絵本の無料公開をめぐって炎上中の西野亮廣、声優・明坂聡美とのTwitterバトルを時系列でまとめてみた

1月25日(水)22時0分 おたぽる

キングコング 西野 公式ブログより。

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 現在ネット上でおおいに盛り上がっている、お笑いコンビ「キングコング」、そして絵本作家として活躍中の西野亮廣が脚本・監督を務めた絵本『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)の“無料公開”。

 昨年10月にリリースされた『えんとつ町のプペル』は、西野の知名度の高さもあって、23万部の大ヒット。ところが今年1月19日、西野が、ある小学生から「2000円では高くて買えない」という意見をもらったとして、より多くの人に見て欲しいとネット上での無料公開に踏み切った。

 この無料公開に踏み切った際、西野は自身のブログで、「お金の奴隷解放宣言。」と題し “「お金が無い人には見せませーん」ってナンダ? 糞ダセー。 ……いや、モノによっては、そういうモノがあってもいいのかもしれません(←ここ大事!ニュースになると切り取られる部分ね)。 しかし、はたして全てのモノが『お金』を介さないといけないのでしょうか?”などと綴ったこともあり、ネット、SNSで『えんとつ町のプペル』無料公開の是非、西野の姿勢についてさまざまな議論(一部では誹謗中傷)が繰り広げられることに。

 もともとアンチが多かった西野だけに、議論はおおいに盛り上がり、その上、西野がマメにブログを更新しつづけ、Twitterでつぶやき続けたこともあって、その勢いは加速。さらにその論戦に一線で活躍するクリエイターも参加、まとめサイトなども大喜びで絡んできたことで、事態は混迷しているようだ。

 そこでおたぽるは、時系列順に誰がどんな発言をしていたのか、ざっくりとまとめてみた。炎上の推移や内容を知りたいという方にはサラッと眺めてみてほしい。

■1月19日14時頃
 クラウドファンディングに参加し、『えんとつ町のプペル』を支援していたという声優の明坂聡美(@akekodao)は、「えんとつ町のプペル、無料公開しちゃったの?!?(顔文字)」と投稿。続けて、「少ないお金を一生懸命貯めて買うから、お金の大切さや物の価値を理解するのに『じゃあタダであげよう』なんて言っていたらその感覚がなくなってしまうよ」「タダで提供できるものが良いもの程、作品の価値も、クリエイターに支払う対価も下げてしまう可能性がある。だって『○○みたいな有名作品がタダなのに、それより無名な作品にお金を払う価値があるの?』ってなるもの」と指摘。

■同日21時頃
 すると、これに対し、西野(@nishinoakihiro)が「それがアウトだと、有名アーティストはYouTubeにPVをアップできませんね」と明坂のツイートを引用しながら反応。

 さらに、翌日8時10分には「『えんとつ町のプペル』を無料公開したらAmazonランキングが1位になった。」というタイトルでブログを更新。文中に「クリエイターに支払う対価が下がる」と指摘する明坂のツイートのスクリーンショットを用いながら(現在は削除済み)、無料公開に際する自身の考えを綴り、明坂の意見を否定。

■1月20日10時頃
 明坂は西野からのTwitterのリプライに対して、「PVは途中までの尺で最後にリリース情報を載せる、いわばCMです。今回のは全部ネットに無料公開するのが問題で、・本当に子供達が見てくれるのか・子供がどんな受け止め方をするのかが一番大事だと思います。全国の図書館に寄贈では駄目だったのでしょうか」と反論。

■同日13時26分
 これを受け西野は、「フル尺のPVもありますよ。今は、そちらが主流です。図書館に寄贈するか、ネットに無料公開するか、それは僕が決めることです」と主張。

■同日13時34分
 明坂は、「ネット無料公開する事で・本当に子供達が見てくれるのか・子供がどんな受け止め方をするのかについてはどうお考えか教えて下さい」と再び西野に質問をぶつける。

