生瀬勝久&潮田玲子、ゴルフが深める家族のコミュニケーション “伸びしろ”の面白さでドハマリ

2025年1月14日(火)6時0分 マイナビニュース


●「絶対やらないでおこうと思ってたんですけど…」
BS10のトークドキュメンタリー番組『ゴルフ18H物語(ゴルフイチハチストーリー)』(毎週火曜21:00〜)の新MCに、きょう14日の放送から生瀬勝久が就任。引き続きMCを務める潮田玲子とタッグを組む。
ゴルフ、そしてプロゴルファーの魅力やすごさを18のテーマを通じて深堀りしていく同番組。このほど、勝みなみプロをゲストに迎えたリニューアル初回収録に参加した2人にインタビューし、番組の見どころに加え、ゴルフの魅力やプレーで意識することなどを聞いた——。
○「久しぶりに仕事に行くのが楽しい感じ(笑)」
——まず生瀬さんから、今回のオファーを受けた際の心境をお聞かせください。
生瀬:ゴルフ好きなので、うれしいですね。久しぶりに仕事に行くのが楽しい感じです(笑)。収録もあっという間で、プロのアスリートの方とお話しすることはそんなにないので、考え方とかを聞いていると新鮮だし、興味深いです。
——潮田さんは生瀬さんと一緒にお仕事するのは初めてということですが、印象はいかがですか?
潮田:私が言うのも申し訳ないんですが、初めての感じがしなくて。私たち、息ぴったりじゃないですか(笑)
生瀬:もちろん(笑)
潮田:言わせてる感がめちゃめちゃある(笑)。それくらいすごく楽しいです。私はアスリートだったので、自分の考えと重ね合わせたりするのですが、生瀬さんはご自身の俳優業と重ねられたりするので、プロの方々のお話をいろんな角度から分析できるのが面白いなと思います。いいコンビですよね(笑)
——生瀬さんは、潮田さんの印象はいかがですか?
生瀬:オリンピアンで、実生活も幸せで、これだけお話が上手で、かなわないっすよ!(笑) 僕らは半分口八丁な仕事ですから、こんなにいろんな才能を持っている人は無敵ですよ。素晴らしいです。
○「プロでもまだ答えが見つからない」奥深さ
——それぞれゴルフ歴はどれくらいになるのですか?
生瀬:僕は始めたのが遅くて、40歳すぎてからです。中村雅俊さんの主演ドラマに出させてもらったんですが、雅俊さんがゴルフ好きなので、「打ち上げはゴルフコンペやるぞ!」って言われて。僕なんか小劇場出身だからゴルフはブルジョワがやるスポーツだと思って、絶対やらないでおこうと思ってたんですけど、それで仕方なく始めて、ハマっちゃいました(笑)。20年以上になりますが、最近少し時間に余裕ができて、年間30ラウンドくらいするようになって、いまだにスコアが伸びるのが面白いですね。体が動かなくなるまでずっとやるつもりです(笑)
——この番組でプロから学ぶと、まだまだスコアが伸びそうですね。
潮田:伸びしろしかないですね。
生瀬:Creepy Nutsです。
潮田:(笑)。私は引退してすぐ始めたので10年くらいですね。でも出産とかもあったのですぐやめちゃって、全くクラブに触ってなかったんですけど、4年前に夫が引退したのを機に一緒に行くようになったら、もうドハマリしちゃいました。
生瀬:旦那さんとラウンド中にケンカしません? 僕も奥さんとも行くんですけど、まあ言うことを聞かないんですよ。一緒に行ったメンバーの人からいろいろアドバイスもらって「はい!」とか言ってるのに、僕が「もうちょっと開いて」とか言うと「開いてって何を!?」って言われちゃう(笑)
潮田:うちはライバル同士みたいな感じなので、アドバイスしないんですよ。でも、夫婦で回れるのは楽しいですよね。
生瀬:それが一番ですよね。僕は息子も一緒に3人で回ることもあります。
潮田:いいですね!
——家庭内のコミュニケーションにもゴルフは優れたスポーツなんですね。
生瀬:そうですね。親子3世代で楽しむとか言うじゃないですか。それができたら幸せの頂点みたいなイメージがありますね。
——改めて、ゴルフの魅力というのは何でしょうか?
潮田:バドミントンってピンポイントで狙ったところにいかに打つかがすごく大事なんですが、ゴルフもそうじゃないですか。でも、バドミントンのように体育館の中ではなく、あんなに広い場所で、誰にも邪魔されずにできる。それでもうまく打てなかったりして「なんでだろう!」って難しさを感じながら、思い通りの球が打てたときに「気持ちいいー!」ってなったのが、ハマったきっかけだと思います。そこから、「なんでー」って悔しがったり、「うまくできたー!」ってなったりするから、やめられないんですよね。
——先ほど言われた「伸びしろ」の面白さですね。
