新藤恵美さん 熟女ヌードの先駆けとなった写真集の思い出

1月19日(木)16時0分 NEWSポストセブン

往年の大女優・新藤恵美さんが思い出の写真集を振り返る

写真を拡大

 44歳の時にフルヌードを披露し、熟女ヌードの先駆けとなった往年の大女優・新藤恵美さんが、思い出の写真集『SPLASH』(1993年・竹書房刊/佐藤健撮影)について振り返る。


 * * *

 今だから言えますが、この写真集の話をいただく前、女性特有の病気がみつかりました。ゆくゆくは手術をするだろうなと思うと精神的に辛かったのですが、手術する前のきれいな体を撮ってもらいたいと前向きに考えて覚悟を決めました。


 実は、その10年ほど前の30代初めの頃にイギリスの有名な写真家からヘアヌードのお話があったんですよ。


『SPLASH』が出版されたのは1993年。最終的に20万部を超える大ヒットで、その2年前にヘアヌード写真集を出していた49歳の松尾嘉代さんに次ぐ44歳の時の作品でした。


 熟女ヌードの先駆けといわれることもありましたけど、気になりませんでした。評価は見ている人が決めることですからね。


 撮影は3月にオーストラリアのパースで2週間、4月に下北沢と相模湖で2週間の計1か月くらいかかりました。パースの時は、経由地の香港で衣装を大量に調達して現地に入りました。宿泊は『バーズウッドリゾート』。部屋の目の前がゴルフ場で、カジノ付きのバブリーなホテルでした。


 一番印象深い撮影場所は、ナムブン国立公園内にあるピナクル砂漠。石灰岩でできた石柱が点在する世界有数の絶景地でした。でも、パースから車で4時間もかかるんです。車中で2時間眠って、起きて外を見ても寝る前と景色がまったく変わらない(笑い)。周りに何もない砂漠の一本道をひたすら走っていたんです。


 パースで撮影している時に、偶然ポール・マッカートニーのワールドツアーの初日公演があったんです。


 チケットを手に入れて、10万人収容のスタジアムに入るとものすごい盛り上がりで。ビートルズ派というよりプレスリー派の私もツアーTシャツを買って、翌日の移動の時にスタッフ全員が着ていました。でも、立ち寄ったデパートでびっくり。エスカレーターに乗ると、下りてくる人が皆同じTシャツを着ているんです。


 2008年から栃木の那須に移住して、夫と愛犬たちと悠々自適、穏やかに暮らしています。


 黒磯で「ベガ」というパブを経営していますが、営業は不定期。「3回行ったけど、一度も電気がついていなかった」なんて言われることもあるくらい(笑い)。自分が納得できるものなら、これからは芸能の仕事にも取り組んでいきたいですね。


●しんどう・えみ/1949年3月20日生まれ。東京都出身。高校在学中の1964年にスカウトされ、1965年『俺たちの恋』(松竹)で女優デビュー。1970年ドラマ『姿三四郎』(日本テレビ系)、1971年『美しきチャレンジャー』(TBS系)で一躍スターダムに。1980年代には日活ロマンポルノ作品にも出演、清純派女優から妖艶な熟女へ華麗に変身した。1993年、44歳のときに出した5冊目の写真集『SPLASH』は熟女ブームの先駆けとなった。2008年から栃木・那須塩原に移り住み、2009年からJR黒磯駅近くのパブ「ベガ」を経営する。


撮影■佐藤健


※週刊ポスト2017年1月27日号

NEWSポストセブン

この記事が気に入ったらいいね!しよう

写真集をもっと詳しく

BIGLOBE
トップへ