■同日13時36分
 しかし、西野は「タダで提供できるものが良いもの程、作品の価値も、クリエイターに支払う対価も下げてしまう可能性がある」という明坂の過去のツイートに「あなたが今使っているTwitterは超有名な無料アプリですよ」と返信し、明坂の問いかけをスルー。

 さらに、「今回に限らず1作目から本の寄贈はできるところから、ずっと続けています。ただ先方の事情もありますし、寄贈の公表の義務はないと思うので、静かにやらせてください。気を悪くされたらすみません。お忙しい中、貴重なご意見ありがとうございました」と投稿。

■同日14時25分
 そして、西野は明坂からの問いかけの文章を改変しながら、「あなた、声優さんですよね?TVアニメは無料公開ですよ。僕はそれによってたくさんの人がアニメ文化に触れてるので素晴らしいと思います」と、時間を置いて質問に返答。

■同日15時頃
 その後、明坂からブログへの無断転載を指摘(ツイートは削除済)された西野は、「Twitterの文章の著作権と肖像権侵害の件に関してはよく分からないですが、気分を悪くされたのならスミマセン。削除して、「こういう事例があった」と書き直しておきます。いろいろご指摘いただきありがとうございます」と謝罪。

 これで事態は収束に向かうかと思いきや、翌日の21日には、「声優・明坂聡美の危うさ。」というタイトルでブログを更新し、明坂を名指しで批判した。

■1月23日22時頃
 西野は、「この度は色々とお騒がせして申し訳ございませんでした。文字面ではお互いに伝わっていない部分もあると思いますので、一度、膝を合わせてお話しませんか? 1月26日12時〜『アベマショーゴ(AbemaTV)』の生放送内でお話がしたいです。いかがでしょうか?」と、2日後に迫った番組への出演をTwitter上で急きょオファー。これに対する明坂からの返答はない(25日現在)。

 2人のこの論争には、“ヤマカン”ことアニメ監督の山本寛も参戦。21日に「西野くん。」というタイトルでブログを更新し、「彼の行動・活動に何ら異を唱えるものではないし、むしろ応援したい」とした上で、「タイトルからしてゲス。『明坂聡美って、ヤバいよね!?』と言わんばかりの、いやもう完全にそう言ってるか(笑)。年下の女性声優捕まえてピンポイントで。ゲスだね。」と、個人を攻撃するような西野のブログ内容に疑問を呈した。

 その他にも、“ホリエモン”こと堀江貴文や秋元康、評論家の東浩紀や宇野常寛、『ドリフターズ』(少年画報社)で知られる平野耕太、『地獄先生ぬ〜べ〜』(集英社)で知られる岡野剛といったマンガ家、作家で児童書出版を手がける「岩崎書房」の社長でもある岩崎夏海、声優の池澤春菜など、さまざまな著名人たちが、“無料公開”についてそれぞれ言及しており、賛否両論が巻き起こっている。

 しかし、無料公開の甲斐あってか『えんとつ町のプペル』はAmazonの売れ筋ランキングや、楽天ブックスのベストセラーランキングでは、「本」部門で1位を獲得。現在もAmazonでは3位に、楽天では2位にランクインしており(25日現在)、25万部突破の大ヒットを遂げた。

「ブラ読み 0円ライブラリー」「漫画ワン」など、近年は無料で作品を楽しむことができる電子書籍やマンガアプリが普及しており、“無料公開”自体は、めずらしいことではない。
今回の西野のように、コンテンツの無料公開で話題を作って有料の冊子の販売につなげる、というのはよくある手法だろう。

 しかし、絵本を無料公開したサイトが投稿者に広告収入が支払われるキュレーションメディアであることが判明すると、ネットでは批難の声や「炎上商法?」との声も上がっているが、24日に更新された西野のブログによれば、「デビューから数えて、かれこれ17年ほど燃え続けている信頼と実績の炎上芸人なので、今回も通常運転」だとか。そんな彼は、25日に「今回の炎上騒動を受けて、どうしても言っておきたいこと。」というタイトルでブログを更新している。気になる人はご一読あれ。

おたぽる

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