潮田:そうですね。練習すれば上手くなるというところが、すごく楽しいです。
——リニューアル初回収録のゲストの勝みなみプロが、「プロでもまだ答えが見つからない」というお話をされていました。
生瀬:あの話は深いなと思いましたね。
●ゴルフ場で強メンタルを発揮する吉田沙保里
——この番組は、ゲストのトップゴルファーの方の人生を様々なテーマから深堀りしていくという内容ですが、そもそも「ゴルフは人間性が出るスポーツ」とよく言われますよね。
生瀬:(収録場所の)こういうシミュレーションのゴルフ場でやる時、僕は失敗すると「クソッ」って言っちゃうんですよ。でも他のメンバーと一緒に回る時は、絶対それを言わないでおこうと決めています。やっぱりコミュニケーションが大事ですから、周りの人を不愉快にさせるようなプレーはしたくないなと思うんです。
潮田:人間性はめちゃくちゃ出ますよね。ものすごくボールを探してくださって「そんなに気をつかわないでください」と思ったり、キャディさんにも気をつかってお話をされたりする人もいますし。
生瀬:逆に、キャディさんに偉そうにする人は嫌ですよね。
潮田:お昼も挟んで 5〜6時間一緒にいますからね。ただ食事に行くよりも、一緒にラウンドしたほうが人柄を深く知れるなと思います。
生瀬:そうなんですよ。本当にゴルフと麻雀は人柄が出ます(笑)
—— 一緒に回って、特に印象に残る人はいらっしゃいますか?
生瀬:ずっとにこやかにやられて、しかもプレーが上手い人は本当に素敵に見えますね。有名人の方ではないので、そんなに周りのことを気にしなくていいのに、やっぱり人格者というのはそういう人なんだなと思います。自分が年を取った時は、そういう人になりたいですね。
潮田:私は女子アスリートと回ることが多いのですが、みんなとにかくポジティブなんです(笑)。よく一緒に行くのは、吉田沙保里さんとか、狩野舞子ちゃんとか。彼女たちは本当に明るいですし、沙保里さんは打つ瞬間までずっとしゃべってるのに、いいショットを打つんです。逆に、沙保里さんに私が打つ瞬間まで「玲ちゃん」って呼びかけられると、「はい」って応えてミスショットしちゃって、そこでメンタルの差を感じます(笑)
○番組を見れば絶対ゲストの大ファンに
——MCとしてプロゴルファーを迎えるにあたって、意識されていることはありますか?
生瀬:僕は本当にゴルフのことは詳しくないんですよ。だから、そういう人がインタビューするということが、僕の強みだと思ってるんです。
—— 一般目線で聞けるということですね。
生瀬:だから大事なことは潮田さんに任せて、僕は暴走するっていうスタンスでやってます(笑)
潮田:いやいや(笑)。この番組は、皆さんのストーリーを幼少期から噛み砕いてお話ししていただけるので、どうしても感情移入しちゃうんですよね。とにかく楽しく聞かせてもらっているので、気をつけているのは時間だけです。つい、教えてほしいがためにいろいろ聞いちゃうので、スタッフさんに「巻いて巻いて」って言われてます(笑)
——それほどあっという間に収録時間がすぎるということなんですね。やはりアスリートの方の考えは、通じるところがありますか?
潮田:ありますあります! 自分と同じような考え方をする方もいれば、「そういう考え方だからこそ、こうなるのか」と知ったり、いろんな方がいらっしゃるので、いつも楽しく聞いてますね。
——生瀬さんは、プロゴルファーのお話を聞いて俳優業に生きるところも、あったりしますか?
生瀬:ないです(笑)。僕はアスリートの方はとにかくリスペクトなんで、何か自分にフィードバックするというより、アスリートの生き方というもののサンプルになっていると思います。だから、そんな役が来た時の役作りには参考にするかもしれないですね。
——いろいろお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。最後に、番組の見どころをお願いします。
潮田:初回のゲストは勝さんですが、もちろんいつもの強い勝さんは大会で見られると思うんですけど、この番組のいいところは裏側を聞けるんです。今回はお母様もいらっしゃって、本当に普段聞けないお話が聞けるので、ぜひ楽しみにしてもらえたらなと思います。
生瀬:「こういうことがあって、今ここでプレーされてるんだ」という見方ができると思うので、ぜひ番組を見て応援していただければと思いますね。
潮田:絶対に大ファンになりますよね!
生瀬:本当にそうですね。

マイナビニュース

「ゴルフ」をもっと詳しく

「ゴルフ」のニュース

「ゴルフ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