安倍晋三氏後継候補の一人 将来は弁護士になると家人が否定

1月13日(水)11時0分 NEWSポストセブン

安倍晋三氏の「後継者内定」が白紙に?

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 官邸では安倍晋三首相の就任以来、「新秘書官」がいつ誕生するのかがひそかに注目されてきた。安倍家では代々、後継者を秘書官にして“帝王学”を学ばせてきた。


 安倍首相自身、父・晋太郎氏の外相時代に秘書官を務め、その晋太郎氏も岳父・岸信介氏の総理秘書官を務めている。そのため、安倍首相が自民党総裁2期目の折り返しに入ったのを機に「近いうちに身内を秘書官に起用して後継者のお披露目をするのではないか」(官邸筋)と見られているのだ。


 候補は安倍・岸ファミリーの“4代目”たち。安倍首相と昭恵夫人の間には子供がいないが、兄の寛信氏(三菱商事パッケージング社長)には息子と娘、また、生後すぐに母の洋子さん(晋太郎氏の夫人)の実家・岸家の養子となった弟の岸信夫・代議士には2人の息子がいる。


 後継者選びに心を砕いているのが安倍首相の母で安倍家の“ゴッドマザー”と呼ばれる洋子夫人である。


「洋子さんは婚家の安倍家と実家の岸家の政治的血脈を守るという使命感を強くお持ちで、自分の目の黒いうちに晋三さんの後継者を決めて地盤を盤石にしておきたいと考えておられます」(地元・山口の古参後援者)


 実は、2年前の年の瀬、洋子夫人を喜ばせる出来事が起きた。東京・渋谷区にある安倍邸を訪ねてきた古参後援者に、洋子夫人は目を細めながら安倍家と岸家の一族集合写真を指してこう語ったという。


「この子にね、晋三の跡を継がせることになったのよ」


 洋子さんの指は寛信氏の長男・寛人(ひろと)氏の精悍な姿を指していた。寛人氏は2013年に慶応大学法学部を卒業後、同大学法科大学院(ロースクール)の3年に在学中。父親の転勤でロンドンで生活したことから語学が堪能で、高校、大学時代はアーチェリー部に所属したスポーツマンだ。


 学生時代にアーチェリー部だった安倍首相も甥の寛人氏を非常に可愛がった。安倍邸は3階建てで、3階は洋子夫人、2階に晋三氏夫妻、そして1階には兄の寛信氏の一家がロンドン赴任まで生活する3世帯同居だった。当時のことを寛信氏がこう語っている。


〈(晋三はアーチェリーに)一家言持っているから、うちの息子にそれこそ手取り足取り指導してくれる。息子もすごく喜んでしまって、新しく弓を買ったりすると、すぐに晋三に見せにいってますね〉(文藝春秋2006年12月号)


 安倍家の嫡流である長男の長男が安倍首相の跡を継ぐ──洋子夫人が喜んだのは無理もない。地元・山口4区の後援会にも「後継者内定」という“慶事”が広まった。


 ところが、あれから2年、“後継者内定”が白紙に戻ったというのだ。洋子夫人と古くから親交がある安倍家関係者が語る。


「寛人君はもともと弁護士志望。高齢のおばあちゃんを喜ばせたくて政治家の道も考えたようですが、弁護士の道をあきらめていない」


 大学時代の同級生の話もそれを裏付ける。


「寛人は学生時代から『政治家にはならない』と言っていました。だから後継者情報が出たときは驚いた。温厚で優しく、責任感も強いから、家の期待もあって迷ったのかもしれませんが、3月にロースクールを卒業したら司法試験(5月)を受験するはずです」


 寛人氏を自宅に訪ねると、母親らしき女性がこう語った。


「本人は政治家になるつもりはないようです。(ロースクールで)勉強中の身ですから」


──将来は弁護士になる?


「そうです」


──弁護士になった後、政治家になるつもりもない?


「そうです」


※週刊ポスト2016年1月15・22日号

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