渕上舞、自身初ツアー初日となったKT Zepp Yokohama公演のレポートが到着!

2022年1月13日(木)12時30分 OKMusic

(OKMusic)

写真を拡大



 2021年1月にアーティストデビュー3周年を迎えた渕上舞が12月11日(土)、神奈川・KT Zepp Yokohama公演を皮切りに、自身初のツアー『渕上 舞 3周年 LIVE TOUR "THE CIRCUS"』をスタートさせた。歌唱と語りのみで進行していく本編、生配信に加えて実施されたVR配信など、初の試みが詰まった本公演の模様をレポートする。

 渕上舞のことをよく知らなくても楽しめるような、見ていて楽しいライブがしたいと常々語っている渕上。今回のライブもその意向がはっきりと表れており、かわいらしくも不思議な音色のワルツをBGMに、赤い付け鼻とウィッグでピエロ風の装いをしたバンドメンバーたちが入場するところから始まった。

 彼らを引き連れる団長である渕上は、トランプをモチーフとした衣装に身を包み、ダンサー二人が掲げた特大フラッグの奥から登場。「ようこそお越しくださいました! 今宵は素敵なショーをお楽しみください」と呼びかけ、1曲目へ。バレインタインどころかクリスマス前のこの時期に「バレンタイン・ハンター」という意外な選曲だが、この明るい曲調はツアーの幕開けにふさわしく、ファンも声援の代わりに全力でペンライトを振って盛り上げていく。

 そして、さっそくライブグッズであるフラッグの出番が。「フラミンゴディスコ」だ。事前に振り付けレクチャー動画が公開されていたこともあり、会場は息ぴったり。その景色を前にした渕上は、フラッグ片手にステージを練り歩きながら、満面の笑顔でキュートな歌声を響かせた。

「華やかな世界に憧れていた。幼いときに見たステージは、きらびやかで、私は心を奪われ、いつかそこに自分も立つのだと想像するようになっていた——」

 開幕から一緒に身体を動かして楽しめる2曲が届けられると、ステージは暗転し、"私"と"主人公"に関する語りが始まった。ここまで渕上のパフォーマンスを見守るようにステージ上にセットされていた黒猫が、暗闇の中、柔らかな光を浴びている。いったいこれは誰の物語なのか……? 過去のワンマンライブとは趣向を変えた演出に、期待は高まるばかりだ。

 語りが終わるとまたステージに渕上が現れ、小道具を活用する楽曲やダンス曲など言葉通り「見ていて楽しい」楽曲を続けて披露。そして声優としても活動する彼女ならではのキャラクターソング歌唱が行われた。竜王更紗を演じた『音楽少女』の「フライング・ソーサー」は、独特のサウンドとメロディの浮遊感が耳に残る謎多き一曲で、その謎の多さも今回のライブと絶妙にマッチしていた。

 そして、再び語りへ……。闇の中、階段を登り続け、ようやく見つけた光を抜けた先にもまだ階段は続いていた。"私"は、私が正しかったのか、どんどん答えを求めるようになっていた。今度はそんな内容で、「選択と言いながら、大切なものを切り捨ててきたかもしれない」というワードからは、3rdライブのMCで飛び出した「人生には取捨選択が必要」というエピソードが思い起こされる。

 語りへの謎がさらに深まったところで、ジャケットを脱いで衣装チェンジした渕上が「みんな、恋してますかー?」とステージに登場。オリジナル曲「恋なの?」を披露する。初デートに心を躍らせる女の子が主人公のポジティブな楽曲だが、先ほどの語りとも通ずる「何が正解なのか分からないの」という歌詞があり、そのパフォーマンスはもちろん、"THE CIRCUS"だけのストーリー性も楽しめるという構成のようだ。次のキャラクターソング「CLOVER〜オトメの祈り〜」(キュアロゼッタ/四葉ありす)も、華麗なツーステップを見せる一方で、「どんな闇にも負けません!」など今回のライブにおいては深読みできる要素が詰まっている。

 オリジナル曲とキャラクターソングを交えて明るく元気な曲を畳み掛けたあとは、その空気を一瞬にして塗り替えるように「ハラ・ヒラ・フワリ」「雪に咲く花。蜃気楼。」をしっとりと歌い上げた。アウトロから続けてバンドメンバーによる演奏が会場に響き渡ると、途中、不穏なメロディが挿入され、操り人形のようになったダンサーにスポットが当たり……。

