新宿中村屋は“カレー以外”も絶品! まさかの土鍋料理「ナポリターノ」でユーラシアの味覚を堪能した

1月20日(月)11時0分 文春オンライン

 みなさんこんにちは、小宮山雄飛です。


 この連載は、誰もが知っているお店の、誰もが食べたことのある定番メニュー「じゃない方」を食べるグルメコラム<じゃない方のグルメ>。


 今回は、新宿中村屋でカレー「じゃない方」を食べようと思うのですが……。



インドカレーといえばここ! 新宿中村屋。


“聖地”でカレーを食べないなんて!


 中村屋といえば、日本で初めて本格的なインドカレーを出した、カレー界のパイオニア! そんな聖地といえるお店でカレーを食べないなんて、神への冒涜みたいな行為ですよ。


「お前、新宿中村屋に行ってカレー食べなかったんだってな!」なんて、カレーマニアからお叱りを受けたり、「あいつは本当はカレー好きじゃない」なんてことになったりしないでしょうか?


 今回は決死の取材になりそうです。



メニューをめくる目を止めるな!


 席についたらメニューを開いて、いよいよ中村屋のカレー「じゃない方」を探しましょう。




 どうしちゃっても先に出て来ちゃいます。


 中村屋純印度式カリー!


 そりゃそうです、みんなこれを楽しみにやって来てるのですから。



 しかし、ここは心を鬼にして、メニューのページをめくると……。



聞いたことのない「じゃない方」が登場!



 ナポリターノ!? インドカリーのお店ですよね??


 説明を読むと「八鳳麺(パーホンメン)のイタリア風トマト煮込み」と書いてある。


 そもそも、パーホンメンってなに!?


 いわゆるナポリタンともまた違うようです。とにかくこちらの「じゃない方」を食べてみましょう。


そして意外な形でやってきた


 なんと中村屋のナポリターノは、ネーミングからの想像も超えて、土鍋でやってきた。



 どうなってんだ、これ!?


 お店の方に蓋を開けてもらうと……。



 トマトベースのスープにぎっしりの八鳳麺(って八鳳麺がなにかまだ分かってませんが)。トマト・あさり・マッシュルームなどが乗っています。


一体どんな味なのか?





 八鳳麺はなんとも不思議な食感で、いわゆるトマトパスタとは全く違う印象。聞けば、油で揚げた中村屋特製の幅広卵麺で、この麺だけを買っていく人もいる隠れた人気者だそう。


 にしても、土鍋にトマトソース、麺は中華麺のようなオリジナルって、どこをどう切りとっても「じゃない方」感の強い一品。


 中村屋のカリー「じゃない方」であると同時に、普通のイタリアン「でもない方」な気がしますが、独特の食感とシンプルなトマトソースがあとをひく旨さです。



さらに、ロシアの「じゃない方」も!


 さらにメニューを見てみると、見慣れないメニューが。



 ロシア漬け!?


 インドカリーの聖地で、イタリアの次はロシア!?


 めっちゃ「じゃない方」感たっぷり。ということで注文してみると……。




 うーん、どこら辺がロシアなのかは分かりませんが、さっぱりとして美味しい、いわゆるピクルスです。


 ナポリターノの合間に食べると、口の中がイタリアから中国への旅の途中にロシアに寄り道したような状態になります(どんな食レポだ……)。



隣のテーブルをガン見


 卓上のユーラシアをすっかり楽しんだ「じゃない方」のグルメですが、ふと横のテーブルを見ると……。





 さすが中村屋の純印度式カリー、美味しそう。


 食べたい……。


 食べたい……。


 しかし、この連載はあくまで「じゃない方」を食べる企画。ここはぐっと堪えて、できるだけ周りのテーブルを見ないようにお店を出ました(なぜそこまでする……)。


 中村屋の「じゃない方」を堪能するために、8階の高級レストラン「Granna」へ、はしごです。



高級な「じゃない方」で出会った“最高の肉料理”


 実は新宿中村屋ビルの8階には、一般的な新宿中村屋のカジュアルなイメージ「じゃない方」の高級レストランがあるのです。



 カリーを食べられなかった悔しさを、こちらの高級中村屋の「じゃない方」で思いっきり埋めましょう。




 こちらのお店で注文した、カリー「じゃない方」は牛テールの柔らか煮込みです。



 どうだカリー、まいったか!(勝手に対決構造に持ち込んでますが、カリーもテールもまったく気にしてないかもしれません)


 見るからに美味しそうなカリー「じゃない方」の一皿。これはテンション上がります。




 うま————!!


 なんだ、この美味しさ。


「柔らか煮込み」の名に恥じぬ柔らかさと、コクのあるソースの組み合わせが、ほんとに至福の美味しさで、「じゃない方」どころか、むしろ柔らか煮込み専門店を開いて欲しいくらいです。



 新宿中村屋でカリーを食べないなんて、カレー好きとして耐えられるか心配でしたが、食べ終わってみれば大満足の「じゃない方」。


 みなさんも、カリーへの気持ちを振り切ることさえできれば、その先に中村屋さんのまた別のすごい一面を見ることができますよ!


 カレーマニアもそうでない人も、新宿中村屋にぜひ足を運んでみてください。


 ごちそうさまでした!




写真=山元茂樹/文藝春秋



INFORMATION


レストラン&カフェ Manna(マンナ) 新宿中村屋 

東京都新宿区新宿三丁目26番13号 新宿中村屋ビル地下2階

03-5362-7501

定休日:1月1日 

11:00〜22:00(L.O. 21:30)

〈金曜日・土曜日・祝前日〉11:00〜22:30(L.O. 21:45)


カジュアルレストラン Granna(グランナ) 新宿中村屋 

東京都新宿区新宿三丁目26番13号 新宿中村屋ビル8階

03-3352-6167

定休日:1月1日

〈平日〉11時〜16時(L.O. 15:00)/17時〜23時(L.O. 22:00)

〈土曜日〉11時〜23時(L.O. 22:00)

〈日曜日・祝日〉11時〜22時(L.O. 21:00)





(小宮山 雄飛)

文春オンライン

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