「SMAPを連れて出て行け!」メリー氏の横暴がまかり通る日本芸能界の惨状に、「いっそ解散したほうが…」「見てられない」

1月19日(火)20時0分 messy

 昨日1月18日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)は、異質なものとなった。冒頭で解散騒動の渦中にあったSMAPメンバー全員が緊急生出演し、現在の心境を語った。明確な意思表示はされなかったものの、どうやら全員がジャニーズ事務所に残ることとなり、グループ解散は回避されたようである。

 メンバーはそれぞれ「申し訳ありませんでした」と謝罪を述べたものの誰も今回の騒動について具体的な話をしなかった。唯一、草なぎ剛(41)だけが「今回、ジャニ—さんに謝る機会を木村君が作ってくれました」と、「これはアドリブじゃ?」と感じさせるような生々しい発言をした。この蜂のひと刺しのような彼の一言には一体どんな思いが込められていたのか……「台本通りのセリフを言わされてる感が強いなか、草なぎのあれは精いっぱいの本音では?」「意外と男気あるのは、草なぎだった」「キムタク以外のメンバーの感情がまったく見えないのが怖かった」「芸能界の闇を見た」など会見後にネットは騒然となり、感想を投稿する人が多すぎてTwitterは一時接続不能となってしまったほどだ。事前の報道では、ジャニー喜多川氏ではなくあくまでも副社長のメリー喜多川氏が離脱を目論んだ4人に激怒していたと伝えられており、あえて草なぎがメリー氏ではなくジャニー氏への謝罪をしたと述べたのは、屈辱的なメリー氏のシナリオに抵抗する意味があったのかもしれない。

 ジャニーズ事務所としてはこれにて一件落着としたいところだっただろうが、青ざめて覇気のない国民的アイドルたちの姿が全国に放映されたことに視聴者は騒然とした。事務所の勢力拡大にもっとも貢献したと思われるSMAPであるのに、事務所幹部からは正当な評価をされず、“足抜け”も許されない。結果的にファンの間では、「解散したほうが良かったのかもしれない」「こんなSMAPは見てられない」「まるで事務所の奴隷じゃないか」と悲痛な声が上がっており、騒動はまだ収束の気配が見えない。

 ただ、テレビやスポーツ紙などの大手メディアは、「SMAP存続。これで本件は終了」と言わんばかり。世話になった会社に背き独立を画策した元SMAPチーフマネージャーと、彼女と共に独立しようと動いた中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、香取慎吾(38)、草なぎが軽率で、彼らを引き止めるべく尽力した木村拓哉(43)がヒーローという筋書きをなぞるばかりで、「事務所からSMAPへの特別扱いは終了」「今後(独立を試みた)4人は謹慎期間をもうけられる予定」との報道まである。すべてメリー氏の言いなりだ。というか、少なくともメリー氏側としては、これまで飯島氏管轄で動いていたSMAPを「特別扱い」していたつもりなのだろうか?



 本日1月19日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)もSMAP解散について全7ページにも及ぶ特集記事を掲載している。スポーツ紙やテレビ報道が「今回の騒動は、一種のクーデターである」とメリー喜多川氏と木村拓哉を擁護するような報道を繰り返すなか、今回の「週刊女性」はSMAPの育ての親であるマネージャー飯島氏(※同誌面ではI氏)と中居、稲垣、草なぎ、香取寄りの記事であると言えるだろう。同誌は「(木村を除く)4人のクーデターなんて最初からなかった。むしろ彼らは被害者である」という論調のようである。

 ことの発端はやはりジャニーズ事務所の副社長であるメリー喜多川氏と飯島氏の確執にある。昨年1月、「週刊文春」(文藝春秋)インタビューにて、メリー氏が娘であるジュリー氏を次期社長に据えると明言したうえ、飯島氏の仕事ぶりや飯島管轄のタレントを侮辱。これにより、かねてから対立傾向にあった両者の溝はさらに深くなり、加えて昨年9月に決定的な出来事があった。飯島氏が「NHK紅白歌合戦」の司会にSMAPをブッキングしていたことにメリー氏が激怒。飯島氏に対して「SMAPを連れて出て行け!」と怒鳴りつけたというのだ。これが事実であるとすればたしかにクーデターだったとはとても言えない。マネージャーだけでなくSMAPも解雇宣告を受けたようなものだ。

 しかもメリー氏が怒り狂った理由が、「ジュリー担当の嵐よりもSMAPが目立つなんてあり得ない!」という子供じみたものだったから驚く。結局、白組司会者はNHK『あさイチ』に出演し好感度抜群のV6井之原快彦でジャニーズ枠であったが、もしこれがSMAPだったとしてもジャニーズ事務所的に不都合などないと考えるのが普通だ。なぜ怒り狂う必要がある? おそらく多くの人が疑問を覚えるだろう。だがメリー氏は、「もしSMAPが司会となったら、ジュリーの顔が潰される」と危機感を抱いたようだ。というのも、紅白歌合戦の白組司会は2010年から14年まで5年連続でジュリー氏がマネジメントする「嵐」のメンバーが務めた。SMAPが司会に就任した場合、「世間からしたら、SMAPが嵐を追い落としたとみなされる」とメリー氏は判断、激昂したという。

 このことが直接の引き金となり、「SMAPは出て行け」と口走ったとしたら、娘可愛さや己のプライドのために会社の最大主力商品を邪険に扱うメリー氏の正気を疑う。ジャニーズ事務所という会社とビジネスのやりとりをすることに、不安を感じる企業も少なくないのではないか。そして「まさかそんなことで」と笑えないのは、先の「文春」ロングインタビューでメリー氏がいかに激情型の女性かをまざまざと見せつけられているからである。

 さて「週刊女性」によると、この紅白司会者の一件を経て、昨秋から飯島氏は「事務所をクビになる」と芸能界の関係各所に相談し、SMAPを受け入れてくれる事務所探しに奔走したのだという。そして11月頃にある大手事務所が受け入れをする、という形で話がまとまりかけたが、この段階で木村が「ジャニーズ事務所に残る」と言い始めた。無論、大手事務所がSMAPを引き取る条件は<5人一緒>であったというから、木村が抜けることでこの移籍計画はおじゃんとなってしまった。木村だけはジャニーズに残ることが確定し、残りの4人の進退は宙ぶらりんのままで年を越すことに。



 年が明け、1月13日にスポーツ紙がSMAP解散をすっぱ抜いた。もっともこれも飯島氏に近い人物が週刊誌のインタビューに答えSMAPの窮状を知らせようとしていたところ、この情報を知ったメリー氏寄りのスポーツ紙が先に「クーデター」であると書きたてたものである。

 昨日の生放送を見て、これで安心だなどと胸をなでおろしたファンはいないだろう。メンバーの憔悴しきった様子、感情を封じ込めたその顔を見て「私たちが見たいのはこんなSMAPじゃない」という意見が非常に多く上がっている。はたして今後SMAPはこれまでと同じような活動を、いや、今まで以上に活躍の機会を得ることができるのか。結局、今回の騒動の引き金となったメリー氏とジュリー氏の意見を聞くことはできないのだろうか。

 国民的アイドルの解散騒動の真実は、もはやファンだけでなく多くの国民の関心事となった。国会でも安倍総理がその騒動について質問をされ「(解散がなくて)よかったです」と答弁があったほどなのである(正直、国会にはふさわしくない質問だった気がするが)。こんなモヤモヤした形ではなく、きちんと納得できるようなほんとうの話を聞きたいものである。

(エリザベス松本)

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