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SMAP解散に中森明夫、元シブがき隊・布川敏和の見解

NEWSポストセブン1月24日(火)7時0分
画像:元シブがき隊・布川敏和がSMAP解散を語る
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元シブがき隊・布川敏和がSMAP解散を語る

『フォーリーブス』は11年、『キャンディーズ』は6年、『光GENJI』は8年。一世を風靡し、今も伝説として輝くアイドルグループでさえ、SMAPのように25年もトップを走り続けることはなかった。コラムニストの中森明夫さんが指摘する。


「以前のアイドルは、年と共に卒業するものでした。だけどSMAPは40代のおじさんになっても、アイドルであり続けた。だからこそ、V6やTOKIOも、40代で歌い続け、アイドルでいられるんじゃないですか? あのザ・ビートルズだって10年しか活動していません。アイドルのまま中年になれるという形を作ったことは画期的なことだと思います」


 中森さんはそんなSMAPを、“テレビが生んだ最後のスター”と評する。


「キムタクが『あすなろ白書』に脇役で出演した時は、一般的にはあまり知られていなかった。その木村さんや吾郎ちゃんはドラマ、中居さんや慎吾ちゃん、草なぎさんはバラエティー番組や『笑っていいとも!』などで人気を博し、彼らはいずれもテレビから火がついていった。バラエティー、司会、ドラマと個人の活動を広げつつも、SMAPとして、コントや料理もして、歌い続けた。冠番組『スマスマ』は月曜10時というゴールデンタイムで、高視聴率を20年間キープしたんです」


 翻って今は、舞台やSNS、YouTubeなど、人気のきっかけはテレビ以外だ。しかもファンが多いだけではない。SMAPのことは老若男女問わず、誰もが知っている。300万枚を売り上げ、音楽の教科書にも載っている『世界に一つだけの花』は歌えても、昨年末の紅白歌合戦に出場した歌手の歌で、老若男女みんなが口ずさめる曲がいったいいくつあっただろう。31才のSMAPファンの女性が言う。


「SMAPファンの集いに参加したとき、隣が60代の女性だったのですが、振付も歌詞も完璧で、口ずさんでいたのを見て、SMAPってすごいなあとうれしくなりました」


 そんなふうに、さまざまな世代に受け入れられた国民的スターだったからこそ、今回の解散に衝撃が走った。


 にもかかわらず、SMAPは解散コンサートも記者会見もなく、ひっそりと最後を迎えた。『スマスマ』で1曲だけ歌われた『世界に一つだけの花』は生放送ではなく収録で、メンバーの言葉もなかった。活動終了日である12月31日の紅白歌合戦も出場せず、番組内で彼らに触れることもなかった。



「トップスターの解散のやりかたとして、納得がいかない面はあるでしょう。キャンディーズは“普通の女の子に戻りたい”という名言を残した後、後楽園球場でコンサートを行い、ファンは涙ながらに見送った。シブがき隊もチェッカーズも、それぞれの解散シーンがある。だけど彼らは、すっと消えてしまった。だからこそ、ファンだけでなく、普段当たり前のように彼らをテレビで見ていた、この国の多くの人たちも、突然いなくなったことを消化できないんでしょう」(中森さん)


 SMAPの先輩、元シブがき隊の布川敏和(51才)は、「いろいろ理由はあったのかもしれないけれど、自分たちの経験から考えても花道を作ったほうがよかった」と話す。


「シブがき隊は1988年の11月2日に解散コンサートを開催したけれど、解散自体は1年前から決まっていたので、“ファンの人もシブがき隊の隊員で、みんなの拍手が卒業証書です”という台詞で終わらせようと決めたんです」


 それは、メンバーのみならず作家まで呼んで、有終の美をどう飾るか、考えに考えた結果だった。


「やっぱり、ファンがそうであるように、アイドルの側も今まで応援してくれたファンたちに感謝を伝えたい。だからあの『スマスマ』で『世界に一つだけの花』を歌ったとき、中居が最後に、手を、本来は1本だけ指を立てる振り付けを、“1、2、3、4、5”と指を折って、最後にパッと開いて手を振ったでしょ。あれはきっとスタッフに事前に伝えて、アップで抜いてもらったんだと思います。ファンやメンバーへ、メッセージを伝えたかったんだと思います」(布川)


 シブがき隊の活動期間は8年。人気アイドルの最後の瞬間に立ち会いたいと、解散ライブに全国からファンが押し寄せ、会場を取り囲んだ。そんな絶頂期に、なぜ解散しなければならなかったのか。


「嫌になったとかじゃなく、当時アイドルは何年も続けるようなものじゃなかったし、キャーキャー言われるのがずっと続くなんて思えなかった。しかも、10代半ばで始めたので、そもそもが仕事だと思っていなかった。でも23才になると、3人それぞれやりたい方向がわかってくるし、じいさんになっても『シブがき』じゃあまずいだろう、それじゃあやっぱり解散しようとなったんです」(布川)


 気の合う仲間との遊びや部活の延長のような形で結成されたグループも、時を経て大人になればそれぞれ別の人生を歩むようになる。ましてやSMAPは40代。布川は、「解散」を迎えることはある意味、必然だと強調した。


※女性セブン2017年2月2日号

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