W杯で自己ワーストの7連敗 高梨沙羅は平昌で勝てるのか?

1月20日(土)7時0分 文春オンライン


2位でも笑顔をみせた高梨 ©共同通信社


 スキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(21)に“異変”が生じている。


 1月13、14日に札幌で行われたW杯では3位と2位に終わり、今季開幕から優勝なし。昨季最終戦から7大会連続で優勝を逃しており、これは自己ワーストだ。2季連続でW杯総合優勝を果たした“絶対女王”に一体何が?


「一番の原因は競技レベルの向上です。以前なら高梨が多少ミスをしても勝てましたが今はそういうわけにはいかない。特にマーレン・ルンビ(ノルウェー)、カタリナ・アルトハウス(ドイツ)の急成長がすごい。この2強で常に優勝を分け合っており、付け入る隙がない」(スポーツ紙五輪担当記者)


 一般紙五輪担当記者は別の理由をあげる。


「今季開幕前、高梨は欧州合宿を敢行しましたが、不運にも雨にたたられた。飛べた本数も限られ、まともに練習できなかった。調整不足も影響していると思います」


 苦境にある高梨自身は「壁を乗り越えたい気持ちが強いし、どうしたら乗り越えられるか考えると楽しい。わくわくします」と強気のかまえを崩していない。平昌五輪の目標は「金メダル」と明言してもいるが、本番で逆転する可能性はあるのか。


「ルンビ、アルトハウスとの差は助走速度。身体が小さい分、高梨はいつも1キロ前後遅い。その分、踏み切りなどのミスが誰よりも許されない立場です。そのプレッシャーに押しつぶされないかが重要になってくるでしょう」(前出・スポーツ紙記者)


 もっとも“敵”は海外勢ばかりではない。


「昨季のW杯で総合2位になった伊藤有希(23)も強力なライバルです。今季は調子が上がっていませんが、あっけらかんとした性格で、大舞台に強い。ソチで高梨が4位に沈んだときも、伊藤は当時としては上々のパフォーマンスで7位入賞を果たしています」(前出・一般紙記者)


 不安材料は少なくないが、


「五輪にきっちりピークをあわせて、そして試合でもミスをしないこと。すべてがはまれば十分可能性はある。競技への取り組み、練習態度は本当に立派ですから」(同前)


 悲願の金メダルへむけて逆風が吹く高梨だが、ジャンプでは向かい風は大歓迎。平昌での大飛躍を期待したい。



(「週刊文春」編集部)

文春オンライン

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