長澤まさみ&高橋一生が熱演!恋人の謎を探る「サスペンス映画」

1月20日(土)10時0分 まいじつ


映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『嘘を愛する女』


配給/東宝 1月20日よりTOHOシネマズ新宿ほかで全国公開

監督/中江和仁

出演/長澤まさみ高橋一生吉田鋼太郎川栄李奈ほか


昔からファンだけど、このところの長澤まさみは圧倒的にイイ。昨年三十路を迎え、いよいよ女性として、女優として“黄金年齢”(ボクが勝手に決めている)に突入したせいかもしれない。


昨年は『追憶』、『散歩する侵略者』と人妻役が続き、夫との関係に違和感を持ち始めて葛藤している役だった。人妻が似合う年になったのか、と、まるで親戚のオジサンのような気分で、感無量だった。今回は厳密には人妻ではないが、恋人と同棲して5年が経つという設定だから、ほとんど“内縁の妻”と呼んでいいのではないか。


バリバリのキャリアウーマンの由加利(長澤)は、同棲相手の桔平(高橋一生)が出先で倒れたとの知らせを受ける。やがて刑事から彼の免許証も仕事先もすべて嘘だったことを知り、ショックを受ける。昏睡状態のままの桔平を尻目に、彼女は中年探偵を雇い、事の深層を探るため、瀬戸内海まで出向くのだが…。



今年の長澤まさみは「イメージ」を打ち破る


自己チューで無鉄砲、自信家で呑んべえ、“嫌な女”の一面も持つこのヒロインも彼女が演じるとすべて魅力的に映る。その一挙手一投足に目が離せない。高橋とイチャついている最中、口の中に指入れられて“イ〜”とさせられ、“変顔”になってしまう姿もチャーミング。情事の迫真シーンこそないが、その事後に高橋からうなじをなめられ『ダメ〜、ソコは一番弱いとこ』と甘い声を出すあたりもエロいの何の。すべて嘘と知らされて荒れまくるシーンすら長澤が演じるとステキに映る。


そういえば『散歩する侵略者』でも、宇宙人に肉体を乗っ取られたとは知らない夫(松田龍平)にいつもプリプリ怒っていたっけ。う〜ん、怒った顔もカワイイぜ、と茶化したらよけい怒られるかな。一方、相手役の高橋は現在女性人気急上昇だが、こういう得体の知れない人物を演じるとハマる。女性が勝手に想像を逞しくして惹かれるタイプと見たが、いかがか。


男優陣では、雇われ探偵を演じる吉田鋼太郎のまなざしは中年代表のソレでもある。野放図で自分勝手なヒロインにキリキリ舞いさせられ、ケンカもするが、何だか見捨てられず、労を惜しまない。この“急造探偵コンビ”による丁々発止のロード・ムービーの面白さもある。彼女はこの後、映画も『マスカレード・ホテル』など目白押しで“世間が思っている長澤まさみじゃない役”が増えるという。ボクが楽しみなのは、女詐欺師を演じるという某テレビドラマ。


今年は一層、長澤まさみから目が離せない! と、この場を借りてファンレターを送りたい。



まいじつ

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