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横綱昇進口上の「四字熟語」 「若貴」が作ったブームだった

J-CASTニュース1月25日(水)19時44分
画像:相撲界を席巻した四字熟語ブームとは(写真は両国国技館。Wikimedia Commonsより)
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相撲界を席巻した四字熟語ブームとは(写真は両国国技館。Wikimedia Commonsより)

新横綱・稀勢の里は、横綱昇進の「口上」で、どんな四字熟語を使うのかに、NHKなど多くのテレビが関心を高めたが、実際には四字熟語は使わなかった。

ここ数年の事例から、「伝統」と認識されることも多い四字熟語入りの昇進口上だが、
一体いつごろから「ブーム」となったのか。



「堅忍不抜」「不惜身命」



大相撲初場所で初優勝を果たした稀勢の里は、17年1月25日、晴れて第72代横綱に正式決定した。日本出身の横綱の誕生は、第65代の貴乃花以来23年ぶりだ。


「横綱の名に恥じぬよう、精進いたします」

同日の横綱推挙伝達式で述べた口上は、四字熟語抜きのシンプルな形。土俵入りの型は「憧れがあった」として雲竜型に決めた。


その雲竜型を締めた三代目若乃花や貴乃花はかつて


「横綱として堅忍不抜(けんにんふばつ)の精神で精進していきます」(三代目若乃花)

「今後も不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で、力士として不惜身命(ふしゃくしんみょう)を貫く所存でございます」(貴乃花)

と独特の四字熟語を用いた口上を披露している。


その表現法は以後の横綱にも


「横綱の地位を汚さぬよう、精神一到(せいしんいっとう)を貫き、相撲道に精進いたします」(白鵬)

「横綱の自覚を持って全身全霊で相撲道に精進します」(日馬富士)

と受け継がれ、モンゴル出身の横綱も四字熟語を口上に使っていくようになった。


そのためか、稀勢の里の口上は多くのメディアに注目され、結果として


「四字熟語なし」

が、センセーショナルに報じられた。


しかし、それは「大相撲の伝統」ではなさそうだ。「若貴以前」の2人は、


「横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進します」(曙)

「横綱の名を辱めぬように、全力を尽くして努力精進し、健康に注意しながら心技体の充実に努めます」(旭富士)

といずれも四字熟語抜きだった。


四字熟語入りの口上ブームは「若貴」によって作られたとも言え、稀勢の里はそれを普通に戻しただけともいえる。

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データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア