松本人志が悪質セクハラ差別発言! NGT問題を深刻に語る指原莉乃に「お得意のカラダを使ってなんかするとかさ」

1月15日(火)14時9分 LITERA

『ワイドナショー』に出演する松本と指原

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 1月13日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)でまたしても、松本人志のひどい女性差別発言が飛び出した。


 この日の番組では、NGT48山口真帆への暴行事件が取り上げられ、コメンテーターとして出演した指原莉乃が運営の問題について、こんな運営批判を語っていた。


「すべての対応がひどかったように感じます。彼女に対する対応もそうですし、運営側が、こうなってしまった後の対応もすべてが間違っていた」
「今回、私が一番の問題だと思ったのは、とにかく誰がトップなのか、誰が仕切ってるのか、私ですらわからない状態なんです。今回の運営のコメントも誰の名前も出ず、誰の顔も出ず、誰が書いているのかもわからないコメントを中途半端に出した。これが誰が仕切っていて、こういうときに誰がコメントを出すのか、誰が一番最初に動くのかっていうのを、仕切らないと」


 別稿で指摘したように、指原のこの発言は、運営会社であるAKSの問題点と今回の事件の本質を突くものだと思うが、空気がおかしくなったのは、この発言に対し、コメンテーターの古市憲寿が「指原さんも引退するんだし、NGTのトップになったらいいじゃないですか」と振ってからだった。


 指原は、それを否定しながら「ただ、トップに立つのは現状、おじさんたちっていうか……偉い人が仕切っても何も出来ない状況じゃないですか。私が立っても何も出来ないと思うんです。人数が少ない運営なので」と深刻に語ったのだが、しかし松本は、指原について「そういう(メンバーと運営の間に立てる)立場やわ」としながら、こんなことを言い出したのだ。


「まあ、でもそれやったら、お得意のなんかカラダを使ってなんかするとかさ、そういうやり方……」


 指原は「何、何言ってるんですか! やばっ」と反論したが、古市も「指原さんがトップって説得力あるんじゃないですか。だって、だって、こんな感じでトップにいけたわけですよ、AKBでは」と揶揄し、松本を諌めることなく同調したのだ。


  東野幸治からツッコミが入り、松本はようやくまずいと思ったのか、「違うよ。指原への期待がこれだけ大きいってこと」などとごまかしていたが、「お得意のなんかカラダを使ってなんかする」というのは、けっして見過ごせる発言ではない。


 そもそも“女はカラダを使って出世”などというのは、昔から男社会で、働く女性を攻撃するときに使われる差別発言の典型だ。その発言の底に流れているのは、「女は男より無能で劣っている、にもかかわらず社会進出や出世をしたのは “女性を武器”にしたからに違いない」という二重の偏見であり、こうした考えこそが女性の権利を奪い、社会進出を阻んできた。


 しかし、ここ数年、世界的にMeTooの運動が大きく広がるなか、セクハラに対する認識も少しずつ社会に浸透している。なのに、地上波で、女性に面と向かって、「カラダ使ってなんかしろ」などと口にするとは……。


●松本人志が『ワイドナショー』で繰り返してきた女性差別発言


  しかし本サイトでも何度も指摘しているとおり、松本の女性差別体質は今回に限ったことではなく、これまで『ワイドナショー』でも、同様の女性蔑視発言を繰り返してきた。たとえば財務省の福田淳一・前事務次官のセクハラ問題を扱った際も、あろうことか「ハニートラップ」説を唱えて、女性側に責任があるかのごとくこう語った。


「テレ朝さんは、いやいやそれは違うセクハラがすべてなんだって言うんだけど、でもそこに行かせたんだったら、これはパワハラじゃないのか、ということになってくると僕は思うんですね。でもテレ朝さんが『いやパワハラじゃない』と言うんだったら、女性は自ら前のめりにこの1年間、取材をしてきたのか。そうなったらなったで、これはハニトラじゃないのか、ってことになってくるんですよ」
「どれも全部一本じゃないと僕は思うんですよね。ですので、僕の見解としましては、セクハラ6、パワハラ3、ハニトラ1でどうですか?」(2018年4月22日放送)


 こういった女性蔑視的な発想は、2018年4月15日放送の回でも見てとれた。この放送回では、元NHKの登坂淳一アナウンサーを出演させセクハラ・パワハラ問題について釈明させたのだが、松本はゲストコメンテーターとして出演していた芸人のいとうあさことこんな会話を繰り広げた。


松本「たとえば、俺がいとうあさこと飲んでてさ、急にブッチューってキスしたら、それはセクハラになる?」
いとう「超うれしい!」
松本「そう、そう、ね! でもそれがまた俺のパワハラやって言う人もいるから。それは『いとうあさこ、そう言うしかなかったよね』って」


 芸能界、なかでも芸人の世界の圧倒的な上下関係を考えれば、「そう言うしかない」だろうが、こうして力関係で女の声を奪い、パワハラ、セクハラ行為を正当化し、それを笑い話にしてきたのだ。


 まだある。テレビ局関係者との酒席で女性アナウンサーに対しアンダーヘアの色をからかうような発言をしたとして問題となった日本陸上競技連盟の瀬古利彦氏によるセクハラを取り上げた2018年8月12日放送回の『ワイドナショー』で、松本はこんな発言をしている。


「難しいところでね。素人がこういうセクハラを操っちゃダメなんですよ。我々はセクハラ込みでトークするお仕事なので、それこそ『ダウンタウンなう』(フジテレビ)なんてさ、お酒飲みながら女性ゲストと喋るのに、下ネタ一切禁止なんて成立しないんでね」


 『ワイドナショー』だけではない。『人志松本のすべらない話』(フジテレビ)や、『HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル』(Amazonプライム・ビデオ)でも、松本はセクハラそのものの笑いを提供してきた。


●SNSで大炎上も、松本の差別発言を取り上げないマスコミ、大手メディア


 しかし、今回はこれまでの松本の女性差別的な言動のなかでもとびきりひどい。繰り返しになるが、女性に面と向かって、しかも、男性による暴力問題への対応を深刻に訴えている女性に対して、「カラダを使ってなんとかしろ」と差別暴言を吐いたのだ。普通に考えれば、「セクハラ」として一発アウト、大問題になる。


 ところが、なぜか松本のこの差別発言はスルーされている。SNSでは「“体を使って”発言はさすがに引く」「よく放送したな」「冗談でも完全にアウト」など批判の声が多数投稿されているが、ネットメディアやスポーツ紙は、NGT問題での運営批判や、その後に紹介されたZOZO前澤友作社長の1億円お年玉プレゼントに対する松本の苦言などが紹介されるばかりで、“カラダを使って”の女性蔑視発言を問題視しているのは「女性自身」Web版などごくわずかだ。


 実は、松本をめぐってはつねに、こういう構造が付いて回っている。松本がひどい差別的発言や暴言を吐いて、SNSなどネット上で問題視されても、マスコミは松本の発言を批判したり、「舌禍事件」「差別発言」として大きく取りあげたりしないことだ。


 もちろんこうしたマスコミの姿勢は、松本のテレビや芸能・メディア界における影響力、吉本興業の全社をあげて松本を守ろうとする姿勢に配慮、忖度したものだろうが、それが松本を増長させ、女性蔑視発言を繰り返させる一因となっているのは間違いない。


 年明け早々の松本の醜悪な差別発言だが、今年もまた同様の事態が繰り返されていくのだろうか。
(伊勢崎馨)


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