『いだてん』金栗四三 当時画期的な高地トレーニングも導入

1月14日(月)7時0分 NEWSポストセブン

主人公のモデル・金栗四三氏(TT News Agency/時事通信フォト)

写真を拡大

 NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』。1月6日放送の第1話は目立ったのは、日本人初のオリンピック選手となる主人公・金栗四三(かなくり・しそう/中村勘九郎)の激走が目立った。


 金栗はマラソンに人生を懸けた。改良を重ねたマラソン用の足袋は「カナクリ足袋」と呼ばれ、戦後の日本人ランナーに愛用された。また、いち早く「高地トレーニング」も導入。今では当たり前となっているが、当時としては異色の鍛錬法で心肺機能を鍛えていた。


 しかし、血のにじむ努力で臨んだストックホルム五輪では無念の途中棄権。長い船旅での欧州入りが祟り、疲労困憊で17キロ地点で意識を失ってしまった。


 コース近くに住んでいた農家に介抱され、意識を取り戻したのは翌朝になってからだった。金栗は失意に沈んだという。


 その後、金栗は1967年にスウェーデンで開催されたストックホルム五輪55周年記念式典に招かれた。


 そこで主催者の計らいにより、メインスタジアムを数十メートルほど走り、ゴールテープを切った。そして、「日本の金栗、ただいまゴールイン! 記録は54年8か月6日5時間32分20秒3。これをもってストックホルム五輪の全日程を終了します」とアナウンスが流れた。このときの金栗のスピーチが何とも味わい深い。


「長い道中でした。途中で5人も孫ができました」


※週刊ポスト2019年1月18・25日号

NEWSポストセブン

「いだてん」をもっと詳しく

「いだてん」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