自分で作詞したのにゴーストライターと疑われた!? 「泣き虫Princess」をリリースした小池美由に迫る!

1月24日(土)1時0分 おたぽる

写真/山本宏樹

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 相手が誰であろうと名前を呼び捨てにして、自分のペースを一切崩さずに会話の主導権をガッチリと握る"タメ口アイドル"として我が道を突き進む小池美由。うれしい報告をするとブーイングが起こり、最後の1曲になると「やったー!」と歓声が上がるファンとのお約束とも言えるやりとりは、早くからライブアイドル界で話題に上り始めた。2014年3月に出演した人気バラエティ番組『ゴッドタン』(テレビ東京)では特異なキャラクターがウケてアイドルファン以外にも知られる存在となり、ついに同年6月25日リリースのシングル「宇宙かくれんぼ」でメジャーデビューを果たした。2015年1月14日、満を持してリリースしたメジャー2ndシングル「泣き虫Princess」はオリコンデイリーランキング7位を獲得、ますます勢いを加速させている。

 我々、取材班は「泣き虫Princess」リリース当日にタワーレコード渋谷店で行われたリリースイベントに突入。リリイベ終了後も高いテンションを持続する小池美由に直撃取材を敢行した。

■自分で歌詞を書いているのに、ゴーストライターって疑われる

——オリコンデイリーランキング7位おめでとうございます!

小池美由(以下、小池) ありがとう!

——どんな気持ちですか?

小池 「イエイ!」って感じ。

——それだけですか(笑)。曲の聴きどころを教えてもらえますか?

小池 小池が歌詞を書いているんだけど、普段からこういうテンションの小池が、こんな歌詞書くんだ〜って思いながら聴いてほしいな。小池、いつもこんな感じだから「自分で歌詞書いてるよ」って言うと、ゴーストライターって疑われるの。今日もリリイベでみんなに言われた(笑)。

——今回の歌詞のテーマは?

小池 誰もがプリンセスになりたかった頃があるじゃない?

——そうですね。

小池 あ、本当に?

——いやいや僕は男なのでないですけど......適当にあいづちを打ってしまいました。

小池 そっかそっか。それで小池はプリンセスになれなかったわけじゃない? けど本物のプリンセスだってなりたくてなったわけじゃないでしょう。そんなわけで今回の歌詞を書いたの。

——小池さん自身は、泣き虫ではないんですか?

小池 嫌なことがあって泣いたりはしないけど、感動して泣くことはあるよ。この前、『ベイマックス』観て泣いちゃった。めっちゃ泣けるよ!

——カップリング曲の「強がりあまのじゃく」は、どんな気持ちで歌詞を書いたんですか?

小池 小池的なイメージとしては、泣き虫Princessと同じプリンセスなんだけど、泣き虫Princessが家の中だとすると、強がりあまのじゃくは、よそ向きのプリンセス。

——プリンセスの二面性ってことですか?

小池 家族に電話する時と、よその人に電話する時の声って違うじゃない? そんな感じ。

——わかったような、わからないような......。小池さんは自分があまのじゃくだと思いますか?

小池 小池は思ったことを何でも言っちゃうから違うよ。思ったことを言わない人っているじゃない? 本当はこう思っているのに、後から言う人とか。小池は「言えよ!」って思うけど、そういう人の気持ちになって書いたのが「強がりあまのじゃく」。

——どちらも自己を投影した歌詞ではないんですね。

小池 わりと小池はそういうことが多いかも。自分はこういう気持ちで歌詞を書くんじゃなく、こういう人はこんな気持ちなんだろうなと、自分とはまったく違う人って気持ちで書いてるかな。

——どんな時に歌詞を書くんですか?

小池 「書くぞ〜!」っていうよりは、普段からノートを持ち歩いていて、そこに思い付いた単語をいっぱい書いてるの。それで「歌詞書いてください」って言われてから、単語をつなぎ合わせて歌詞にしていく感じ。

——作詞先行なんですか?

小池 そう! 小池が一番!!

■最初は"楽"だからグループに入ろうと思っていた

——最近はソロアイドルの台頭が目立っている中、小池さんも今回のシングルで素晴らしい結果を残しました。デビューする時に今の自分を想像していましたか?

小池 全然。アイドルってたくさんいるでしょう。日本人の3人に一人がアイドルって感じかな(笑)。そうでしょう!?

——はい......。

小池 そんな中でこうやってCDを出させてもらったり、ライブをやらせてもらったり、舞台やラジオやテレビ、いろんなことやらせてもらってるけど、みんながみんなそうじゃないって本当は知ってるから。だから、いつもありがとうって思うし、なんだったら「へへ〜ん!」って思ってるから。

——どっちなんですか(笑)。そもそも、ソロになろうと思ったキッカケは何ですか?

