大河『麒麟がくる』の撮影現場、沢尻逮捕で信頼関係深まる

1月23日(木)11時0分 NEWSポストセブン

厳しい日程での撮影に疲弊しながらも誰よりも気配りしているという長谷川博己

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 沢尻エリカ(33才)の逮捕から2か月、放送延期を経てようやくNHK大河ドラマ『麒麟がくる』が1月19日に初回放送を迎えた。大河史上異例となる大幅な撮り直し。その期間、撮影は連日連夜に及んでいた。


 沢尻の逮捕を受けて、代役を立てるだけでなく、すでに撮影済みだったシーンの再撮影をしなくてはならなかった。


 川口春奈(24才)に白羽の矢が立つと、すぐにかつらや衣装合わせが始まり、12月2日には顔合わせとリハーサル、翌3日には早朝から撮影開始と、強行軍の撮影が始まった。


「通常、NHKは土日や祝日に撮影をすることが少ないのですが、再撮影のため年末年始はかなりハードなスケジュールだったようです。働き方改革が叫ばれる中、一時的なこととはいえ、ブラックに近い“グレーな撮影現場だな"という、ジョークまで飛びかっていました」(芸能関係者)


 過酷な日程以外にも、再撮影は苦労の連続だった。川口演じる帰蝶(後の濃姫)が馬に乗って初登場したのは、第1話の終了間際、本木雅弘(54才)が演じる父・斎藤道三との共演シーンだ。当初、東京・成城の東宝スタジオに建てられた稲葉山城のセットで撮影されていたが、再撮影時にはすでに解体済み。NHK局内のスタジオに再構築して撮影を行った。


「岩手県奥州市でのロケも9月から10月にかけて行っていたのですが、再撮影時には季節が変わっていました。そのためロケシーンの背景にはCGを利用して、季節感を出す予定だそうです」(番組関係者)


 スタッフもてんやわんやの中、川口は撮影に臨むだけでなく、ふすまの開け方や足の運び方など、時代劇に欠かせない所作も専門家の指導を受けながら徹底的に体にたたき込んで、帰蝶になりきった。


「時代劇の所作は独特です。明智光秀の母親役を演じる石川さゆりさん(61才)は、普段から着物での動きや立ち居振る舞いは慣れていますが、大河ドラマは勝手が違うようで、思わず現代風の所作をしてしまったこともあったそうです」(NHK関係者)


 川口は乗馬を引き続き練習中だという。


「帰蝶の乗馬シーンはまだあるので、それに向けて特訓しているそうです。帰蝶らしさを表現するために労力を惜しまない川口さんに対して、出演者、スタッフは本当に敬意を表しています。彼女の頑張りを見ているからこそ、再撮影を行う出演者たちからは不平不満の声は聞こえませんでした」(前出・番組関係者)


 そんな撮影現場で、誰よりも気を使っているのが主演の長谷川博己(42才)だった。深夜まで撮影が続いたある日のこと。周囲に目を配る長谷川は、スタッフにビールを差し入れたという。


「“一杯どうですか?”と言われた時は、張り詰めた空気が和みました。川口さんも声をかけられていましたが、初共演の主役から誘われて、ひとり後から加わったことで強いられていた緊張が少し解けたようでした」(前出・NHK関係者)


 そうして構築された信頼関係は、撮影現場を離れても深まっている。


「沢尻さんが逮捕される前までは、撮影後、どこかよそよそしかった共演者たちが、連絡先を交換してコミュニケーションを取るようになりました。その中心にいるのは長谷川さんです。


 長谷川さんは現場では口数が少ないかたなのですが、今回ばかりはナインティナインの岡村隆史さん(49才)などに声をかけて、積極的にコミュニケーションを図っています。長谷川さんは“こんなに短期間に新規登録をしたのは初めて”と笑っていたそうです」(前出・番組関係者)


 視聴率も上々で、撮影現場では結束力も高まっている。災い転じて福となす、か。


※女性セブン2020年2月6日号

NEWSポストセブン

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