小宮悦子から水卜麻美まで 識者が選ぶ平成人気女子アナの系譜

1月15日(火)7時0分 NEWSポストセブン

八木亜希子は1988年入社(写真/ロケットパンチ)

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 ニュースキャスターであり、バラエティタレントであり、アイドルであり、キャリアウーマンでもある。彼女たちは、女性が輝く時代の象徴となった。平成30年を通じて人気を博した女子アナは誰なのか──。TVウォッチャー32人と本誌・週刊ポスト読者が選んだ人気女子アナ30人のランキングから、その系譜を辿ってみよう。(文中敬称略)


 平成初期の女性アナウンサーは、あくまで「ニュースを読む女性」で、田丸美寿々(3位)や吉川美代子(5位)が硬派な報道番組で活躍した。


 その流れの中で、男性視聴者のマドンナとなったのが小宮悦子(1位)だ。『ニュースステーション』(1985年放送開始)で13年にわたって久米宏のアシスタントを務め、一時代を築いた。


「ニュースを的確に読む力と品格を持ち合わせている。平成に多発した辛いニュースを伝える時も、彼女がいれば安心した」(『Nステ』で共演したテレビプロデューサーのテリー伊藤氏)


「ショートカットで凛々しく、しかも色っぽかった。殺伐としたニュースや政治家のむさくるしい顔で溢れる画面が彼女のおかげで華やかになった」(コラムニストの中森明夫氏)


■花の3人組


 アイドル並みの人気を誇り、「女子アナ」の言葉を世に定着させたのが、1988年にフジテレビに同期入社した八木亜希子(4位)、河野景子(9位)、有賀さつき(25位)の“花のフジ3人組”である。



「世の中全体が活気づいたバブルの時代。そんな空気を体現していたのが八木アナだった」(コラムニストの石原壮一郎氏)


「女子アナという職業を『アイドル化』『バラエティ化』した先駆者として敬意を表します」(政治評論家の東国原英夫氏)


 女子アナ王国・フジテレビに待ったを駆けるべく日本テレビが生み出したユニットが「DORA」だ。永井美奈子(11位)、米森麻美、藪本雅子の3人組は、1993年にはCDデビューも果たした。


 TBSにも渡辺真理(30位)、雨宮塔子(12位)といった人気女子アナが登場。進藤晶子(14位)は『筑紫哲也 NEWS23』でのスポーツキャスター起用を機に、男性視聴者から大人気に。この時期から、各局が久保純子(NHK)、木佐彩子(フジ)などアイドル的なアナをスポーツ担当に据えるようになる。


■アイドルから庶民派


 2000年代に入ると、スポーツアナの代表格である内田恭子(19位)が『すぽると!』の初代女性メインMCに抜擢され、“癒し系”として人気を集める。一方、女性からも広く支持されたのが「アヤパン」こと高島彩(2位)。オリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」では2003年から5連覇を達成した。


「画面に出てくるだけでパッと空気が変わった。アナウンス力が高くて、バラエティだけでなく硬派番組もこなす実力の持ち主」(放送作家の山田美保子氏)



 高島が2010年12月にフジを退社した後、台頭したのが2008年入社の加藤綾子(16位)。複数の民放から内定を得て“スーパー綾子”と呼ばれた逸材だった。彼女もルックスだけでなく、見事な仕切りが高く評価されていた。


 総じて“癒やし系”が多い女子アナの中でも極めつきが、見事な食べっぷりとチョイぽちゃ体型で親しまれ、「好きな女性アナランキング」を5連覇した水卜麻美(6位)の登場である。


「王道の“アナドル”よりも個性派、庶民派に時代が移行したことを表わす象徴的存在です。今後、女子アナのイメージはもっと自由に、多様になっていくことでしょう」(女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏)


◆文/大門次郎


※週刊ポスト2019年1月18・25日号

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