【特別映像】超絶イケメン画家の複雑な愛の模様を映す『エゴン・シーレ 死と乙女』

1月21日(土)21時0分 シネマカフェ

『エゴン・シーレ 死と乙女』 (C)Novotny & Novotny Filmproduktion GmbH

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20世紀の幕開けとともに彗星のごとく現われ、スキャンダラスな逸話と挑発的な名画の数々を残して、28歳の若さで早世した異端の天才画家エゴン・シーレ。その愛の物語を描く『エゴン・シーレ 死と乙女』から、複雑に入り組んだ彼の恋愛模様を象徴する本編映像がシネマカフェに到着した。

第一次世界大戦末期のウィーン。表現主義を代表する天才画家エゴン・シーレはスペイン風邪の流行によって、妻エディットとともに瀕死の床にいた——。

時を遡ること、1910年。美術アカデミーを退学したシーレは、同世代の画家仲間と“新芸術集団”を結成、16歳の妹ゲルティをモデルにした裸体画で頭角を現していた。そんなとき、ヌードモデルのモアと出逢う。褐色の肌を持つエキゾチックな彼女をモデルにした大胆な作品で一躍、脚光を浴びるシーレ。その後、敬愛するグスタフ・クリムトから赤毛のモデル、ヴァリを紹介されたシーレは、彼女を生涯のミューズとして数多くの名画を発表。幼児性愛者という誹謗中傷を浴びながらも、2人の信頼関係は、文字通りシーレを時代の寵児へとのし上げていく。しかし、第一次世界大戦が勃発。シーレとヴァリの関係も、時代の運命に翻弄されてしまう——。

16歳でヌードモデルを務め、敬愛する兄を献身的に支え続けた妹ゲルティ、そしてクリムトのモデルを経て、シーレとは公私にわたるパートナーとなった赤毛のヴァリ。数多くのモデルと浮名を流したシーレにとって、とりわけ大きな存在となった2人の女性との濃密な愛の日々を通じて、芸術を追求し続けるシーレの姿を、本作では赤裸々に描き出す。シーレ役には、モデル出身で本作が長編映画デビューとなる新星ノア・サーベトラが大抜擢。プレイボーイで非情、野心的なシーレを、その儚げな美貌とともに説得力たっぷりに息づかせた。

今回解禁となった本編映像は、シーレの最高傑作といわれる「死と乙女」が中央に飾られた展示会の様子を収めた1シーン。幼い子どもの手を引き、建物に足を踏み入れるのは、シーレの妹ゲルティ。彼女は兄シーレへの当てつけのように、兄の友人と結婚した。また、ゲルティが挨拶を交わしている女性は、シーレの妻エディット。その一方で、展示会の中心に飾られた「死と乙女」のモデルは、公私にわたるパートナーとして彼の美のミューズであり続けたヴァリだ。実は、超絶イケメンであり非情なプレイボーイでもあったシーレの複雑な愛の模様を描いている象徴的なこのシーン。


撮影されたのは、実際にウィーンにある「セセッション館」というウィーン分離派の展示施設。「死と乙女」の上にあるクリムトのベートーベン・フリーズという絵画は、いまでもそこに飾られている。本シーンでは、壁一面にシーレの絵が展示されているので、目を凝らしてみてほしい。

『エゴン・シーレ 死と乙女』は1月28日(土)より Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。

シネマカフェ

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