地上波から消されていた「新しい地図」 久しぶりの登場が“笑えた”理由——てれびのスキマ「テレビ健康診断」

1月18日(土)17時0分 文春オンライン

「これ、テレビですか!? 地上波ですか!?」


 そう嬉しそうに言っているのは『全裸監督』村西とおるを模した白ブリーフ一丁でカメラを構えた草彅剛である。ジャニーズ事務所を退社し、「新しい地図」として活動を始めると、民放の地上波のテレビからほぼ姿を消していた。そんな中で久しぶりに登場したのが、大晦日の『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時』(日本テレビ)。このシリーズは、ダウンタウンココリコ月亭方正の5人が笑ってしまうと罰を受けるシンプルな企画で、2006年から同局恒例の年越し番組となっている。今回の舞台は高校で5人はその新入生という設定。学校へ向かうバスで最初の笑いの刺客として草彅が登場したのだ。「もっと普通に会いたかった!」と松本人志らが戸惑う中、ノリノリの草彅は、裸ネタは一番やっちゃいけないと、かつて起こした事件を引き合いに出されると「反省してます、反省しすぎたかもしれません」と村西風に返す。



左から香取慎吾、稲垣吾郎、草彅剛 ©文藝春秋


 さらに草彅は松本に対し「中居くんと呑みに行くんですか?」「僕の話とかしないんですか?」「松っちゃんは新しい地図についてはどう思ってるんですか?」と矢継ぎ早に質問。そんな彼の言動ひとつひとつに5人は堪らず吹き出し罰を受け続けた。


「久しぶりの地上波で緊張して、空回ってるんですけど」と言う草彅だが、飄々としたキャラクターのまま、大役を務めあげた。


 生徒指導教諭として登場したのは香取慎吾。以前松本が行ったパンチラ企画のパロディで、極端なミニスカートを穿き、パンツ丸出し。絶妙な間で「お前らなんでパンツを見てるんだ?」と凄む。SMAP時代、多くのコントをやってきた技術が冴え渡った。


 演劇部員として現れたのは、どぶろっく。下ネタ満載のミュージカル風コントを繰り広げる。1コーラス目が終わるとセットを突き破って出てきたのが稲垣吾郎。「慎吾と剛が二度見する 大きなイチモツをください♪」とSMAP時代もほとんど彼はしなかった下ネタを堂々と歌い上げた。


 最後には3人揃って登場し、感謝の言葉を述べ「特別な歌を歌います」と言って流れたのはSMAPの「世界に一つだけの花」を少しアレンジしたような前奏。まさか歌うのか? と思った矢先、「マンマン満足 一本満足♪」と歌い出すのだ。「ガキ出て満足♪」と。


 まさにやりたい放題。これまで出られなかった期間のフリが効きまくり大爆笑を巻き起こした。皮肉にも結果的に、地上波から消されていたことが笑ってはいられない不当なことだったと証明しているかのようだった。そのスター感はやはり絶大。きっと今年は彼らの姿をテレビでたくさん観ることができるだろう。



INFORMATION


『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時』

日本テレビ系 2019年12月31日放送より 年越しSP

http://www.ntv.co.jp/gaki/




(てれびのスキマ/週刊文春 2020年1月23日号)

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