小池 それは小池が決めたことじゃないんだよね。本当は小池もグループに入ろうって思ったもん。何かに乗っかったほうが楽じゃん(笑)。ソロだと、全部自分でやらなきゃいけないから。セットリストは考えてもらえるかもしれないけど、MCを考えるのは全部自分だし、ファン増やすのも自分だしさ。そりゃ、誰かに頼ったほうが楽だよ。みんながそういう気持ちでやってるわけじゃないと思うけどね。

——そもそも小池さんは、集団行動できるんですか?

小池 できるよ〜! まかせてまかせて。こう見えて21年間も生きてるわけだからね。人にまかせるのは余裕だよ。だけど小池が入ろうって思ったグループが、いつの間にかなくなっちゃったの。アイドルってすぐ卒業だ、解散だ、活動休止ってあるでしょ。だけどソロはまっすぐできるからいいよね。小池もグループがなくなってどうしようって思ってソロでやってきたから、今思えば超ラッキーだなって。やっぱり小池ってこういう性格だから、グループの中の一人っていうよりは、ステージに小池しか立てないから、みんなはいやでも小池を見るしかないじゃん。あとは目を背けるしかないじゃん。だから、ソロが自分に合ってるなって今は感じるけど、初めは無理じゃないかなって思ってた。

——デビュー当時から、今みたいにMCは達者だったんですか?

小池 おしゃべりは好きだから、わりと平気だった。みんなもさ、アイドルってわかって見てくれてるから、ちょっとダメでも、ちょっと失礼でも「まあアイドルだし」って保険がかかっているじゃない。小池、アイドルって保険をかけてやってるから。みんなも甘やかした目で見てくれるから気が楽(笑)。

■そもそも、アイドルになりたかったわけではない!?

——2012年からソロ活動を始めますが、当初からトークは今のスタイルだったんですか?

小池 わりとこんな感じだった気がする。けど最初、スタッフさんには敬語使ってた。そしたら初めて会った人から「タメ口じゃないんですね」って言われて、ちょっとガッカリぐらいな雰囲気になるから、「なんだコノヤロー」って思って(笑)。

——せっかく敬語を使ってるのにと(笑)。

小池 そう。気をつかってるのにね。でも今は小池のタメ口が浸透してなんでもよくなっちゃったし、こんな感じで誰に対してもタメ口だから、とても気が楽。ありがたい話だよ。

——そもそも、昔からアイドルになりたかったんですか?

小池 全然。小池、別にアイドル向きじゃないからね。アイドルをやりたくて始めたわけじゃないから、「アイドルで尊敬している人は誰ですか?」とか訊かれると、めっちゃ困る。

——では、どうしてアイドルになったんですか?

小池 小池、飽き症なの。一つのことを頑張ってやっている人って、とてもカッコいいじゃない。小池もそうなりたいと思って、ダンスを習い始めたの。その中にアイドルグループがあったんだけど、小池は大学受験と重なって、「大学合格した。イエーイ!」って言ってる間にグループがなくなって、じゃあソロでやろうかってなって。

——たまたま選択肢にアイドルがあっただけで、ダンスグループでもよかったんですか?

小池 そうだよ。だからアイドルのことって全然知らなかった。

——じゃあ初めてアイドルのライブを見た時は、異様な熱気に驚いたんじゃないですか?

小池 めっちゃビビるよね。小池すっごい人見知りだし、なんだったら人と関わらないで生きていきたいタイプだから余計に驚いた。アイドルのライブって、知らない人としゃべって知らない人と握手してって感じじゃん。みんなの住所も知らないし、みんなの仕事先も知らないし、「えっ?」って感じじゃん。なのに、あんな仲良しなんだよ。謎じゃない? 今でも謎。だから小池、どんな仕事をしているのかとか、基本はみんなのことを知りたいと思う。中には教えてくれない人もいるけどね(笑)。

——警戒されているんじゃないですか?(笑)

小池 知らない人って怖いじゃん。だから本名訊いて、名刺ももらったりするよ。そのほうがコミュニケーション取りやすいし、仲良くなれる気もするじゃん。

——そのコミュニケーションがタメ口ってのも強烈ですよね。普通はアイドルって愛嬌を振りまくわけじゃないですか。

小池 小池だって愛嬌振りまいてるよ(笑)。そんなに上手じゃないかもしれないけど、小池が敬語を使って「○○さん今日もカッコいいですね」とか言ってもウソっぽいでしょう。

——そんな太鼓持ち、ほかのアイドルもめったにしないでしょうけどね。

小池 そう? だから小池の得意なことをやろうと思って。小池は人の顔や名前を覚えるのが得意だから、みんなのことを知って、みんなのことを覚えていこうって路線できたってことかな。

■アイドルを辞めようと思ったことはない

——ライブでは小池さんとファンとのバラエティみたいなやりとりがお約束になっていますけど、いつからそんな流れになったんですか?

