関智一さん、山口勝平さんの四半世紀の思い出はまさに小噺!? アニメ『昭和元禄落語心中』トークショーで声優陣が驚愕のアフレコ秘話を明かす

1月15日(日)12時30分 アニメイトタイムズ

 2016年12月3日(土)、アニメイト池袋本店にて「雲田はるこ原画集発売記念 昭和元禄落語心中イベント」が行われました。本イベントは、2017年1月にTVアニメ第2期を控える『昭和元禄落語心中』の作者・雲田はるこ先生の原画集の発売を記念したトークショーということで、三代目助六/与太郎役・関智一さん、アマケン役・山口勝平さんが登壇。

 第1期の振り返りや第2期の見どころはもちろん、お二人が出演するミニ番組「智一&勝平の落語放浪記」の生コメンタリーなど、盛りだくさんの内容となりました。本稿では、そんなイベントの模様をお届けします! 
四半世紀の仲の二人が作品の魅力と裏話を語る!?
 MCを務めるサンキュータツオさんの呼び込みで落語の寄席よろしく、出囃子と共に登場した関さんと山口さん。盛大な拍手に包まれながら挨拶を述べると早速、作品について語っていきます。 
 8月に行われた本作のイベントをはじめ、12月中旬より配信中の番組「智一&勝平の落語放浪記」でも共演を果たしたお二人ですが、改めて与太郎とアマケンの関係性について「仲が悪いですよね(笑)」と早くもカミングアウト。八雲の大ファンであるアマケンと、八雲の愛弟子である与太郎、第1期でも二人のやり取りが見られましたが、第2期では再び犬猿の仲を見ることはできるのでしょうか……? 
 なお、サンキュータツオさんがお二人の仲を尋ねると、なんと関さんのデビュー当時の25,6年前から付き合いがあることが明らかに! 他にもお二人が出会った作品のエピソードも飛び出し、会場からは驚きの声が多数上がりました。 
 また、既に第2期のアフレコがスタートしていることが話題に上がり、関さんは「現場はアットホームでいい雰囲気ですよ」とコメント。そんな関さん演じる与太郎ですが、第2期からは真打ちに昇進し「三代目・助六」として名乗りを上げます。

 もちろん、前座をしていた第1期より落語のクオリティを求められるのですが、関さんは「与太郎は成長してますけど、僕の落語は林家しん平師匠(※本作の落語監修)の落語をコピーして演じているので、評判が良くなかったらしん平師匠のせいです(笑)。良かったらしん平師匠のおかげです!」と冗談ながらに話し、会場の笑いを誘います。 
 さらに「僕の落語が真打ちに聞こえたら、しん平さんも真打ちとして認められたということでしょう……」と言い出すも「とっくに真打ちですよ!」とサンキュータツオさんから鋭いツッコミが! ちなみに現場では、しん平師匠に優しく教えていただいているそうです。 
 落語という部分においては、第1期で菊比古、八代目・八雲として数々の演目を披露した石田さん。もともと落語が好きだったことから、本作でも自分で研究した上に我流で役に落とし込んでいた事実が関さんの口から語られると、ファンも驚きを隠せない様子です。この他にも、キャスティングにまつわる裏話や、アフレコ現場で起きた珍事件などが飛び出し、会場から笑い声が途絶えることはありません。

 ここで、作品の中でコミカルなキャラクターと称されるアマケンのシーンを、プレイバック! 第1話、雨竹亭でのやり取りをファンと一緒に視聴していきます。関さんが「この頃は師匠が優しかったんですよ……(笑)」と呟いたり、アマケンの年齢を考察したりと、第2期を踏まえた上で生コメンタリーが行われました。

 関さんもアニメの原点を振り返って感慨深いと感想を述べたり、山口さんは第2期でのアフレコと比較したりと、キャスト目線での感想が寄せられました。 
 また、落語に関わりがある場所や人を訪れて、さらに詳しくなれる動画番組「智一&勝平の落語放浪記」の第1回も上映。収録にあたり、関さんと山口さんは「楽しかったですよ」と口を揃えますが、番組内でもMCとして二人に振り回されるサンキュータツオさんは「二人がこんなにも自由に収録に臨まれるとは思わなかったです(笑)」と気苦労が絶えない様子でした。 
 そんな第1回では、早稲田大学演劇博物館で2017年1月18日(水)まで開催されている企画展「落語とメディア」に3人がぶらり訪れます。落語にまつわる歴史や豆知識など、見ていて非常に勉強になる内容に加え、関さんと山口さんによる軽快なトークと見ごたえのある番組にファンも釘付けです。


まるで落語のような小咄のオンパレード!?
 続くアンケートコーナーでは、会場に足を運んだファンからお二人へ向けた質問が紹介されました。「お互いの演技で盗みたいことは?」といった質問では、関さんが「ジブリ感ですね! 数少ない本場のジブリ声優だから、そのジブリ感を盗みたいです(笑)」と満面の笑みでコメント。山口さんも、少し照れを含んだ表情で「若い頃のことだから!」と返します。 
 山口さんは、関さんから学ぶことは多数あることを明かしますが、ここで関さん本人から「僕から盗んでほしいところは、車の免許を持つことです」との指摘が。どうやら過去に舞台で共演した際、必ず自宅よりも遠い山口さんの家に関さんが送っていたそうで「先輩ですけど、さすがに嫌ですって断りました!」と語ります。

 しかし、そこで引き下がらなかった山口さん。「(断られるから)途中で寝て送らざるを得ない状況にします!」と、車内で爆睡して対抗していた様子。 
 これには関さんも負けじと、深夜の稽古終わりから朝方4時まで自宅近くに車を止めて起きるのを待っていたそうで、お二人の熾烈な戦いの一部始終が披露されました。他にも、山口さんの寝相が悪く、運転中にハンドルを払われたエピソードなども飛び出し、関さんは「やっていることが落語の登場人物みたいな人なんです(笑)」と会場を笑いの渦に包み込みました。 
 続いて「普段から落語を聞きますか? 好きな演目はありますか?」という質問が寄せられます。山口さんは演技の参考にするために聞くそうで、好きな演目は「らくだ」であることを告げます。関さんも「時そば」「看板のピン」など、見ていて楽しい演目が好みだと明かしていました。 
 また、今後の話数で与太郎が披露する「黄金餅」も関さんのお気に入りの一つ。なお、アフレコ時には、しん平師匠のレパートリーにないため、資料として渡されたCDを聴き込んでアフレコに臨んだ関さん。たまたま、アフレコで間違えた箇所があったそうで「原音が滑舌悪くて分かんなかったです」と弁明したところ「滑舌が悪くてごめんね」と、しん平師匠からの謝罪が。

 そう、実は関さんが渡されたCDは若い頃のしん平師匠の寄席だったそうで、知らずにアフレコ当日を迎えていた関さんは非常に驚いたことを明かし、会場では大爆笑が起こりました。

 上記の他にも、まるで落語のような小噺が多数飛び出して、大きな盛り上がりを見せました。最後は本作にかける想いや、第2期の見どころをファンへ向けて述べたところで、終始笑いに包まれたトークイベントは幕を下ろしました。[取材・文・撮影/鳥谷部宏平]

>>http://rakugo-shinju-anime.jp/ (TVアニメ『昭和元禄落語心中』公式サイト)
>>https://twitter.com/rakugoshinju?lang=ja (TVアニメ『昭和元禄落語心中』公式twitter(@rakugoshinju))

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