老境のJ=P・レオーを楽しむ 映画「ライオンは今夜死ぬ」を採点!——シネマチャート

1月23日(火)17時0分 文春オンライン

〈あらすじ〉


夏、南仏コート・ダジュールで映画の撮影に臨んでいる年老いた俳優のジャン(ジャン=ピエール・レオー)は、「死」の演じ方について悩んでいた。諸事情で撮影が数日間中断されることになり、ジャンは近くにある古い屋敷を訪れる。かつて愛した女性ジュリエット(ポーリーヌ・エチエンヌ)が暮らしていたが、今は誰も住んでいないその屋敷で、ジャンは若く美しいジュリエットの幽霊と遭遇し、彼女が死んでいたことを知る。その一方で、映画を撮るために屋敷に忍び込んだ子供たちに誘われて、彼らの映画作りに参加する。ジャンは過去の記憶と向き合いながら、子供たちと過ごすことで、生きる歓びを思い出し、死とは何かを掴み取る。


〈解説〉


『不完全なふたり』の諏訪敦彦監督が、フランスの名優を主演に迎えて完成させた人生賛歌。103分。





  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★☆☆☆だらしなく膨張したJ=P・レオーに唖然。プロとして如何なものか?話も案外、型通り。南仏の風物と邸は見応えあり。




  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆昔ほど神経質でも挙動不審でもないが、J=P・レオーはやはり奇妙だ。ただ、その異形に子供や幽霊が絡むとやや窮屈。




  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆老いたレオーが、あの世の幻影を穏やかに受け止める老優ジャンを好演。気難しさなく死を迎えるまでの光景を描く。




  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆老境のレオーに絡む子供たちの可笑しみ。死を巡る主題の掘り下げとエチュード的な瑞々しさが幸福に調和する。音楽も◎。




  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆かつて子役だったレオーと映画を作る子供達、その佇まいを観ているだけで歓喜。映る全てに映画への愛が満ち溢れている。







©2017−FILM-IN-EVOLUTION−LES PRODUCTIONS BALTHAZAR−BITTERS END



INFORMATION

「ライオンは今夜死ぬ」(仏・日)

1月20日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

監督:諏訪敦彦

出演:ジャン=ピエール・レオー、ポーリーヌ・エチエンヌ、イザベル・ヴェンガルテン、アルチュール・アラリ、モード・ワイラー ほか

http://www.bitters.co.jp/lion/index.html




(「週刊文春」編集部)

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