10月、被害少女とその保護者と、山本間で示談が成立し、被害側が告訴を取り下げたことで山本は不起訴処分となっている。

 この事件について、山本や吉本興業からの詳細説明は現在に至るまでない。そのせいか、ネット上では「美人局に遭ったのでは」「示談なんだしもういいだろ」という無責任な意見までさも当然のように語られてしまっている。

 週刊誌報道ではたびたび、芸能界追放後の山本の動向を追った記事が作成され、「肉巻おにぎりを販売している」「サーフィンインストラクターになった」「寺修行に入ったはずだが、相変わらず女遊びが盛んだ」等々の情報が流出した。特に、週刊誌系メディアの論調では、山本が“反省して真面目に生きている、とアピールをすればいいのに、女遊びをやめない”ことについて「あ〜あ」とため息をつくものが多いのだが、山本の芸能界復帰を阻害するのは、そこではないだろう。

 事件に関わった少女本人はもとより、性犯罪被害者にとって「加害者の元気な姿をテレビ等で見てしまう」ことほどの恐怖はない。山本の事件に直接かかわりがない人間であっても、「山本は性犯罪加害者だ」との情報を持っている以上、被害体験がフラッシュバックしてしまう懸念も容易に想像できる。表舞台に出るならば、そこを曖昧にしたままでは絶対にいけない。メディアとして興味本位や面白半分で山本の現状を取り扱うこと自体、控えたほうがいいくらいである。

 「今は真面目にやってます」「寺修行で煩悩捨て去りました」「一般の仕事を頑張ってきました」→「だから復帰したっていいじゃないか」という単純な論理は、性犯罪被害に遭う側の意識を微塵も考慮していない。山本の復帰を応援し、持ち上げる周囲の芸人たちにとっては、「セックスくらいでガタガタぬかす女こそが悪い、山さん可哀想!」なのかもしれないが……。

 「女性自身」「FLASH」(ともに光文社)の記事によれば、山本には東京での豪勢な暮らしを支援してくれる“タニマチ”男性がおり、山本自身は芸能活動にたいして意欲的ではないという。であれば、わざわざ衆人の目に晒される職場を選ぶ必要はないだろう。もう「山本復帰か!?」という話題はこれきりにした方が良いのではないだろうか。(清水美早紀)

messy

この記事が気に入ったらいいね!しよう

極楽とんぼをもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