『東京タラレバ娘』にニッチェも共感「ガンバレ!と思う」

1月25日(水)11時0分 NEWSポストセブン

お笑いのニッチェも大ファンという『東京タラレバ娘』(公式HPより)

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 日本テレビ系で毎週水曜夜10時から放送中のドラマ『東京タラレバ娘』。原作は前クールで大ヒットとなった『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)と同じコミック誌『Kiss』(講談社)で連載されている東村アキコの漫画作品だ。2014年から連載が開始され、既に7巻まで単行本が発売され、売り上げは累計で290万部を突破した。


『東京タラレバ娘』には33才の脚本家の倫子、ネイリストの香、実家の居酒屋を手伝っている小雪たちが、恋や仕事や女子会に奔走する日常が描かれている。東京オリンピック開催の2020年までには幸せになっていたいと願うも、なかなか結婚につながる恋に出会えず、夜な夜な居酒屋でくだを巻いている3人。その居酒屋で出会った新進気鋭のモデルKEYからは、「酔って転んで男に抱えてもらうのは25才までだろ。30代は自分で立ち上がれ」と、いつも檄を飛ばされている。


「東村先生も書いていますが、この漫画は、結婚が幸せだといっているわけではないんですね。でも、結婚にしろ仕事にしろ出産にしろ、かつてのように、みんなが同じ道を進まなくてもよくなったからこそ、今の女性は “選択”できないのかもしれません」


 こう話すのは担当編集である講談社の助宗佑美さんだ。助宗さんも言う通り、倫子をはじめ3人娘はとにかく"選択"ができない。恋愛のエピソードはすべて仲良し3人娘で共有し、ずるずると流されてしまう。


「今日飲みたいと思ったら飲む! エステに行きたいと思ったら行ける! 自分の足さえ動かせばやりたいと思ったことができるのが、今のアラサー。欲張りにならざるをえないんです」(前出・助宗さん)


 お笑いコンビのニッチェも『東京タラレバ娘』の大ファンだという。


「数年前、女だけでお花見に行ったんです。そのとき全員彼氏がいなかったけど、チクショー! ふざけんなという気持ちで意気投合し、逆に面白くなってすごい盛り上がった思い出があります。先が見えなくても仲間がいっぱいいるんです」(ニッチェ・江上敬子)


 その後、江上は結婚。夫となる男性と知り合ったときには、相方の近藤くみこと共に、東村さんに恋の相談もしに行ったという。一方、近藤は独身だ。



「ここ何十年かで女性の自立がずいぶんと進みましたからね。誰かによりかかる必要がない。先輩たちも楽しそうだから、そんなに怖くないんですよね。私も世間の目に傷ついたりしてるけど、3人娘たちを見てると共感するとともに『ガンバレ!』って思います」


 ニッチェの2人は、それぞれが既婚、独身生活を選んで謳歌しているが、全部のおいしいところをまんべんなく求めると、「選べない」という現実に直面してしまう。


「今のアラサー世代は、少女漫画で育ち、上の世代の女子高生ブームで女の子の力強さを知りました。大人になって先輩主婦の読む雑誌を見たら、『女であり、妻でもあり、私でもある』とうたっていた。そういうちょっと上世代を見て、なんでも手に入れたいと思った部分はあるでしょうね。選択肢が多いからこそ、なんでも経験してみたいし、結局選べないという悩みもあるのではないでしょうか」(助宗さん)


『タラレバ娘』でも、ヒロインの倫子は年下のイケメンモデルのKEYに恋し、香も元カレでブレーク中のバンドマンの2番目の彼女になり、小雪も妻子のあるサラリーマンと不倫中だ。女子のエンタメに明るいライターの西森路代さんはこう話す。


「頑張り屋の女の子は、勉強でも仕事でも、ちょっと高い理想を掲げて、それを実現していくことが喜びになるタイプも多いはず。そうすると、結婚をしたいと言いながらも、平凡な恋愛では満足できず、つらくても恋をしている実感のある恋愛をしてしまうこともあるのでは」


 果たして30代独身の娘たちは悩んでいるのか、幸せなのか、『タラレバ娘』を見れば、少しは彼女たちの気持ちがわかるかもしれない。


「『タラレバ娘』を見れば、親世代が思っている以上に娘たちは考えているし、人生を楽しんでいるのがわかると思います。家で会話するときも、『あなたまだ結婚しないの?』より『あなた今何が楽しいの?』と質問をすると関係がスムーズになるかもしれません」(助宗さん)


※女性セブン2017年2月2日号

NEWSポストセブン

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