新潟の山奥に立派な山小屋、ピザ窯も 「作り方を見たらわかる」高齢男性が1人で建築 毎日通う暮らしは「幸せでっせ」

2025年1月22日(水)14時0分 ABEMA TIMES

 『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が1月19日に放送され、新潟の山奥に通い続ける高齢男性と、それを支える家族の生活に迫った。

【映像】山奥の“自作”山小屋を訪問

 日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家。そこには、どんな人物が、どんな理由で暮らしているのか!?衛星写真だけを手がかりに、その地へと赴き、地元の方々からの情報をもとに、一軒家の実態を徹底調査しながら、人里離れた場所にいる人物の人生にも迫っていく同番組。

 新潟県・中越地方の山の真っただ中に、⻘い屋根が目を引く建物を発見。捜索隊はまず、あたり一面に田んぼが広がる山あいの道沿いへ。その道すがら女性(74)を発見し、衛星写真を確認してもらう。「屋根を上から見ることはないから」と首を傾げつつも、心当たりのある小屋だという。しかも、その土地は女性の兄が所有する山で、家主は90歳前後の男性だとの有力情報。さらに、「一緒に行ってみましょうか?」と案内役を買ってくれ、捜索隊は集落を後にする。

 しかし、その道程は山肌沿いの急坂がつづら折りに続くかなり険しい山道だった。スタジオで見守っていた林修は「90歳の方がこの険しい道を運転して通っていらっしゃるんですか…」と、驚きの表情を見せる。ほぼ180度で折り返すような急カーブの山道を越え、未舗装の悪路の先、ようやく田んぼを見下ろす高台の上に小さな小屋が見えてきた。あいにくこの日は不在だったが、案内してくれた女性が連絡を取ってくれ、翌日会えることに。

 捜索隊が改めて小屋を再訪すると、ポツンと一軒家の主である男性(92)と、その⻑男の妻(67)が迎えてくれた。「ブナ林が好きで、この地にたどり着いた」という男性は70歳の時、土地を借りて小屋を自力で建てたのだという。現在は高齢のため免許を返納し、義娘が毎日送り迎えをしているということだ。

 仕事は⻑くバスの運転手をしていたというが、「職人が家を建てるのを見学していたら、(建て方が)わかったんです」と笑顔を見せる男性。自力で建てたとは思えないほどの立派な山小屋がそこにあった。

 独学で作ったのはそれだけではない。「2号店」と呼ぶ2階建ての物置に、母屋に増設した橋、そして最後に作ったのがピザ窯だ。「ピザが美味かったから」と話すが、これもお店の窯を見て作ったもの。ただ、2、3回しか使っていないそうで、義娘は「商売用のピザ窯を真似したので、大きすぎていくら焚いても中が温まらない(笑)」と明かした。

 「ブナ林を眺めながら深呼吸するのが楽しいんです」「幸せでっせ」と男性が語れば、義娘は「とにかくじいじはここに来るのがすごく楽しみなので、私もなるべく行ってあげたいなと思いながら。長生きしてここで楽しんでのんびりしていけたらいいなと思います」と笑顔を見せた。

 スタジオではMCの所ジョージが「山小屋に通うことが元気の秘訣になっているんですね」としみじみ。林は「ブナ林の景色に幸せを見出すことができる…これは、我々には永遠に手に入らない“究極の幸せ”だと感じました」と敬意を表していた。

ABEMA TIMES

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