喪失を乗り越え踊るバレエダンサー描く『RED SHOES/レッド・シューズ』3月公開
2024年1月19日(金)16時0分 シネマカフェ
バレエの有名校に通う才能豊かな若きバレエダンサー、サムは「赤い靴」の公演間際に姉の訃報を耳にし、ショックのあまり踊れなくなってしまう。精神的に大きな傷を負ったサムはバレエから距離を置いていたが、当時のライバル、密かに恋心を抱いていたダンスパートナー、いまも変わらず厳格な師との再会を通じて、再びバレエへの深い情熱が湧き上がる。
だが、またステージに立つには過去のトラウマが大きな壁となっていた。そんな時、今年も「赤い靴」の公演が決まり、サムの心は激しく揺れ動く…。
リアルを追求するために主演に抜擢されたのは、世界最大のバレエ・コンクールで金賞を受賞したジュリエット・ドハーティ。そのほか、バレエの国際コンクール等で実績のあるダンサーを起用し、バレエシーンは全て役者自身が踊っている。
舞台となるアカデミーは、ケイト・ブランシェット、メル・ギブソン、バズ・ラーマン監督らも学んだオーストラリアで最も権威のあるオーストラリア国立演劇学院が使用され、振付師にはオーストラリア・バレエ・カンパニーのプリンシパルであったダニエル・ガウディエッロを招き、圧巻のバレエシーンの創出に成功した。
解禁された予告編では、ジュリエット・ドハーティ演じる主人公サムが魅せるダンスシーンは圧巻の一言。甘いマスクの元ダンスパートナーとのロマンスを匂わせる描写が差し込まれるが、何より印象深いのは、師が「もう一度!」と繰り返すなど、鬼のように厳しいレッスンシーンの数々。それでも立ち向かい踊り続けるなかで喜び、苦悩、葛藤などを表現した先に、サムが生きる場所を見つけていく。
併せて解禁されたポスタービジュアルでは、“何度でも立ちあがり、踊り続けるの”というキャッチコピーとともに、レッド・シューズを履き、華麗に踊る姿のサムが切り取られている。そこに至るまで一体どんなドラマが繰り広げられるのか…。期待が膨らむビジュアルとなっている。
『RED SHOES/レッド・シューズ』は3月15日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。