仲間のラスを即払拭! 闘神・瀬戸熊直樹、攻撃全振りの清一色満貫でファン歓喜の個人3勝目「粘り強くやりたい」/麻雀・Mリーグ
2025年1月18日(土)10時19分 ABEMA TIMES
決意の攻撃が実を結んだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」1月17日の第2試合はTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)がトップを獲得。第1試合でTEAM雷電・黒沢咲(連盟)が痛恨のラス、チームのポイントは一時マイナスに沈んでいたが、この勝利ですぐさま挽回した。
試合は起家から赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、瀬戸熊、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)の並びでスタート。瀬戸熊は東2局、渡辺と茅森の2軒リーチに割って入ると、茅森から一発で満貫をゲットした。
二の矢を放ったのは南2局。配牌で7枚だったマンズが伸び、イーシャンテンから九万をポンして清一色へ。シャンテン数は落ちるが、打点もアガリ易さもこちらのほうが良い。さらに一万のリャンメンチーで周囲にプレッシャーを与え、最後に八万を重ねて二・五万待ちのテンパイだ。実況の日吉辰哉(連盟)が思わず「うまいんかい!」と激賞する、攻撃に徹した手作り。瀬戸熊は12巡目にこれをツモり、8000点の加点とした。
南3局は松ヶ瀬へ、痛恨の満貫放銃。最終局となった南4局1本場はまたも松ヶ瀬とめくり合う形となったが、瀬戸熊が茅森から發の1000点(+600点、供託1000点)で試合終了した。瀬戸熊は昨年10月31日以来のトップで個人3勝目。
試合後はまず第1試合でラスの黒沢を話題に挙げ「僕がトップを取っても彼女の落ち込みが消えることはないと思いますが、次の試合に向けてちょっとリフレッシュできるように、チームポイントだけは戻しておこうと思って。控え室を出る時には『江戸の仇は長崎で』と言って出てきました」とすぐさま挽回に成功したこの結果を喜んだ。
南3局の松ヶ瀬への放銃は「あそこで1万2000点をアガれば決定打。ライバル直撃で相当大きな場面になる思って『九万くらい…』と思って切ったらロンと言われ、前回も悪夢のラス前で打った(放銃した)ので『またラス前でやった』とクラっと来たのですが、すぐ『オーラスはしっかりやろう』と切り替えました」とベテランらしいメンタルの強さを示した。
負ければボーダー争いに巻き込まれかねないピンチを、瀬戸熊らしい攻めと粘りで脱出。ファンには「年が明けてもまだまだ予断を許さない状況で、チーム全員頑張っていますので、これからも本当に粘り強くやりたいと思います」と告げ、堂々と決めポーズを披露した。
【第2試合結果】
1着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)3万5400点/+55.4
2着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)2万4600点/+4.6
3着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)2万4000点/▲16.0
4着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)1万6000点/▲44.0
【1月17日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +866.5(60/96)
2位 セガサミーフェニックス +533.6(60/96)
3位 U-NEXT Pirates +234.9(60/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +4.7(60/96)
5位 TEAM雷電 +2.0(62/96)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲84.4(60/96)
7位 EX風林火山 ▲318.0(62/96)
8位 渋谷ABEMAS ▲325.7(60/96)
9位 BEAST X ▲953.6(60/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)