大手芸能事務所が“鬼門“名古屋で物件探しに奔走するワケ

1月19日(月)21時30分 メンズサイゾー

 2027年に新宿〜名古屋間ルートが開通予定のリニアモーターカー。昨年12月17日に着工したばかりで、12年も先の話となるのだが、早くも名古屋駅付近の地価が上昇しているのだという。


 中小企業にとっては、その頃まで会社が存続している保障もないのだから何とも気の早い話だが、地元の不動産業者の中には「今の5倍以上の価値になる」と算出するものまでいるという。この低金利時代にあって確実な投資と考え、地価がグングン上昇しているのは納得のいくところだ。


 そんな中、誰もが知っている芸能事務所が名古屋中の物件を必死に見て回っているという情報が、地元の不動産業者の間を駆け廻っている。それが吉本興業だ。


「吉本は昔、大阪に続いて東京より早く名古屋にNSC(吉本総合芸能学院。New Star Creationの略)を開校したり、直営の専用劇場を持ったりと、かなり名古屋に力を入れていた時期があったんです。しかしなかなかスターを輩出することができずに2005年に学校も劇場(吉本栄3丁目劇場)も閉鎖。そんな暗い過去を持っている、イケイケの吉本にもかかわらず鬼門となっている場所なんです」(在阪放送作家)


 たしかに札幌からはタカアンドトシ、福岡から博多華丸・大吉など地方から多くのスターを生み出していることを考えると、大都市・名古屋からビックネームが出なかったのは不思議な話ではある。


「名古屋NSCに優秀な人材がいなかったわけではないんです。いま東京で活躍している、スピードワゴン(現在、ホリプロコム所属)やザブングル(現在、ワタナベエンターテインメント所属)、スギちゃん(現在、サンミュージックプロダクション所属)は名古屋NSCの出身です。みんな地元を離れ、東京の他事務所に移籍してからブレイクしました。だから吉本のイメージがまったくないんです」(同放送作家)


 あくまでウワサだが、上記のコンビにとって"名古屋よしもと時代"の話はタブーと聞いたことがある。よっぽど、名古屋時代に辛い思いをしたのだろう。


「名古屋よしもとを仕切っていた所長が、かなり破天荒な人間だったそうです。ただ、社内では力を持っていた人だったので、異動させることができず、渋々事業を縮小せざるを得なかったようですよ」(同放送作家)


 そんな暗黒の地・名古屋に、なぜまた吉本は勝負を賭けるのだろうか?


「"新宿から40分"というのが大きな魅力ですね。『ルミネtheよしもと』(新宿区)で舞台が終わって、1時間以内で人気芸人を名古屋の舞台に立たせることができるんですから、もうガッポガッポじゃないですか(笑)。鳴り物入りで始めた『よしもと幕張イオンモール劇場』(千葉県千葉市)は、休日はまだしも平日はすでに閑古鳥が鳴いていますし、へたしたら『神保町花月』(千代田区)に移動するよりも早く到着できるのですから、こんなビジネスチャンスはないはずですよ」(芸能ライター)


 元々、名古屋という土地は東京と大阪の中間にあるという土地柄、東京ローカルも大阪ローカルも両方見られる"優秀な芸人"が育つ土壌。たしかに駅前に専用の劇場ができ、新たに地元から人気スターを輩出する可能性は十分だ。『吉本栄3丁目劇場』も含めて、名古屋NSCが復活する日は近い!? 
(文=浅野悠)

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