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特撮冬の時代の開拓者だった!? マーベル本家にも登場して話題に! 東映版『スパイダーマン』を振り返る

おたぽる1月22日(木)18時0分
画像:「Marvel」公式HP内「Spider-Man」のページより。
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「Marvel」公式HP内「Spider-Man」のページより。

 巷ではアメコミ「Amazing Spider-Man」Vol.3の12号に、1978年にテレビ放送された東映版スパイダーマンとその愛機巨大ロボ・レオパルドンが登場したことで、妙な盛り上がりを見せている。これは、スパイダーマンシリーズに登場した、あらゆるスパイダーマンが一堂に会する一大クロスオーバー『Spider-Verse』劇中で起こったことだ。本稿では、話題となっている『Spider-Verse』と共に、東映版スパイダーマンと当時の特撮をめぐる状況を、私心を交えて概観していく。

■さまざまなスパイダーマンが共演!? スパイダーマンに何が起こったのか?

 マーベルコミックスの作品世界はマルチバースという並行世界で形成されている(スーパーマンを発行するDCコミックスも同様)。現在、物語が展開しているメインバースはEarth-616と呼ばれる世界で、「Amazing Spider-Man」もここに存在している。それぞれの世界にはそれぞれのスパイダーマン(≒ピーター・パーカー)がなんらかの形で存在している。いくつも枝分かれした世界(Earth-XX)に、さまざまなスパイダーマンが居て、東映版スパイダーマンの世界も並行世界の中に含まれている。逆に言ってしまえば、Earthを横断する「Spider-Verse」はなんでもアリの世界設定なのだ!

 スパイダーマンたちの敵は、コズミックビーイングであるモランとその眷属であるインヘリターズ。モランたちは生命を永らえさせるために、定期的に神々の生命を食す必要があり、今回白羽の矢が立ったのは蜘蛛の神と、その化身である、あらゆる世界のスパイダーマンたちだった。ただで食べられるわけにはいかないと、協力し合ってモランに対抗するのだが、コズミックな生命体であるモランとその眷属はむちゃくちゃ強すぎて、スパイダーマンたちは非常に不利な状況に置かれているのだ。避難場所Earth-013のセントラルパークで襲撃を受けた際に、みんなを救ったのが、日本からやってきたスパイダーマンたちだった!

 レオパルドンは、モラン配下のソラスと対決。ソラスのエネルギー攻撃を全て受けたために、左腕を切断されてしまう。しかし、レオパルドンの活躍でスパイダーマンをほかの世界へ逃がすことに成功する。コズミックビーイングであるインヘリターズを相手に腕一本で済むという東映版スパイダーマンの強さは、居並ぶスパイダーマンの中でも破格の扱いである。

 実は日本からの助っ人はレオパルドンとスパイダーマンだけでなく、「コミックボンボン」(講談社)で連載していた『スパイダーマンJ』と、もうひとりMarvel Mangaverse Spider-Manも登場する。東映版スパイダーマンはEarth-51778のスパイダーマンで、もちろん名前は山城拓也だ。

■東映版『スパイダーマン』は、特撮黄昏時代に生まれたヒーローだった?

 東映版のスパイダーマンは、元々マーベルコミックスと東映の間に結ばれた契約で、「お互いの作品を5年間は自由に使って、作品を作っていい」というかなり面白い試みから、78年に生まれた特撮ヒーローなのだ。この契約で東映からは『スパイダーマン』と『バトルフィーバーJ』が生まれ、マーベルコミックスは勇者ライディーン、ダンガードA、コン・バトラーVの3体のロボットが活躍する『Shogun Warriors』(ファンタスティック・フォーとも共演! というか、後半は主役の座を奪われているが)のコミックスが誕生したのだ。

 東映版『スパイダーマン』の少し前、74年には、第2次怪獣ブームを牽引してきた「ウルトラシリーズ」が『ウルトラマンレオ』を最後に終了。同じく人気の中心だった「仮面ライダーシリーズ」も、翌75年の『仮面ライダーストロンガー』で終焉を迎えた。大きな柱を失った特撮作品は、77年の『宇宙戦艦ヤマト』再放送をきっかけとする第2次アニメブームの到来もあって、徐々に減少していくことになる。

