藤井聡太王将、“おいなりさん”の総本宮「伏見稲荷大社」で連勝なるか!?挑戦者・永瀬拓矢九段との注目の京都対局始まる/将棋・王将戦第2局
2025年1月25日(土)9時2分 ABEMA TIMES

将棋の藤井聡太王将(竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖、22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル 第74期ALSOK杯王将戦七番勝負」第2局が1月25日、京都市の伏見稲荷大社で始まった。シリーズは藤井王将の先勝でスタート。先手番となる本局を制し、リードを広げるか。挑戦者の永瀬九段が追いつくか。
藤井王将と永瀬九段がタイトル戦で4度目の激突となる本シリーズ。第2局は、古都・京都の伏見稲荷大社で初開催される。日本全国に約3万社あると言われている「おいなりさん」こと稲荷神社の総本宮で、商売繁昌や五穀豊穣のご利益を求めて年間を通じて多くの人が参拝に訪れる。京都に都が遷る前の約1300年前に創建された歴史があり、『枕草子』や『今昔物語集』などの古典文学にもたびたび登場する。また、伏見稲荷大社を象徴するのが千本鳥居だ。稲荷塗と言われる“朱”で彩色され、約1万本以上の鳥居が並ぶ様子は、この地の象徴とされている。
シリーズは、藤井王将が白星発進。1月12・13日に静岡県掛川市で行われた開幕局は、永瀬九段の先手で相掛かりの出だしとなった。終盤の入り口まで挑戦者ペースで進行していたものの、勝負所で慎重に受けに回った永瀬九段に対し、藤井王将が金を躍動させ攻守に手厚い好手を披露。バラバラだった陣形から瞬く間に堅陣を築き上げると、緩急自在の指し回しで先勝をもぎ取った。
防衛4連覇を目指す藤井王将は、シリーズを制覇した場合、谷川浩司十七世名人(62)が保持するタイトル獲得数27期に並び、歴代5位となる。驚異のスピード感で金字塔を打ち立てる藤井王将は、本七番勝負で快記録をマークするのか。その戦いぶりから目が離せない。
本局の持ち時間は各8時間の2日制。第2局の先手は藤井王将。
(ABEMA/将棋チャンネルより)