「炭鉱から観光へ」福島にハワイを作ったある男のアニメーションが激アツ!

1月18日(金)15時10分 おたくま経済新聞


 65歳と言えば、定年して第2の人生を過ごす時期。新しく職に就く人もいれば、今まで我慢していた趣味に没頭する人も少なくないかもしれません。その65歳にして事業転換を図り、熱い情熱で福島にハワイを作ったとある男の実話をもとに作り上げたアニメーションがサントリー「BOSS」より公開されました。

 その男の名前は、石炭の採掘会社である常磐炭礦の副社長、中村豊。炭鉱業が斜陽化する1960年に、会社を救い社員の生活を守るべく立ち上がった中村氏が、掘れば掘るほど溢れてくる温泉を逆手にとり、“炭鉱から観光へ”をキーワードに驚くべき事業転換を果たした姿が描かれています。

 この時代は、石炭製品から石油製品への転換期であり、炭鉱も次々と閉山していく頃。採掘できる石炭は減り、練炭や豆炭といった石炭製品も下火に。常磐炭礦も例にもれず、苦しい状況に立たされていました。石炭を採掘するはずが湧き出る温泉。そこに目を付けて、思い切ったかじ取りをした中村氏。ハワイは当時、庶民の憧れの観光地であり、高嶺の花。沸き上がる温泉を生かし、そのハワイを東北に作ってしまう計画には会議に出席した一同が戸惑い、自信が持てずに声すらあげられませんでした。「誰も意見がないという事は、全員賛成という事かな」と会議をまとめる中村氏。



 当時のハワイのイメージと言えば、常夏の島で色とりどりの花で作られたレイと、フラガールたち。そのフラガールも東京から呼び寄せず、地元の炭鉱人の血を受け継ぎ育ってきた人たちが踊る事に炭鉱の精神が生きる、と中村氏は断言し、地元の炭鉱人たちによる、東北のハワイが生まれたのでした。

 燃える石炭より熱い信念と情熱を貫き、のちの「スパリゾートハワイアンズ」となる日本初のリゾート施設、日本初のテーマパーク「常磐ハワイアンセンター」がこうしてオープンしたのです。

 キャラクターデザインは、2018年最も売れた本の「漫画 君たちはどう生きるか」の作画を手掛けた漫画家の羽賀翔一氏。羽賀氏のキャラクターがアニメーション化されるのはこれが初となります。羽賀氏は「中村豊さんの豪快さや、強さの奥にある、温かみや優しさを想像しながら描きました。(できあがった動画を見て)情熱がなにかを作り上げていくワクワク感をすごく感じる動画になっていましたし、僕が描かせていただいたキャラクーが動いているのを見ることができてとても嬉しかったです。中村豊さんは、まさに『ボス』という感じの方ですが、きっと誰の心の中にも自分を奮い立たせる小さな『ボス』がいて、それを発見し元気になれるアニメーションだと思います。」とコメントしています。



 この動画は、BOSS×スパリゾートハワイアンズ(Hawaiians)公式サイトおよびYouTubeで見る事ができるほか、2019年1月15日より、サントリー食品インターナショナル 「BOSS」『ある男の生き方』篇(TVCM 60秒)が福島エリアで放送となっています。

 いくつになってもロマンをもって仕事に挑み、柔軟な発想を持ち、情熱と信念を貫く。「BOSS」に必要なのは、そんな人柄なのかもしれませんね。



情報提供:サントリー食品インターナショナル株式会社

(梓川みいな)

おたくま経済新聞

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