脚本の完成に4年!?『デイアンドナイト』“山田孝之”にしかできない、本気のプロデュース業

2019年1月25日(金)11時0分 映画ランドNEWS

1月26日(土)公開の映画『デイアンドナイト』。今回、一切出演しない、完全裏方に回った山田孝之の本気のプロデュースをご紹介。


(C)2019「デイアンドナイト」製作委員会

俳優・阿部進之介が企画・主演を務め、若き俊英・藤井道人が監督を務めた映画『デイアンドナイト』が1月26日(土)に全国公開する。「人間の善と悪」という重厚なテーマを軸に、家族を殺されたものたちが、自らの善悪に翻弄される姿を描いた、骨太な人間ドラマだ。ロケ地となった秋田県では、1月19日(土)に先行上映が開始され、SNS上では「善と悪について考えさせられる」「究極な倫理観の物語」との声が続々と広がっている。本作でプロデュースを務めるのが、名実ともに日本を代表する俳優・山田孝之。一切出演しない、完全裏方に回った山田孝之の本気のプロデュースをご紹介。


脚本の完成に4年!?主役以外のキャラクターを演じた山田孝之




山田孝之プロデューサー

多忙な合間を縫って、ロケ地の選定や資金調達、脚本開発会議など、制作過程の全てに携わったという山田。特に脚本開発では、「書いてある台詞ではなく、生きた言葉にしなければならない。それは、登場人物の気持ちになって発しないとわからない。」という山田の考えのもと、実際に役を演じながら修正するという珍しい手法を採用。主人公を阿部が、それ以外の全てのキャラクターを山田が演じ、台詞の細やかなニュアンスやリズムを中心に、修正。会議は、12時間を超える日もあったそう。そうして積み重なった脚本は28稿に及び、クランクイン間近に遂に完成。2013年からスタートし、4年の歳月を費やした脚本開発に山田は、「台詞を生きた言葉にするためには、やってよかった。」と胸を張った。また、ともに脚本を開発した藤井監督は、女性キャラクターをも完璧に演じる山田の演技力に、終始圧倒されていたそう。


500名の中から逸材を発掘!山田孝之自らヒロイン役を熱演




大野奈々(清原果耶

オーディションでは、阿部とともに審査員として参加した山田。ヒロイン・奈々の相手役の男子高校生を決めるオーディションでは、山田自ら奈々役を熱演したという。その姿を見た阿部は、「だんだん芝居する孝之が本当に奈々に見えてきた。」と当時を振り返っている。


ヒロインの奈々役には、500名もの応募者が集まり、中でも圧倒的な演技力・表現力をみせたのが、清原果耶だ。たった1シーンで、難役である奈々に完璧に憑依した清原に、山田は感動して涙を流したという。山田を含めた審査員の満場一致で、奈々役は清原に決定した。


役者目線のプロデュース。掃除や買い出しまで、キャスト陣を徹底ケア!




実は、山田がプロデューサーとして本作に参加したのは、とある想いがきっかけだった。俳優として活動していると、映画製作過程に疑問が生じてきたという山田。「それを自分が改善できたら、後輩に同じような思いをさせないで済むのではないかと。自分も作り手として何かできないかと思った。」と、自ら先陣を切って改善を試み、プロデューサーを買って出たそう。


さらに、役者が芝居に集中できない場面に直面することがあり、自分がプロデューサーとしてフォローしていければ、と役者へのケアを徹底した。11月の秋田県で行われた撮影では、防寒着の配布や、雪かき、掃除、買い出しに差し入れ等、どんな細やかな作業を率先して行い、役者陣が芝居に集中できるよう環境を作り続けた。


「人間の善と悪」というテーマは、山田が阿部・藤井に「家族が殺されたらどうする?」と問いかけた際に、全員が違う答えを出し、「なぜ?」と会話が広がったことで決定。自分自身を見つめ直したり、周囲の人々と話すきっかけになる映画を作りたいと話す山田の、入魂の野心作をぜひ劇場で味わってほしい。



映画『デイアンドナイト』は1月26日(土)より全国公開


(C)2019「デイアンドナイト」製作委員会


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