小野大輔さん、坂本真綾さん、諏訪部順一さん登壇!『黒執事 Book of the Atlantic』初日舞台挨拶レポート「みなさまを楽しませることができなくてどうします?」

1月21日(土)15時3分 アニメイトタイムズ

 2017年1月21日(土)、劇場版アニメ『黒執事 Book of the Atlantic』がついに全国ロードショー! 公開を記念して、キャストによる初日舞台挨拶が行われました。

 登壇したのは、主人公セバスチャン・ミカエリス役の小野大輔さん、シエル・ファントムハイヴ役の坂本真綾さん、そして本作でベールを脱ぐ葬儀屋(アンダーテイカー)役の諏訪部順一さんの3名。

 本稿では豪華声優陣による初日舞台挨拶(新宿バルト9/11:30〜の回上映前)の様子をお届けします!キャスト登壇!『黒執事』の魅力とは
 今回の司会は、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん。吉田さんの呼び込みで、盛大な拍手の中、セバスチャン・ミカエリス役の小野大輔さん、シエル・ファントムハイヴ役の坂本真綾さん、そして今回の劇場版で大きな鍵を握る諏訪部順一さんが登壇しました。

 今日の小野さんは、髪型もセバスチャン風、坂本さんはドレッシーな装い、諏訪部さんは入場とともに“不死鳥”のポーズで、それぞれに会場を沸かせました。

 約8年前のアニメ『黒執事』1期から登場しているキャスト3名。10年近く付き合ってきた『黒執事』という作品について問われると、まずは小野さんが、ゴシックやロリータといった背景とアクション、コメディ、ホラー、サスペンスなど様々なエンタテインメントが詰まった作品であることを挙げ、おもちゃ箱や宝石箱のようだと表現しました。

 加えて坂本さんは、キャラクターの魅力について触れ、単にかっこよかったりかわいかったりするのではなく、それぞれが信念に従って邁進していく様子に、第一印象よりもどのキャラクターも好きになるのだと話しました。

 さらに諏訪部さんは、ここから何を言えばと笑いながらも、見た目の美しさと対極的な人間の業や情念といった精神的な深みが描かれるストーリーにも大きな魅力があると語りました。それぞれのキャラクターへの思い
 つづいて、セバスチャンというキャラクターと長く付き合ってみて感じることを問われた小野さんは、役者として自分を成長させてくれた役になったと振り返り、座長として自分が背負わなければと強く感じたと明かしました。TVアニメ1期『黒執事』では、小野さんも坂本さんも一切話さないくらいに役に打ち込んでいたのだそう。しかし、それが作品をみんなで作っていくのだという気持ちを高めていったとのこと。役者としても人間としても、みんなで手を取り合って作っていくことの素晴らしさを感じさせてもらった役だと感慨深げでした。

 また、セバスチャンは自分の感情を表には出さないけれど、実はシエルの魂を食らうという熱さを持っているキャラクターであると話し、熱いものを秘めているセバスチャンはかっこいい存在だと思っているとも話しました。

 同様に長く付き合ってきたシエルについて訊ねられた坂本さんは、あまり少年役の経験もなく、男性も多い現場でいっぱいいっぱいだったと初期の頃を振り返りました。残りの話数を数えてしまうほどに難しいと感じていた役で、あまり現場で会話をした記憶がないという坂本さん。しかし一方で、小野“座長”がその空気を柔らかくしようとしてくれるのを感じ、次第に小野さんにも頼りやすく、セバスチャンとシエルとの関係も明確になってきたのだそう。小野さんがセバスチャンの声を出せば現場に黒執事の世界が広がるようなカリスマ性を感じたとも冗談交じりに話し、小野さんと同様に作品が育っていく喜びを感じたと明かしました。アンダーテイカー大活躍の「豪華客船編」
 一方で、アニメ化当初はただただ謎を感じさせるキャラクターであった葬儀屋(アンダーテイカー)。演じる諏訪部さんは、当初から葬儀屋のバックボーンについて聞き及んでいたのだといい、最初こそどう演じようかと思案したものの、あまり役作りで悩むことはなかったのだそう。上映前の舞台挨拶のため小声で今回はアンダーテイカーが活躍することをアピール。あまり詳しくは言えませんが、『黒執事 Book of the Atlantic』ではアンダーテイカーが大活躍です。

 本作は、原作でも特に人気が高く、アニメ化が期待されていた「豪華客船編」。実は「予定はないけれど、もしも劇場版が作れるのなら」という想定のもとに描かれたストーリーなのだそう。

 小野さんは、原作で「豪華客船編」を読んだ時にこれをぜひ演じたいと強く感じたといい、劇場版アニメ化の話を聞いてすごく納得がいったとのこと。ただ、セバスチャンという役柄が自分の感情を乗せられない苦しいキャラクターであることを考えると、嬉しさ半分、つらさ半分だったとも話しました。

 実はそんなセバスチャンも、本作ではちょっと違います。阿部監督と原作の枢先生からも存分にやってくださいとお墨付きをいただいたという新しいセバスチャンは、大活躍のアンダーテイカーとともにぜひ劇場でご確認ください。

 坂本さんは、本作劇場版の話を小野さんから聞いたのだそうで、またシエルを演じるチャンスを得られたことがとても嬉しいと感じた反面、小野さんから聞いたので嘘かもしれないと、最初はぬか喜びしないように気持ちを抑えていたことを語りました。坂本さんの反応にちょっとショックを受けている小野さんと、それを面白がっている様子の諏訪部さんに、会場は笑いに包まれました。

 また、台本をもらうまで原作を読んでいなかったという坂本さんは、読みながら衝撃の展開にかなり驚いたとも話し、一方で、キャラクターが勢揃いするためこの作品からでも十分『黒執事』に触れられるとして、劇場版にぴったりのエピソードだと絶賛しました。

 話題の葬儀屋役・諏訪部さんは、「豪華客船編」の原作が描かれた頃にCMのナレーションを務めたことに思いを馳せ、長年応援してくれた結果だと思うのでありがたいと、これまで『黒執事』を応援し続けてきたファンへの感謝を語りました。

 もしこれが好評なら、毎年『黒執事』の映画を公開できるのではととの話に、キャラクターが立っているのでどんな話でもできそうだと盛り上がりながらも、やはり原作通りに、これからも続編が作っていけたなら嬉しいと小野さんが話すと、みなさん大きく頷いている様子でした。「みなさまを楽しませることができなくてどうします?」新しい10年に
 フォトセッションをはさみ、最後にキャストのみなさんからご挨拶。

 諏訪部さんは、大きなスクリーンで、良い音で、全身でこの作品を楽しんで欲しい、みなさんのハートに届くように我々も頑張ったので、じっくりと楽しんで欲しいと挨拶。

 坂本さんも、劇場ならではの臨場感を楽しんで欲しい、また、いつもより表情豊かに情熱的に描かれているシエルを楽しんで欲しいと笑顔で語りました。

 そして小野さんは、『黒執事』の集大成でもあり、一方で連載10周年を迎え、さらに次の10周年へと進んでいきたい、進んでいって欲しいと挨拶。次の10周年に向けて、これからもずっとみなさまに愛される作品になることを祈っているとも述べました。必ずみなさまを楽しませる極上のエンタテインメントになっていると自信をのぞかせ、最後に「みなさまを楽しませることができなくてどうします?」とセバスチャンの笑顔で締めくくりました。 劇場版アニメ『黒執事 Book of the Atlantic』は、本日2017年1月21日(土)より全国ロードショー。ぜひみなさまも劇場でお楽しみください![取材・文/笈川采女]

アニメイトタイムズ

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