生アフレコのアニメ公演「COCOLORS」を声優・高田憂希、横嶋監督らが語る「音響が間に合わなかったわけじゃないんですよ(笑)」

1月21日(土)11時0分 ニコニコニュース

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 アニメ「マクロスF」などでおなじみの声優May’nさんとラジオパーソナリティだけではなく声優としても活躍する鷲崎健さんの2人でお送りしている『電波ラボラトリー』。1月19日の放送では、2月に再演が決定した作品「COCOLORS(コカラス)」の監督の横嶋俊久さん、音楽担当の阿部隆大さん、主人公アキ役の高田憂希さんが登場しました。

 有害な火山灰により地上に住めなくなった人間が、マスクを着用し、素顔を晒さず地下で暮らしていたら? 外の世界はきっと美しいと、自分が信じたいがために嘘をつく少年少女がいたら? そんなテーマのアニメ作品をすべて生のアフレコ、楽器演奏で上映。その緊迫感あふれる舞台裏に迫ります。

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大昔の映画では、活弁士がいて、オーケストラがいて

鷲崎:
 まず監督にお伺いします。「COCOLORS」とはどのような作品でしょうか?

横嶋:
 オリジナルアニメーションとして、僕が脚本から担当しました。タイトルの「COCOLORS」は当て字なんですけれど。

鷲崎:
 なんの当て字?

横嶋:
 カラー(COLOR)という色の話と、日本語で心(COCOLO)を。

鷲崎:
 なるほど。

横嶋:
 どういう話かといいますと、荒廃してしまった地上がありまして。火山の大爆発とかもあり、地上に住めなくなった。そして人々が地下に住むようになった。有害な灰が降ってまして、それから身を守るために、大きなマスクをかぶったり、全身をスーツで覆っているという、そういう世界観です。

鷲崎:
 みんなが地上には住めなくなった世界。

横嶋:
 そうですね、地下で生活している。

鷲崎:
 悲惨な感じというより、この絵だけを見ていると、とても美しいですね。

横嶋:
 地下の世界では、みんなそれぞれ生活をしていて。

May’n:
 この絵は地下の世界なんですか?

横嶋:
 そうなんですよ、これは実は地下の世界です。

鷲崎:
 すでにそこには生活の基盤があるんですね。

横嶋:
 登場人物の顔が見えないというのが今回のテーマで、いわゆる表情が見えない。そうしたときに、どういうアニメーションが生まれるのか。実はこのアニメーションをイベントとして公開したことがありまして......。

一同:
 へぇー!

横嶋:
 どんなイベントかといいますと、「マチ★アソビ」という、徳島のイベントに2016年の10月に参加したんですけど、眉山の山頂で「COCOLORS」の映像を流しながら、生でアフレコと音楽を入れて。

鷲崎:
 音響関係が間に合わなかったんですか(笑)?

一同:
 (笑)

横嶋:
 そのイベントが非常に好評でして、また今回そういうイベントをやれたらいいなと。

鷲崎:
 いいですよね。映像があって、生アフレコがあって、生の演奏があって。大昔の映画の中では、活弁士がいて、オーケストラがいてっていうのはありましたけれど。今これをやるっていうのは本当に凄い。

「いや、きっと地上は良い世界のはずだ!」と自分に嘘をつく

高田:
 主人公のアキという子を演じさせてもらったんですけれど、まずこの世界観の中ではマスクを被っているので、キャラクターを読み解いていくところからすごく難しかったです。

May’n:
 何を思っているのかわからないもんね。

高田:
 そうなんです。アキという子は自分に対して臆病な一面があって、注目を浴びるために、よく嘘をつく子なんですよ。アキの幼少期に、外の世界を想像しながら、フユというキャラクターと夢を語り合うシーンがあるんです。けれど成長して外の世界は良い世界じゃないんだよ、と言われてしまう時に、「いや、きっと地上は良い世界のはずだ!」と自分に嘘をつく。でも、この嘘が他の人のためというよりも、アキ自身がそう信じたい気持ちでついている嘘なんです。これがフユと関係していくときに......、あとは映像を見ていただきたい(笑)。

単なる映像ではなく、ライブ映像として見ることができる。

鷲崎:
 先程も言いましたけれど、アフレコを生でやり、演奏も生でやり、すごいじゃないですか。これって経験的にはないですよね?

阿部:
 (音響が)間に合わなかったわけじゃないんですよ(笑)。

鷲崎:
 当たり前といえば当たり前なんですけど、間違いもブレも許されない環境じゃないですか。

阿部:
 準備して覚えるしかないんですよ、始まっちゃったらそのままいくしかないので。

May’n:
 そっか、ミュージカルと違って絶対に映像が。

阿部:
 そう、全然止まらない。

鷲崎:
 暗譜しちゃうってことですか?

阿部:
 みんな何回もリハーサルをして、譜面見ながら、絵を見ながら。

鷲崎:
 もちろん役者のみなさんも音楽に合わせる部分もあるだろうし。

高田:
 映像だけだと、アフレコの経験はありますが、生の演奏と合わせるときには、リハーサルで苦労したところがあります。役者と演奏が合わなかったりするんですよ。役者が先行しちゃったりすると、こういう風に見せたいと思ったシーンでも、上手く合ってない感じが出ちゃうとか。

鷲崎:
 もともとアフレコって音楽がついていない状態でやることが多いでしょう? 難しい代わりに複合的に音楽が生でついてるからこそ、テンションが上がってくる。普段だと出ない芝居が出たりとか、 もちろん音楽の方も同じですよね。

阿部:
 やりながらみんなテンションが上がっていく感じはあるんですよね。

鷲崎:
 新しい形のエンターテイメントだと思います。

横嶋:
 本当に素晴らしい役者さん、ミュージシャンとともに単なる映像ではなく、ライブ映像として見ることができる。

鷲崎:
 やっぱりその瞬間、その時に起こる。どの公演も決して同じものではないと。

横嶋:
 そうですね。

◇関連サイト
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