小池 わりと最初からそうだったよね。誰かがフザケてやりだしたら、勝手にみんなもやりだしたの。小池も面白いことが好きだからさ。

——初めて見るお客さんはビックリしますよね。

小池 そういう変わったところが一個でもあったら、それでみんなは覚えてくれるからさ。それも今となっては超ラッキーだよね。

——デビュー当時は、お客さんも少ないわけじゃないですか。それでめげることはありませんでしたか?

小池 いないことが当たり前だから全然平気だった。小池のことなんて知らないのが当たり前だし、ついさっきまで学校行って勉強してた子が、いきなりステージ出てきて、あんなに偉そうにしゃべってるんだよ。「誰だよ?」ってなるよね。

——対バンイベントだと前後に人気アイドルグループが出てくることもあるじゃないですか。そんな時に圧倒されることはないんですか?

小池 すごいなって思うけど、小池は小池のやり方ができているから、小池は小池って感じ。

——ハートが強いですね。

小池 みんなもそうだよ〜。きっと「私は私」って思ってるよ。

——ソロで活動するのがつらくて辞めようと思ったことはないんですか?

小池 ないよ〜! だってアイドル辞めたら、めっちゃ人生ツマんない。学校行って、家帰ってゲームして、マンガ読んでアニメ見てってぐらい。

——それなりに充実してそうですけどね(笑)。ソロならではの良さは何ですか?

小池 さっきも言ったけど、いやでも小池を見るしかないからさ。それ以外は何もない!

——もっとあるでしょう(笑)。ある程度、ステージで自分の好きにやれるのもいいですよね。

小池 そうだね。小池の権限を振るうことができるからね。小池、かくれんぼとか運動会とか初詣とか、いろんなイベントをやっているの。それを開催する権力もあるから、ソロでよかったと思ってる。グループだったら、ああじゃないこうじゃないって揉めるから、そこはソロでよかった。

■顔が変わったって言われるけど、整形はしてないよ!

——ソロの大変さは?

小池 大部屋の楽屋に居づらいぐらいかな。本当に居づらい時は、車に避難する。

——ソロ同士で話すこともないんですか?

小池 ないかなぁ......。女子ってさ、ある程度はグループができているじゃない。その輪の中に入っていくのは難しい。

——何年もソロアイドルやっているのに難しいですか。

小池 無理無理無理無理無理。そんなのは関係ないと思う。いつになっても慣れない。

——まったく人見知りが直ってないんですね(笑)。ところで、さきほどのリリイベでもファンいじりをしていましたけど、昔からやっていたんですか?

小池 そう。だって面白いじゃん。スーツ姿のサラリーマンが、15分ぐらいしかやらないライブでも走ってきてくれるんだよ。申し訳ない話だよね。

——お客さんに話を振る時って、リアクションが良さそうだなとか選別はしているんですか?

小池 しないよ。だから話を振って何もしゃべらないこともあって、「うわっ! 気まずい」って思いながらも、何事もなかったように次に行くよ。しゃべるのが苦手な人もいれば、ああいう場所でしゃべりたいっていう人もいるし、いろんな人がいるよね。それも小池は面白いって思う。

——小池さんは『ゴッドタン』出演でアイドルファン以外の認知度も高まりましたが、実力派のお笑い芸人が居並ぶバラエティって緊張しないんですか?

小池 いつも小池は緊張しているから、ライブもバラエティも変わらないよ。どこ行っても一緒!

——2015年は幸先の良いスタートを切りましたが、今年の目標は何ですか?

小池 車の免許を取りたい! ホントの目標なの。小池、無免許だから、「写真付きの身分証を見せて」って言われた時に、学生証を出すしかないの。その写真を見ると、けっこう顔が変わっているからさ。小池、整形してないのに「すごく顔が変わったね」って言われるの。可愛くなったってことだからいいんだけどね。小池、ソロ活動を始めて3年目でしょう。それをお祝いして2年間にわたって小池が撮ったチェキとか、配布しているチラシに載った写真を大きなアルバムにしてくれた人がいるの。うれしいなって思って見たら、1枚目の写真とかすごいの。みんなが言いにくいぐらい顔が変わっているからね(笑)。でも整形じゃないから!

——免許取得以外に、何か目標はありますか?

小池 海外に行きたい! 特にトルコのカッパドキア。小池、世界遺産好きなんだ。実際に行ったことはないんだけどね。

——アイドルとしての目標はないんですか(笑)。

小池 そっちか! なんだろうなぁ......。まだまだ小池のことを知らない人がたくさんいるから、いろんな場所に行ってライブをしたり、ラジオやテレビに出たり......。あ、全部やりたいや。
(取材・文/猪口貴裕)

■小池美由公式サイト
http://koikemiyu.cm-ent.jp/

メジャー2ndシングル「泣き虫Princess」
通常盤、初回盤A〜E/価格:¥926(税抜)
収録曲
1「泣き虫Princess」
2「強がりあまのじゃく」
3「泣き虫Princess」(Instrumental)
4「強がりあまのじゃく」(Instrumental)

おたぽる

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