予想される2019年御代がわり 秒単位スケジュールの必要性

1月22日(日)16時0分 NEWSポストセブン

御代がわりはどう進む?

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 1月17日午前11時少し前、たて続けに2台の車が皇居・半蔵門を通過し、中へと入っていった。それぞれの車には、皇太子さまと秋篠宮さまのお姿。天皇陛下とお2人が一堂に会される「頂上会談」が行われた。


「皇室の将来を話し合う場として2011年頃から不定期で行われています。陛下のお気持ちはその会談を通してご家族に共有されます。会談後のお食事に、美智子さまが加わられることもあったと聞きます。目下の話題はやはり、陛下の生前退位についてだったことでしょう」(宮内庁関係者)


 元日から、主要メディアでは皇室にまつわる報道が続いている。《生前退位を可能にする特例法案を国会提出》《退位後の陛下の呼称を上皇(太上天皇)とする》《秋篠宮さまを皇太子待遇に》。そして「2019年1月1日」に皇太子さまが即位され、新たな元号へと切り替えることを政府が検討中だと報じられた。


 1月17日、宮内庁の西村泰彦次長は会見で、「元日の即位は難しいのではないか」と述べた。だが、昨年8月の「お気持ち」表明を、陛下は次のようなお言葉から始められた。


「戦後70年という大きな節目を過ぎ、2年後には、平成30年を迎えます」


 平成30年は、西暦でいうと2018年。お言葉には、陛下がその年をひとつの区切りと考えられていることがありありとにじむ。2018年を最後に平成の世は終わりを迎え、「徳仁天皇」と「雅子皇后」が誕生する。その日まで、残された時間は2年を切っている。


 皇位継承のことを、皇室用語で「御代がわり」という。近代においては、先代の「崩御」をもって行われてきた皇位継承が、今回は「天皇陛下の退位」と「徳仁天皇の即位」によって実現する。つまり、今回の御代がわりのタイミングは“自然発生的”ではないので、あらかじめ誰かが決めておく必要がある。



「1月1日のほかに、年度が変わる4月1日に即位という選択肢もあったそうです。ですが、世界基準で見れば、“年度”は一般的ではなく、社会的な影響も鑑みて元日が導き出されたのでしょう。2019年元日に先立って、2018年夏頃に新たな元号が発表される案も検討されているといいます」(前出・宮内庁関係者)


 では、実際の御代がわりはどのように進むのか。


「元日をもって御代がわりとするには、さまざまな問題が生じます。


 まずは、朝5時半に始まる新年最初の祭祀である『四方拝』を誰がするのかということ。新たな天皇が行うとすれば、その前に即位にまつわる儀式を終えていなければいけません。署名と御璽を押すことで即位は成りますが、目に見える形での『剣璽等承継の儀』や『即位後朝見の儀』も重要視される。


 大晦日から夜を徹して行うのか、あるいは秒単位のスケジュールの正月に組み込むのかは調整が必要でしょう」(皇室ジャーナリスト)


 新天皇が直接国民の目に触れる最初の機会は、1月2日に皇居で行われる新年一般参賀だ。


「今年の一般参賀は平成に入って2番目に多い約9万7000人が足を運びました。過去最多は平成6年(1994年)の約11万1700人。前年に皇室に嫁いだ雅子さまが、初めて一般参賀に参加された年でした。御代がわりとなればそのときよりもはるかに大勢の人が集まることも想定されます」(皇室記者)


 長和殿のベランダの中央に、徳仁天皇が立たれる。それに倣い、雅子皇后や秋篠宮ご一家が手を振られるのだ。


「現陛下と美智子さまは、退かれた後も皇族でいらっしゃることに変わりはありません。ですが、新天皇と皇后のお披露目の場でもありますから、ご自身に注目が集まることを避けるため、お出ましにならないということも考えられます」(皇室記者)


撮影/雑誌協会代表取材


※女性セブン2017年2月2日号

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