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最も影響を受けた作品が『お父さんは心配性』で声優・能登麻美子とも交流あり!! 芥川賞受賞作家・本谷有希子氏はオタクだった!?

おたぽる1月21日(木)21時0分
画像:『文化系トークラジオ Life』公式サイトより。
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『文化系トークラジオ Life』公式サイトより。

 1月19日、「第154回 芥川賞・直木賞」の選考会が行われ、直木賞に青山文平氏の『つまをめとらば』、芥川賞には滝口悠生氏の『死んでいない者』(ともに文藝春秋)と本谷有希子氏の『異類婚姻譚』(講談社)が、それぞれ選ばれたが、オタクたちが注目したのはなんと言っても本谷氏。ルックスももちろん、1998〜99年に放送されていたTVアニメ『彼氏彼女の事情』に、声優として出演していた本谷氏の受賞ということで、アニメ・声優ファンから「多才だなぁ」「どっかで聞いたことある名前だと思ったわ」などの声が上がっている。そこで改めて、本谷氏と『彼氏彼女の事情』を掘り下げていこうと思う。

“トラウマ語り”の欺瞞を鋭くえぐるシリアスコメディ『遭難、』で“演劇界の直木賞”といわれる「鶴屋南北戯曲賞」を最年少受賞(27歳)、悪魔的なエネルギーで一家を追いつめる女の物語、小説『幸せ最高ありがとうマジで!』で「第53回 岸田國士戯曲賞」受賞、ささやかな孤独と願いを抱いて生きる女性の一生を“6日間”で描く長編小説『自分を好きになる方法』で「第27回 三島由紀夫賞」受賞など、多くの功績を残してきた本谷氏。

 佐藤江梨子主演で映画化もされた、05年の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(すべて講談社)が「第18回 三島由紀夫賞」候補となったことで、一躍脚光を浴びた本谷氏だが、それ以前から旗揚げした「劇団、本谷有希子」や、『彼氏彼女の事情』の沢田亜弥役などで名は売れていた。

『彼氏彼女の事情』は、庵野秀明氏にとって『新世紀エヴァンゲリオン』放送後、初のTVアニメシリーズということで当時大注目を集めた。同名少女マンガを原作にした同作は、原作コミックに忠実でありながら、風景による心象表現、大地丙太郎氏らへのオマージュやパロディ、ギャグ要素、実写映像の挿入など、庵野氏らしさが随所に見られた。また、新人声優や劇団員を多く起用したのも同作の大きな特徴で、ヒロイン・宮沢雪野役を演じた榎本温子や、主人公・有馬総一郎役の鈴木千尋をはじめ、同作を機に羽ばたいた声優は多い。

 当時、女優として駆け出しだった本谷氏も、『彼氏彼女の事情』に起用された一人で、奇しくも、女子高生でありながら小説家として活動するという沢田亜弥というキャラクターを演じた。お世辞にも上手な演技とは言えなかったが、それは本人も自覚しているようで、芥川賞の受賞会見の席では、「オンエアで観た時にあまりの棒読みに絶望した」と語っている。また、今後声優に挑戦する可能性については「もうないと思う」とも。

 だが、『君に届け』シリーズの黒沼爽子などで知られる人気声優・能登麻美子とは、学生時代に同じ劇団に所属しており、シェイクスピアの『リア王』で同じ舞台に立っていたりもする(本谷氏:コーディーリア役、能登:使者役)。また、05年に刊行された「QuickJapan Vol.59」(太田出版)には、ふたりの対談の模様を掲載。その中で、能登が携帯電話を壊したことで連絡が途絶えてしまっていたが、本谷氏が他誌で能登に宛てた「自分の劇団を見に来て」という発信を機に再会を果たしたことや、劇団時代に一緒の布団で寝たことなどが語り合われている。今も交流があるのであれば、能登の呼びかけで一言でも声優復活をしてほしいところだ。

 今回、芥川賞を受賞したことで、さらに本谷氏の小説に注目が集まるわけだが、その源流は意外にも小説ではなく、マンガだという。インタビューなどでは、影響を受けたトップ3は、果てしなくバカという理由で岡田あーみん氏の『お父さんは心配性』、エンターテインメント性で冨樫義博氏の『幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER』(すべて集英社)、1位は業の深さから『銭ゲバ』や『アシュラ』(共に幻冬舎)といったジョージ秋山氏の作品。本谷氏いわく、「好きだなと思う人に共通しているのは、動物っぽい人」などと語っている。

 そうした情報を知った上で本谷氏の作品を読むと、今までと違って見えてくるかもしれない。これは今後追いかけると同時に、過去作を網羅する必要がありそうだ。

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