男女の性器が歌い踊る...スウェーデンの教育番組の動画が危うく18禁に!

1月18日(日)22時0分 メンズサイゾー

 男性器と女性器を模したかわいいキャラクターたちが軽快な音楽をバックに歌い踊るミュージックビデオが、現在スウェーデンを中心に世界中で物議を醸している。


 ミュージックビデオを制作したのは、スウェーデンの子ども向けの教育番組。今月のはじめに自身のYouTubeおよびFacebookのページで放映に先駆けて配信したところ、子ども向けにもかかわらず性器そのものをテーマにしていることや、その意味深な歌詞で注目を集め、配信から一週間程度しか経っていないにもかかわらず、現時点(16日)で300万回以上再生されている。


 いったいそのミュージックビデオのどこが問題なのだろうか。


 まず、ビデオの中では男女の性器をそれぞれ子ども向けの言い方で表現している。日本語にすると何になるのかは国や家庭によって異なると思うので、とりあえずここでは仮に、男性器を"チン君"、女性器を"マンちゃん"としておこう。


 歌詞の中ではそれぞれの性器を次のように説明している。


「勢いよくやってきたのはチン君。彼はパンツを履かないんだ」「マンちゃんは素敵さ、たとえおばあちゃのものだって」


 歌詞をそのままの意味で捉えると、男の子にノーパンを推奨し、女性は年齢によって価値に違いがあることを前提とするような表現をしている。番組が3〜6歳向けであることを考えると余計な意味を持たせすぎているように見える。


 Facebook上のコメントの中にも、「これが教育と言えるのか」という意見のほか、幼い子どもを持つフランス人女性による次の投稿が多くの支持を得ている。


「このビデオから子どもたちが学べるのは、女の子にはヴァギナ、男の子にはペニスがあるということだけ。もし教育が目的というなら、たとえば、ペニスにはさまざまなサイズがあって小さくても大丈夫だということや、ヴァギナ同士やペニス同士も仲良くなれるんだってことを教えるべき。このビデオは異性愛的な視点だけで描かれている。中途半端に取り上げるくらいなら、作らない方がマシ」


 YouTube側も多くの批判を受けて、一時はこれを「18禁」扱いする判断を下そうとしたようだが、番組制作側の猛烈な説得によりそれは見送られた、とイギリスのカーディアン紙(ウェブ版)が報じている。


 たしかに、子ども向けの教育番組が18禁のミュージックビデオを制作したなんてことになったら大問題だ。


 しかし、多くの批判がある一方で、Facebookのコメントの中には「体に当たり前のようにあるものに関する素晴らしい歌だよ」と番組側を擁護する意見もちらほら。


 また、日本国内において意外な援軍も登場。在日スウェーデン大使館が自身のFacebookページで、「スウェーデン国内で賛否両論あることは事実ですが、スウェーデンでは健康的な『自然の性』の知識に向けた教育の取り組みが行われています」とミュージックビデオをポジティブに解釈し積極的に紹介したのだ。


 この賛否両論が巻き起こる状況に対し、番組のプロデューサーは前向きに捉えている。


「賛否両論があるということは、この動画が社会にとって必要なものであるという証明なのだと思う」(カーディアンより)


 プロデューサーによると、ネットで先行配信されたミュージックビデオは、2月末にテレビ番組で放映されるという。その際、番組は性器を大フィーチャーし、子ども向けの教育番組にもかかわらず、番組は性器一色になるという。


 またミュージックビデオの作詞を担当したヨハン・ホルムストロムもガーディアンに対し気になる発言をしている。なんと、配信されているミュージックビデオのフルバージョンのシングル曲が定額制の音楽配信サービス「Spotify」で間もなく配信されるというのだ。


 ここまでくると、炎上商法ここに極まれり、といった感が拭えないが、本当に教育番組が18禁スレスレの炎上商法を企てていたとしたら、世も末だ。
(文=ツジエダサト)

メンズサイゾー

この記事が気に入ったらいいね!しよう

スウェーデンをもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