9年で9度死にかけた少年をめぐるミステリー 「ルイの9番目の人生」——シネマチャート

1月16日(火)17時0分 文春オンライン

〈あらすじ〉


少年ルイ・ドラックス(エイダン・ロングワース)は、生まれてから毎年、食中毒や感電など生死に関わる大事故に見舞われてきた。9歳の誕生日に、母親ナタリー(サラ・ガドン)と、別居中の父親ピーター(アーロン・ポール)とピクニックに出かけたルイは、海辺の断崖絶壁から転落する。一命はとりとめたものの、昏睡状態が続くルイの担当医として、著名な小児神経科医のアラン・パスカル(ジェイミー・ドーナン)が招かれる。事故に事件性を感じた地元の警察が、現場から姿を消したピーターの行方を追う一方で、パスカルが独自の調査に乗り出すと、ルイと周囲の人々に不可解な出来事が起き始める。


〈解説〉


監督は『ホーンズ 容疑者と告白の角』のアレクサンドル・アジャ。9年で9度死にかけた少年をめぐるミステリー。108分。





  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆うーん、困った。ビジュアル的には青を基調とした透明な美感横溢なのだが、話は凝りすぎてジレったい。あえて三ツ星。




  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆『シックス・センス』の技と『めまい』の絵肌を意識しすぎていておかしい。女優で引っ張るが、変化球がすっぽ抜ける。




  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆ルイの愛の深さが猟奇的な展開を美しく彩る。自分に代わる新たな玩具を提供するような結末も、陳腐に感じなかった。




  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆強烈なお話。ありふれた親子の愛憎の異常肥大という形で胸に染みる。聡明な少年以上に魔性の若い母親の存在が際立つ。




  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆『シックス・センス』的な子役の瞳。ヒロインの衣裳や音楽がヒッチコック的。不揃いでハンドリングは荒いが不思議な後味。







©2015 Drax (Canada) Productions Inc./ Drax Films UK Limited.



INFORMATION

「ルイの9番目の人生」(カナダ、英)

1月20日(土)より、新宿ピカデリーほかにて、全国公開

監督:アレクサンドル・アジャ

出演:ジェイミー・ドーナン、サラ・ガドン、エイダン・ロングワース、アーロン・ポール ほか

http://louis9.jp/




(「週刊文春」編集部)

文春オンライン

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