KinKi Kids、単独アーティストの東京ドーム最多公演数を更新へ「たくさんの愛をありがとうございました」

　KinKi Kids（堂本剛、堂本光一）が12日、東京ドームで『KinKi Kids Concert 2024-2025 DOMOTO』を開催した。昨年大みそかに今年、「DOMOTO」への改名を発表した2人。1997年のCDデビュー翌年である1998年から同所で公演を継続し、あす13日の公演も含めて周年イベントやコンサートなど全68回、374万3000人の動員を記録。自身の持つ「単独アーティストによる東京ドーム最多公演数」の記録を更新した。

　全公演総動員数は全513公演 1053万6900人（コンサート・イベント・海外演含む※フェスを除く）とデビュー以来28年にもわたって、多くの人々をその唯一無二のハーモニーで魅了し続けきた。この日は「硝子の少年」から始まり、Kinki Kids冬の定番曲やヒット曲が目白押しのセットリストで3時間で全21曲（アンコールを含む）を披露した。

　まずデビュー当時の「硝子の少年」の衣装をオマージュした衣装を着用し、高さ15メートルから登場すれば5.5万人の観客から歓声があがる。さらに、今回はふぉ〜ゆ〜が約7年ぶりにKinKiKidsのサポートとしてステージを盛り上げ、バンド13人、ストリングス14人、ダンサー16人も含めた 総出演者49人の超豪華ステージを繰り広げた。

　中盤には剛いわく「このコーナーだけのライブをやってもいいくらい」と豪語する“大好評”のコーナーではリハーサルをせずに、いきなりかかった曲を歌唱するという試み「覚えてない曲やってみよう！」も実施。不安げな2人が歌詞カードをみながら記憶を手繰り寄せ、なんとかサビ前に成立させると大歓声が起こり「歌詞はね、覚えておかないと」と“構文”でおなじみの後輩・菊池風磨（timelesz）がVTR出演でサプライズ登場。

　このコーナーを含めた3度にもわたるMCタイムではなんと最長50分も楽しいおしゃべりが続き、相変わらずのゆるくも軽妙なトークでファンを和ませる。今回はKinKi Kidsとしてのファンクラブがない期間のコンサート申し込みとなったが現在、新たなファンクラブが設立されることとなりサイトもプレオープン中だ。

　光一は「今回は今までと違うチケットの取り方になったと思うんですけど今度からはそっちで取れるように。みなさんが安心して応援できる環境を整えていこうと思いますし今までの曲も大事に歌っていきたいと思います」と宣言した。

　本編ラストに光一は「2025年になり、いつものようにコンサートを開催できたこと、スタッフのみなさん、共演者のみなさん、なにより来てくださったみなさんに感謝したいと思います。グループ名は『DOMOTO』になりますけどよろしくお願いします」と改めてあいさつ。剛も「みなさんにいただいた愛をいつまでもつないでいきたいと思います。きょうも愛をありがとうございました」と想いを伝えていた。