 そんな特撮作品の黄昏時代に生まれたのが、東映版『スパイダーマン』だった。

 ちょうど『スター・ウォーズ』エピソード4が日本でも公開された頃(78年)のことで、『スター・ウォーズ』に影響されたスペースオペラ的作品が生み出される少し前に、当時東京12チャンネルと呼ばれたテレビ東京で放送は始まった。78年という年はかなり微妙な時期で、その前には脱・巨大ヒーローを図る円谷プロの『恐竜探検隊ボーンフリー』や、変身ヒーローの集団化に拍車をかけた『秘密戦隊ゴレンジャー』などの話題作や人気作が登場しながら、シリーズ化するほどのヒット作にはならなかった(ちなみに、筆者は当時ハードSFにかぶれていた)。そして、81年には本格的に特撮作品がヤバイと実感することとなる。同年に制作された特撮作品が、東映製作の『電子戦隊デンジマン』からの『太陽戦隊サンバルカン』と『ロボット8ちゃん』の3作品(実質2作品)だけとなったからだ。その後、『仮面ライダー(新)』と『仮面ライダースーパー1』、『ウルトラマン80』(話はさておき、特撮がすごい!)で盛り返すかに見えた特撮だが、やはり主流はアニメーション! 特撮ブームを再燃させる起爆剤にはならなかった。

 東映版『スパイダーマン』の物語を簡単に説明すると、以下の通り。主人公の山城拓也は父の研究を悪用しようとする鉄十字団のモンスター教授によって殺されてしまう。洞窟に落下した拓也を蘇らせたのはスパイダー星の王様・ガリアだった。ガリアは母星を滅ぼしたモンスター教授への復讐を拓也に託して死んでいく。拓也はスパイダーエキスを注入されたことにより、スパイダーマンとなって父とガリアの復讐のために鉄十字団に戦いを挑んでいく。

 山城拓也=スパイダーマンはブレスレットによる変身、敵と対峙した際の名乗りポーズ&決め台詞、レオパルドンといった可変巨大ロボを所有する。そう、彼こそが現在のスーパー戦隊やメタルヒーロー路線で実践されたスタイルの先駆者であった。つまり、東映版『スパイダーマン』とは、特撮冬の時代を支えながら、新たなスタイルを開拓する者でもあったのである。

 なかでも敵と対峙した際の決めポーズを繰り返し見せる演出は、後の宇宙刑事シリーズの決めポーズにつながる。決め台詞は「地獄からの使者 スパイダーマン!」「鉄十字キラー スパイダーマン!」を基本形に、13話「親の愛に泣く男 スパイダーマン」16話「犬笛にむせび泣く男 スパイダーマン!」など、物語の内容に即した決め台詞に変化していった。

『Spider-Verse』で、ピーター・パーカーに招聘されて出現した際に発した決め台詞は

「I AM EMISSARY OF HELL! AND I SHALL FIGHT THIS GREAT EVIL FOR THE FATE OF ALL SPIDERS!」

決め台詞風に訳すと

「全てのスパイディの運命のため、巨悪と戦う男 地獄よりの使者 スパイダーマン!」

 という感じで、決めポーズと共に出現するのだ。東映版では全戦全勝無敵の秒殺ロボットだったレオパルドンだったが、今回初の黒星というのも必見。

 ちなみにマーベル公式ページで「Spider-Verse」の脚本を担当するダン・スロットが、東映版スパイダーマンのマーベル・ユニバース参戦についてインタビューに答えている(http://marvel.com/news/comics/23916/japanese_spiderman_rocks_spider-verse_returns_to_marvelcom)。これによるとダン・スロットは東映版スパイダーマンにとても思い入れがあることがわかる。幼少期にダビングで劣化した東映版スパイダーマンを観て衝撃を受けたことや、レオパルドンこそ戦隊やパワーレンジャーのロボットのルーツ、彼が最初なんだ! と熱く語っている。ダン・スロットが東映版でオススメする第7話「恐ろしきヒット曲!歌って踊る殺人ロック」ほか東映版スパイダーマンは、マーベル公式ページで無料配信中! この機会に東映版スパイダーマンをぜひ見ておこう!

「Spider-Verse」では現在登場14名のスパイダーマンがインヘリターズの餌食となっている。しかし、日本チームは全員健在。今後活躍するのかしないのか、そのあたりも合わせて「Spider-Verse」の今後に注目だ!
(文/加藤千高)

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データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア