せっかくの表紙なのに特集は実質わずか4P…… 「もうバレンタイン特集!?」気が早い「アニメディア」17年2月号レビュー

1月15日(日)16時0分 おたぽる

「アニメディア」2017年2月号(学研プラス)

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——アニメ専門のニュースサイトも増え、SNSの充実によって製作委員会から直で情報が発信されることも多い今、各アニメ専門誌はどのように記事や作品を取り上げ、作り上げ、それぞれの特色を出しているのか? いわゆるアニメ誌御三家の目玉企画や気になる記事を取り上げ、アニメ業界の波を分析していく——


■「アニメディア」2017年2月号
出版社:学研プラス
発売日:1月10日(毎月10日発売)
価格:920円(852円+税)
創刊:1981年

 新シリーズの放送が開始となった『銀魂』(テレビ東京系)が表紙を飾った今月の「アニメディア」。坂田銀時、高杉晋助、坂本辰馬、桂小太郎と、4人の若き“攘夷戦争”時代を描いたものとなっています(ピンナップにもなっています。作画はTVアニメでデザインワークスを務める中村ユミさん)。

 人気キャラ揃いですし、ファンの女性たちが騒ぎそうな1枚ではないでしょうか。続いて、巻頭付近でスタッフさんのインタビュー、寄せられたコメントをまとめた5Pの特集を掲載。放送枠が深夜に移動となったところから、「真夜中の」をキーワードにしていますが、特に過激な発言やエロいことがあるわけではありません。

 ただコメントを寄せられたスタッフさんの数は多いので、これは宣伝か設定制作の方が頑張ったんだろうなぁと思います。ちなみに5Pの特集ですが、うち1Pはゲームと実写映画の紹介なので実質4Pです。「アニメディア」は、現状アニメ三大誌の中では一番ページ数が少ないですから、しょうがないですね。一番高いですけど。

『銀魂』以外で目についたページはなんと言っても、今月21日より公開となる劇場版『黒執事 Book of the Atlantic』の特集ページ。というのも、3P目、表紙をめくるとすぐに『黒執事』ページなんですよ。「あれ、銀魂だと思ったけど、表紙は黒執事だったけ?」と錯覚してしまいそうになるほどです。セバスチャン役を演じる小野大輔さんの撮り下ろし写真&インタビューは格好いいし、インタビュー内容も良かったんですけどね。

 次に目立つのは先月も企画していた、表4(裏表紙)から始まる「第2表紙」企画。今月は新シリーズの放送が始まったTVアニメ『青の祓魔師 京都不浄王篇』(MBSほか)です。私服姿の奥村燐、雪男、勝呂竜士の3人を描いたイラストから始まり、原作者:加藤和恵さんインタビュー、奥村燐役を演じる岡本信彦さんインタビューという4Pの特集を掲載。加藤さんがなぜ京都を舞台とした長編を描いたのか、みたいなエピソードを語っていたり、なかなか読み応えがあります。

 今月の「アニメディア」の特徴の一つに、2月号という月号表記にあわせて、バレンタインチョコを絡めた女性キャラクターのイラストが多いことが上げられます。正直、まだ正月気分も抜けきらないところに、バレンタインといわれても……という気もしますが、もはやちょっと懐かしい『甘城ブリリアントパーク』の千斗いすずの、胸が強調されたイラストもあったりしたので良しとします(『甘ブリ』DVD-BOX発売にあわせた掲載だったようです)。

 また『響け! ユーフォニアム2』は巻中で合計8Pを割いた大特集(アニメディアにしては)を展開。石原立也監督×シリーズ演出:山田尚子さんの対談に、中川夏紀役:藤村鼓乃美さん、吉川優子役:山岡ゆりさん、鎧塚みぞれ役:種崎敦美さん、傘木希美役:東山奈央さんというキャスト4人の座談会を掲載しており、読み応えがありました。

 最後にピンナップは『銀魂』2枚、『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター』、『黒執事 Book of the Atlantic』、『ユーリ!!! on ICE』、『響け! ユーフォニアム2』、『幼女戦記』(AT-X、TOKYO MXほか)、『アイカツスターズ』(テレビ東京系)、付録は『黒執事』と『ユーリ!!!』のクリアファイル各1枚でした。

 なお、ピンナップが掲載されているのにも関わらず、『幼女戦記』は紹介記事が全然ありません。こういうケースは珍しいと思うのですが、一体何故なんでしょうかね。
(文・サトウスズキタカハシ)

おたぽる

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