芸能界で「タロウ」がブーム ピコ太郎、CMで中井貴一も

1月18日(水)7時0分 NEWSポストセブン

ピコ太郎も「タロウ」のひとりだ

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 芸能界では今、「タロウ」が活躍中だ。『PPAP』が大ヒットしたピコ太郎を始め、多くのタロウが話題を提供しているのだ。コラムニストのペリー荻野さんがブームに迫る。


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 昨年は、ピコ太郎にすべてをさらわれてしまったような日本のテレビ界。嵐の二宮和也が「ニノ太郎」になるなど、数々のパロディ〇〇太郎も登場。ピコ太郎本人は紅白にも出演、CMにも多数出演した。


 思えばCM界では、相変わらず、auで浦島太郎(桐谷健太)、金太郎(濱田岳)、桃太郎(松田翔太)の三太郎が頑張っているし、永谷園の「すし太郎」も二歳のとき、愛らしい動きで人気を集めた「太郎くん」が九歳になって再登場。元気よく、ちらしずしを作って、女の子たちに「美味しい!」とほめられていた。(ちなみに「すし太郎」CMには、かつて北島三郎とウルトラマンタロウが共演するバージョンがあり、ウルトラマンタロウは「うちは兄弟が多いので」とたくさんちらしずしを作り、ウルトラ兄弟たちに喜ばれるという設定だった)。


 他にもお笑い界では、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の「細かすぎて伝わらないモノマネ」優勝経験者アナログタロウが昨年末も「八代亜紀さんはメロンの皮をぺらぺらになるまで食べるそうです」などと十八番の「どうでもいい情報を教えてくれる歌番組の曲紹介」で健在ぶりをアピール。テレビ東京の『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告』は、3000本もの事件レポートをしたという82歳の東海林のり子が、ドリンクで毒殺を続けたという埼玉愛犬家連続殺人事件の容疑者に飲み物をすすめられたなどと告白するなど独自ムードを醸し出す番組となっている。


 よく見れば、あっちでもこっちでも「タロウ」が奮闘中だ。そんな中、突如、立候補(?)を表明したのが、中井貴一の「クリーンデンタロウ」である。「演説篇」CMの中井貴一はきっちりとしたスーツにビシッとした横分けで清潔感抜群。選挙カーを走らせて、町々を巡り、「私たちの口に中は危機にさらされている!」と演説を続けるクリーンデンタロウ。ひとりひとりの手をとって、下がっていく歯茎や出血を「気になりますよね」、「見て見ぬふりですか」などと話しかける。見ている視聴者もついつい「その通り」と支持してしまう力強さだ。


 驚いたことにというべきか、当然というべきか、クリーンデンタロウにはしっかりしたプロフィールがある。それによると、本名は「栗林伝太朗」。1961年9月18日生まれのA型で、座右の銘は「清潔」。好きな言葉は「本気」だという。歯科医の母と歯科技工士の父を持ち、歯周病の予防運動に身を捧げる覚悟なのである。


 ニュース番組がクリーンデンタロウに密着した設定の「密着篇」では、「10種の薬用成分」「クセになるすっきり感」など5つのマニュフェストを掲げるクリーンデンタロウをレポーターを追いかける。すると彼は「あなた歯茎大丈夫?」とレポーターの口の中まで心配までするのだった。


「まじめな顔でまじめなことを言ってるのに、なぜか面白い」というのは、中井貴一の得意技。まだまだやってくれそうだ。ただ気になるのは、彼の呼び名は常に「クリーンデンタロウさん」と呼ばないと何かに違反するんでしょうか。デンタロウさんじゃダメなの?

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