天才テリー伊藤対談「アキラ100%」(3)コンビから1人になって悩みました

1月19日(金)12時57分 アサ芸プラス

テリー 最近は40歳ぐらいでも「若手」と言われる芸人は多いけど、その中でもアキラさんは遅咲きだよね。それまでは、何をしてたの。

アキラ 僕、もともとは役者志望で、大学卒業後に養成所に行ったりしていました。

テリー あ、そうなんだ。確かに、男前だもんね。

アキラ いえいえ。でも、全然芽が出なくて、30歳の時に「このままじゃダメだ」と思って、お笑いを始めました。

テリー そこで、お笑いを選んだ理由は?

アキラ 昔から好きだったのもありますけど、芝居は人数がたくさん必要じゃないですか。でも、お笑いなら2人とか少人数でもできますから。それで、大学時代の同級生を誘ってコンビを組んだんです。

テリー 30歳だと、相方もけっこう大きな決断だったんじゃないかな。

アキラ 相方はその時、広告代理店で仕事していたんですけど、激務で体を壊したりしたこともあって、ちょうど会社を辞めて違うことをやりたいと思っていた時期だったそうです。「おもしろそうだし、やってみようか」と。そこからコンビで5〜6年活動しました。

テリー ネタはどっちが作っていたの?

アキラ 僕です。でも、全然ダメでした。「エンタの神様」にも一度出させてもらったんですけれど、なかなか次につながっていかなくて‥‥。「キングオブコント」も、たいてい3回戦ぐらいで落ちていましたし。

テリー それは、つらい状況だなァ。

アキラ そうなんですよ。それで35歳ぐらいの時に相方といろいろ話し合って、「来年1年、何もなかったら辞めよう」と。そしたらその1年、ホントに何もなくアッという間に過ぎたんです(苦笑)。で、コンビは解散。

テリー そんな状況で、よく続けたね。

アキラ やっぱり未練があったんです。自分がおもしろいと思ってずっと作ってきたコントが、全然認められなかったので。それで、「もし、いい相方が見つかったら、その時に組めばいいや」くらいの気持ちで、なんとなく1人で始めてみたんです。

テリー へェ、その気の抜け方が逆にプラスに働いたのかな。

アキラ どうでしょうか。それでも、もともと芝居出身なもので「人とどう関わって笑ってもらうか」みたいなことばかり考えていたので、1人のコントなんて何をやっていいのか、最初は全然わからなかったですね。

テリー ツッコミもボケもないもんね。1人で問いを出して、しかも答えを出さなくちゃいけない。

アキラ そうなんですよ。見た目も中肉中背で、顔が濃いわけでも薄いわけでもなく、いたって普通なものですから‥‥。

テリー インパクト不足を自覚してたのか、それはつらいなァ。

アキラ ネタは何をやっても中途半端というか、「スベらないけど、バカウケもしない」みたいな感じだったんですよね。それで本当に「これはダメだな」と悩んでいた時に、ダウンタウンさんの番組のオーディションのお話をいただいたんです。

テリー そうか、さっき「やけっぱち」って言ってた意味がよくわかったよ。しかし“裸一貫”って言葉があるけど、まさにそれを地で行くような起死回生だったんだね。

アサ芸プラス

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