 彼女らしい青い衣装に着替えた渕上が登場すると、予想通り「操り人形クーデター」がスタート。操り人形と化したダンサーを操るように歌い踊り、ステージ上に座り込んだ状態で始まった「A Crow」も含め、突き刺すようなその冷たい視線が印象的だ。そこから「Rainbow Planet」へと繋がれ、世界が一気に開けたような感覚に陥った。

 "主人公"とのギャップや答えがないことに悩む"私"についての語りを挟み、ラストスパートはアニメタイアップ曲をメインとした構成で怒涛の盛り上がりを見せた。「揺れるMoonlight」は会場のサイドに渕上の横顔が影絵のように映し出される場面もあるため、照明演出などステージ以外にも注目したい楽曲である。本編ラストの一曲はファンも心の声で一緒に歌って楽しみ、「今宵のショーはこれにて終了です」と渕上がお辞儀すると、幕が閉じて夢のようなサーカスの時間はおしまい。

 鳴り止まない大きな拍手に応えたアンコールは、「例によってサーカスはもう終わりなので、アンコールを楽しんでいきましょう〜!」と和やかにスタートした。フラッグを振りながら「Cute♡Appeal」を披露し、MCへ。本編は歌唱と語りのみで進行していたため、これが本公演では初のトークパートとなる。ファンの心の声を自ら代弁し「心の中で思うのは自由ですからね」と笑ったり、新鮮な赤い衣装について「私、赤も似合うので」とはにかんだり、素の姿を見せていく。

 その後も、先が見えない不安や迷いに苛まれながらもこの日を迎えられたことへの感謝を口にする渕上。3rdライブでの"渕上様のありがたいお言葉"に続き、今回は「人生は答えがないことのほうが多い。自分の中で答えを見つけて消化するしかない」と決意を表明した。最後はアーティスト活動の原点でもあるデビューアルバムから「Fly High Myway!」を歌い、ツアー初日を締めくくった。

残るは2022年1月15日(土)大阪・BIG CAT、2022年2月5日(土)福岡・DRUM Be-1の2公演。渕上の公式YouTubeチャンネルでは日替わり曲の存在を示唆するコメント動画がアップロードされており、さらにツアーファイナルは地元福岡での開催ということで、ぜひこの目で直接見届けたい。

また、今回の神奈川公演は2022年2月6日(日)21:00までアーカイブ配信チケットを販売中で、期間内にシリアルを登録してから最大7日間、2D配信とVR配信を何度でも視聴可能となっている。VR配信は360度の全方向を自由に見られるだけでなく、ズームイン、ズームアウトも自在で、最前列の中央に座っている感覚でライブを楽しむことができる。VRゴーグルを用意するとより一層の没入感が味わえるため、こちらもお見逃しなく。

撮影:佐藤 薫/文:友安美琴

【アーカイブ配信情報】

『渕上 舞 3周年 LIVE TOUR "THE CIRCUS"』
■配信サイト:Blinky
■配信期間:2021年12月12日(日)15:00 〜 2022年2月6日(日)23:59
※アーカイブ配信期間は期間内にシリアルを登録してから最大7日間何度でも視聴可能です。

<チケット料金>
アーカイブ配信チケット:¥3,800(税込)
・販売期間
2021年12月11日(土)20:00 〜 2022年2月6日(日)21:00
・受付URL
イープラス:お申込みはこちら
https://eplus.jp/fuchigamimai-circus_ol/
チケットぴあ:お申込みはこちら
https://w.pia.jp/t/fuchigamimai-live/

『渕上 舞 3周年 LIVE TOUR "THE CIRCUS"』

1月15日(土) 大阪・BIG CAT
16:00開場/17:00開演
2月05日(土) 福岡・DRUM Be-1
16:15開場/17:00開演

<チケット料金>
立見 ¥7,700(税込)
※整理番号順入場
※入場時別途ドリンク代必要
※新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、営業時間変更の場合がございます。予めご了承下さい。

OKMusic

「渕上舞」をもっと詳しく

「渕上舞」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